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反射的Banach空間の稠密な部分空間

関数解析の質問です。 Xを反射的Banach空間とします。反射的というのはXの第2共役空間X^(**)[Xの共役空間X^*の共役空間]が元のXと等長同型になるような空間のこと。このときXには稠密な部分空間は存在するのでしょうか?例をあげていただけると嬉しいです。 もともと「ノルム空間Xに対して、X^*が反射的ならXも反射的になる」という問題が出発点だったのですが、もし上の例があればこの反例を与えるように思うのです。XにはBanachという条件が必要なのではないか、と。

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回答No.1

ΩをR^nの可測集合とするとき,1<p<∞に対しL^p(Ω)は反射的Banach空間になります。C_0(Ω)はその稠密な部分空間になります。 これがなぜその問題の反例になるのですか?(逆に質問・・・)

adinat
質問者

お礼

お礼はこちらに書くのでした。どうもありがとうございます。

adinat
質問者

補足

了解しました、ありがとうございます。同様に数列空間l^pの部分空間(有限個をのぞいて0)でも稠密な部分空間になるのでした。 反例といっていたのは、X⊂Yがあって、Xが稠密にYに入っているならX^*=Y^*になるからです(証明はそれほど難しくないです)。ここでYが反射的ならY^*も反射的になるので、X^*も反射的になります。よってX^*=X^***です。ところがX^**=Y^**=Y(∵Yは反射的)だからX≠X^**となってXは反射的ではありません。 最初にいっていた問題はだから、「Xがバナッハ空間ならXが反射的であることと、X^*が反射的であることが同値」という問題なら正しいということになりました。

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