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日本の美意識について古典的なところから教えてください。
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- anshu
- ベストアンサー率50% (1/2)
日本固有の文化は、おおむね中世に確立したと思っています。 「美意識」すなわち美学的なキーワードでいえば以下のような概念が中世日本の古典的な「美意識」を代弁するものではないでしょうか。 1.(ものの)あはれ 2.数奇 3.わび 4.さび 5.幽玄 6.風狂 参考URLのHPに概説があります。
- 参考URL:
- http://nobunsha.jp/
- yanhua
- ベストアンサー率72% (508/701)
[日本の美意識]では焦点が定まりにくくちょっとばかり戸惑います。 異論があることと思いますが以下は個人の考えです。 紙幅も限られるので参考URLを、(2)と(3)が取り分け参考になると思います。 勉強された上で判断ください。 日本の美意識は自然との触れ合いに発した観念的、情念的、心的世界にあります。 固有の自然環境と生活習慣の中で個人の心身相まった感性の内に育まれてきたものです。 西欧の様な個別の物(作品)の装飾や対称性の華美端麗さを志向した美とは異なります。 西欧はそれらを芸術として体系化してきましたが、日本では清浄簡潔が至高の価値になってきました。 日本では体系化された西欧流の芸術ではなく、人の心に潜むものが形や行動に現れるのです。 作品ないし無形の成果物としてみれば、偉大な成果を遺した個人の業績が数多くあります。 しかし、日本人一般庶民の中に育ってきた自然に学び質素倹約の生活態度、簡潔の中にある美しさ に気付き我が物としてきたところに日本の美意識の原点があるものと考えます。 わびさび、非対象、隠された美しさ、曖昧さ、間、空間・余白 などなど 参考: (1)日本の美意識 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E5%AD%A6 (2)日本人の美意識 http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/L9/190626.htm (3)日本の八つの美 http://www.nextmaruni.com/concept/concept_3.html *ご質問の意図に外れていたらごめんなさい。
- 川原 文月(@bungetsu)
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こんにちは。 私は、自称「歴史作家」です。 >>日本の美意識について古典的なところから教えてください。 古代・・・人物や鳥、獣など、家族の安全や豊富に狩ができるようにとの願いが込められているのではないでしょうか。 「赤」を何よりも大切にした。 魏志倭人伝の頃・・・キトラ古墳や高松塚古墳のように、中国の影響などで「占い」や「神」や「仏」などの信仰文化。極彩色に発展。 奈良時代~平安時代・・・宮廷の人物や生活振りなどをを描いた「宮廷文化」。 金箔などを用い始める。 足利幕府頃・・・この頃から「人物画」を描き、現代の写真代わり。 戦国時代・・・「人物画」とともに、戦乱の様子。また、「山水画」など。 江戸時代・・・「英雄」や「人気者」「人気役者」など、現代の「プロマイド」のようなもの、そして、「風景画」など。狩野派が隆盛を極める。 この頃より、遠近描写の手法が次第に取り入れられる。 明治時代、大正時代・・・写真が出始めたので「人物画」は減少し、巷の「物めずらしい」描写。 また、商品を宣伝する「広告画」など。 昭和時代・・・「芸術は爆発だ!」・・・「抽象画」なども発展。 こうして見てくると、 太古の時代には「祈り」が込められており、やがて、「占い的」な画風へ。そして、人物描写へと移り、戦乱の時代では、いわゆる「戦争画」。 江戸時代の天下泰平の世になると、「自然」を描き、なおかつ、人物を「過大評価」したプロマイドへ。 明治以降は、「広告画」なども発展。そして、「抽象画」が評価されるようになった。 私は、このように考えています。