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微分公式について
すいません。 公式の証明についておしえて頂けないでしょうか? 助かります。 f(x),g(x)が微分可能なとき、次の各符号が成り立つ。 (1) (kd(x))'=kf'(x) (Kは定数) 証明はどのように導けるのでしょうか? (2) (f(x)±g(x))'=f'(x)±g'(x) (符号同順) 証明はどのように導けるのでしょうか? (3) (f(x)・g(x))'=f'(x)・g(x)+f(x)・g'(x) について、 (f(x)・g(x))'=lim {f(x+h)・g(x+h)-f(x)・g(x)}/h h→0 まではわかるのですが、このあとの lim {f(x+h-f(x)}g(x+h)+{g(x+h)-g(x)}f(x)/h はどのようにしてあらわれるのでしょうか? (4) (1/g(x))’=-(g(x))/{g(x)}^2 (ただしg(x)キ0) について (1/g(x))’= を計算して つぎのように表すには =lim 1/h{(1/g(x+h))-1/g(x)} h→0 にはどのようにしてでるのでしょうか? (5) (f(x)/g(x))'={f'(x)・g(x)-f(x)・g'(x)}/{g(x)}^2 は(3)と(4)より導けるそうですが、どのようにして導くのでしょうか? 親切なかたおねがいします。 たくさんあってごめんなさい
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- fushigichan
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aya402さん、こんにちは。 >(1) (kd(x))'=kf'(x) (Kは定数) 証明はどのように導けるのでしょうか? (kf(x))'=kf'(x)ですね。 定義に従って、微分していけばいいです。 分かりやすく、kf(x)=g(x)とおきましょう。 (kf(x))'=g'(x)=lim{g(x+h)-g(x)}/h h→0 =limkf(x+h)-kf(x)}/h h→0 =k*lim{f(x+h)-f(x)}/h h→0 =k*f'(x) kは定数ですから、hがいくら0に近づこうとも、それに影響されないのがミソです。 >(2) (f(x)±g(x))'=f'(x)±g'(x) (符号同順) (f(x)+g(x))'=f'(x)+g'(x)から考えましょう。 f(x)+g(x)=l(x)とおくと、 (f(x)+g(x))'=l'(x)=lim{l(x+h)-l(x)}/h h→0 =lim{f(x+h)+g(x+h)-f(x)-g(x)}/h h→0 =lim{f(x+h)-f(x)}/h+lim{g(x+h)-g(x)}/h h→0 h→0 =f'(x)+g'(x) (f(x)-g(x))'=f'(x)-g'(x)も同様に、 f(x)-g(x)=l(x)とおけば、証明できますよ。やってみてください。 >(3) (f(x)・g(x))'=f'(x)・g(x)+f(x)・g'(x) (f(x)・g(x))'=lim {f(x+h)・g(x+h)-f(x)・g(x)}/h h→0 まではわかるのですが なかなか、いいところまで気づいていると思います。 ちょっと工夫してみましょう。 (f(x)・g(x))'=lim {f(x+h)・g(x+h)-f(x)・g(x)}/h h→0 =lim{f(x+h)*g(x+h)-f(x)*g(x+h)+f(x)*g(x+h)-f(x)g(x)}/h h→0 =lim{f(x+h)*g(x+h)-f(x)*g(x+h)}/h+lim{f(x)*g(x+h)-f(x)g(x+h)}/h h→0 h→0 =g(x)f'(x)+f(x)g'(x) h→0としたときには、g(x+h)→g(x)であるから。 これで、 (f(x)g(x))'=f(x)g'(x)+f'(x)g(x)が証明できました。 >(4) (1/g(x))’=-(g(x))/{g(x)}^2 (ただしg(x)キ0) G(x)=1/g(x)と、おきましょう。 {1/g(x)}'=G'(x)ですから、これを定義に従って微分していきましょう。 G'(x)=lim{G(x+h)-G(x)}/h h→0 =lim{1/g(x+h)-1/g(x)}/h h→0 =lim{g(x)-g(x+h)/g(x)g(x+h)}/h h→0 -g'(x)/{g(x)}^2 これで証明されました。 >(5) (f(x)/g(x))'={f'(x)・g(x)-f(x)・g'(x)}/{g(x)}^2 (3)より、 f(x)/g(x)=f(x)*{1/g(x)}と考えてみましょう。 (f(x)/g(x))'=f'(x){1/g(x)}+f(x){1/g(x)}' ここで(4)より =f'(x){1/g(x)}+f(x){-g'(x)}/{g(x)}^2 分母を{g(x)}^2にそろえると、 ={f'(x)g(x)-f(x)g'(x)}/{g(x)}^2 となって、(5)が証明されました。 定義に従って、一つ一つ変形していけば、理解できると思います。 頑張ってください。
- ONEONE
- ベストアンサー率48% (279/575)
積の微分法(3) (f(x)・g(x))' =lim[h→0]{f(x+h)・g(x+h)-f(x)・g(x)}/h =lim[h→0]{f(x+h)・g(x+h)-f(x)g(x+h)+f(x)g(x+h)-f(x)・g(x)}/h (f(x)g(x+h)を引いて足した)・・・1 =lim[h→0]{f(x+h)-f(x)}g(x+h)/h + f(x)lim[h→0]{g(x+h)-g(x)}/h =f'(x)g(x)+f(x)g(x) 1の操作は微分できる形に持っていくためですね。 商の微分法(5)極限使う方法もある (f(x)/g(x))' ={f(x)・g(x)^(-1)}'(積の微分法) =f'(x)g(x)^(-1)-f(x)・{g'(x)・g(x)^(-2)} =f'(x)/g(x)^(-1) - f(x)g'(x)/g(x)^(-2) =f'(x)g(x)/g(x)^(-2) - f(x)g'(x)/g(x)^(-2) ={f'(x)g(x)-f(x)g'(x)}/g(x)^2 f(x)=1のとき(4) または(3)をつかってg(x)^-1でやるとか。 順番違ってはだめですかね?