大衆国民風俗用語としての巨乳の歴史的変遷について
ちょっと眉をしかめるかたも多いかと思いますが、純然たる大衆国語の変遷という意味で知りたいのでこちらに投稿させていただきました。
新しい風俗やことばが生まれれるたびに毎回、道徳観が死んだ、国語が死んだ、と言われつづけていますが、長い人間の歴史の中で変化が起こらないほうが死んでいるのであって、国語が死んだ、と息巻いているおエライかたが古語を話さず現代口語をしゃべるさまは滑稽に思うんです。
そこで誠に汗顔至極な質問ではありますが、
「野田社長、巨乳ビジネス失脚」などと最近のお堅いニュースでも話題になりましたここ十数年の「巨乳」という単語は最初の頃はいやらしい印象やおどろおどろしい化け物のような印象でしたが、もう今はすっかり一般的な単語で花も恥らう女子生徒も平気で口にするようになった感じです。
巨乳という単語が登場する以前は、デカパイ、などと呼ばれていたのを覚えています。
デカパイ、の時代は80年代ごろでしたでしょうか。
その当時、ボインなどと口にすると、古くておやじくさい、いやらしい、といった嫌悪感を指摘されて、女子でも平気で「でかぱいちゃん」などとお茶目に口にして平気な時代でした。
私がはっきり覚えているのは、月亭可朝のボインの歌以降なのですが、この当時は、どこもかしこもボイン、だった記憶で、当時としてはわいせつ感を払拭した、折からのウーマンリブの台頭に合わせたかような健康感や女性の積極的な主張がこめられた単語だったように思います。
そこで、月亭可朝のボイン、以前の大衆単語として、大きなバストを指すことばの変遷が気になったのですが、どんな歴史的変遷がありましたでしょうか?
当時を知る年配の方や、歴史風俗に詳しいかた、どうかこのまじめに変な質問によろしくおつきあいいただけましたら幸いです。