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語句の用法について
死去した当時の年齢を言う時、例えば、 享年80歳と言うのが、普通だと考えていました。ところが、 NHKのアナウンサーあたりが、享年80で、歳を省いているようですが、その意図は何でしょうか。何故、歳は不要なのか? その適切な用法についてご教示下さい。
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先の回答の通り、基本的には「享年○○」となり、「歳」は必要ありません。 「享年」の「享」は「うける」という意味です。 「享年」を訓読すると「年を享(う)く」となります。これは、その人が「(天から)年(寿命)を受けた」ということです。 つまりその人が「天から何年(の寿命を)受けたか」を表わすのが「享年」なので、年齢とは別物になるのです。 ですから年齢を表わす「歳」を付ける必要は、本来ないのです。 ただ、手許の『広辞苑』第五版(CD-ROM版)の「享年」の項目には、用例として、 「――九十歳」「――四十有七」 と、「歳」を入れたものも載せています。 天下の『広辞苑』が「歳」を入れていますし、最近では下手をするとお坊さんまで「享年○○歳」と言っていることもありますから、すでにこの“誤用”が人口に膾炙しつつあるのかもしれません。 古い頭の持ち主の小生などからすると、「享年○○歳」は「頭痛が痛い」のようなキモチ悪い表現に見えるのですが……。
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- debukuro
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回答No.1
享80年:80年の命を与えられた 享年80歳は誤り 80歳は年齢 80年は年数 これを享年80といいます
質問者
お礼
ご教示有難うございました。 今後ともよろしくお願いします。
お礼
<その人が「天から何年(の寿命を)受けたか」を表わすのが「享年」なので、年齢とは別物になるのです> これで、納得しました。 懇切なご教示に、万事解決しました。有難うございました。