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この英文時制が理解できません:手下A「ボス侵入者を発見しました。」ボス「They came much sooner than I had expected.」

こんにちは、いつもお世話になります。 タイトルの英文がどうして、過去完了形(had+pp)になのか分かりません。 背景:ガタゴト足音を立てて、敵ボスの場所にその手下が飛び込んできて、「ボス大変です。侵入者です。」と報告する、その場で(おそらく魔術師の)ボスが返答する "They came much sooner than I had expected.” (引用元:ファンタジー系のロールプレイングゲーム) They cameの部分はもう既に侵入者は「入った」(過去形)なのだから、分かりますが、ボスは「(今まで)予想していた」だから、I have expectedか、I expectedじゃないと間違っている気がするのですが僕の時制に関する理解が間違っているのでしょうか? それともこのボスは、魔法を使えるので、「過去のある時点まで)予想していたよりも」のニュアンスで、「(過去のある時点から現在までの間に)予見していた」のニュアンスなんでしょうか? また、この文は比較構文であって「時制の一致」とは無縁ですよね? 教えてください、よろしくお願い致します。

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回答No.6

過去のことは過去形で表わす,これは時制の一致と言っても同じですが,形式的に一致するという発想を脱却して,客観的に過去のことは過去形という発想に至ることをおすすめします。 >今感じている事なんだから過去形 というのはちょっと違います。 古文では引用符がないように,直接話法と間接話法の区別のない日本語では,時間を客観的にとらえて表現しないのとは異なっています。 He seemed to be sick. =It seemed that he was sick. のように,日本語は不定詞的とも言えます。 それと,今回の文でやっかいなのは,「たった今現れた」のであっても過去形になっているということです。 just や now は現在完了で用いられても,just now なら過去形 というのをご存じだと思います。 「たった今」でも just now というのは「少しの時間前」という具体的に過去を表す語句と同じなので過去形。 just は同じような意味でも具体的に過去の時点を表わさないので現在完了でも用いられる。 今回もたった今現れたわけですが,sooner「より早く」という表現により,いつ現れたのかが問題になるため,過去形になっています。 現在完了というのは「過去と現在」が結びついたもので,完了というのは「過去」に起こったことが現在に影響を及ぼしているわけですが,その「過去」の古さは問題ではありません。 ほんの数秒前のこともあれば,数か月前のこともあります。 逆に,ほんの数秒前でも,過去の一点が問題になる場合は過去形です。 今回,たった今現れたばかりなので,予想も,そのたった今までしていたわけですが,やはり「今までの予測」ではなく,「現れた過去までの予測」ということになります。

zatousan
質問者

お礼

大達人、再度の御回答ありがとうございます。疑問自体は、99.99%解決していたのですが、補足御回答で120%解決しました。また、本当に勉強になりました。 >日本語は不定詞的とも言えます。 拝読して、「確かに、確かに。」と思いました。 >今回,たった今現れたばかりなので,予想も,そのたった今までしていたわけですが,やはり「今までの予測」ではなく,「現れた過去までの予測」ということになります。 たった今現れたcameはすんなり理解できたんですが、たった今までしていた予測も過去完了になるという所まで理解が及びませんでした。 大過去にしろ、過去完了にしろ、もう完全に120%理解できました。 要は「たった今=過去」と言うことが分かっていなかったんだと気がつきました。 御詳しい御解説、本当にありがとうございます。

その他の回答 (5)

  • tknaka
  • ベストアンサー率45% (225/491)
回答No.5

#3さんの回答にある通り、「時制の一致」によって引きずられているだけですね。 He said that you were beautiful. などと言う英文も出てきますが、だからと言って、「今の君がきれいじゃない」ということではありません。

zatousan
質問者

お礼

大達人、御回答ありがとうございます。 もう2年以上前から時制はマスターしたつもりなんですが、、、本を読んでいると、いまだに難しい時制が出てきます。 それでも、今回は大達人の御回答を含め、御回答を拝読後は「こんな簡単な事だったのか!」と思えて良かったです。 いつも、ありがとうございます。

回答No.4

もちろん、今感じていることを発言しているわけですが、あくまでも came という過去に起きたことを話しています。 過去に起きたことは過去形で書く、という英語にとって非常に原則的なことです。 そして expect というのは、発言している今でなく、came「来た時」あるいは「来た時まで」の予測です。 予測は「来た」のよりも前だから大過去、あるいは「来た時までずっと」という継続の意味、によって had expected という過去完了形にすることもできますが、すでに回答されているように単に expected という過去形にすることも多いです。 これは、ある出来事が発生したシーンを一つの過去ととらえて、 そのシーンにおいて expected → came という流れは自動的に意識されています。 ここでは英語の順序が逆にはなっていますが、同じシーンとみなすことができ、発生順序と語の順序は問題にはなりません。 ある日のことを回想するのに、朝にしたこと、昼にしたこと、夜にしたこと、いちいち時間差を考えていてはきりがありません。 あくまでもその日は過去、それがすべてで、それを過去形で表す。一つ一つの順序は関係ない。 (もちろん、微妙な時間差が問題になる場合と、完了・経験・継続の意味を出したい場合は過去完了にするしかありません)

zatousan
質問者

お礼

大達人、御回答ありがとうございます。 兎に角今感じている事なんだから過去形か現在完了と思っていましたが、話者にしてみると予想したのは、侵入される前だったから、大過去と解釈すると、スッキリします。 時制なんて、とっくにマスターしていたつもりでいたのに、、悔しい、、。 改めて、御回答に御礼申し上げます。

回答No.3

おっと、私の勘違いです。 これは、報告を受けたボスの返答なのですね。 前言を撤回します。 質問者の方の言われるように、理論的には、have+過去分詞が正しいわけですが、この場合は、「惰性的時制の一致」と呼ばれるもので、主節が過去形であるために、than以下が形式的に時制の一致を起こしているもので、非論理的ではありますが、実際の英文ではよく見られるものです。

zatousan
質問者

お礼

再度の御回答ありがとうございます。 時制の一致って、やっやこしーものはややっこしーです。 間接話法の「時制の一致」は知っていましたが、比較構文でもするのでしたか! そういえば、比較構文も主節と従節の組み合わせですね。 本当に勉強になりましたありがとうございます。

回答No.2

直訳は、「予想していたよりずっと早く来た」です。 「予想」していた時点は、「来た」時点より以前なので、過去形より以前の時制(had+過去分詞)にしているわけです。 「来た」時点より後は、もはや「予想」は存在しないので、現在完了形にはなりません。 「時制の一致」の問題になります。 ただ、この場合、過去形で、than I expectedでもOKのようです。理論的には変ですが、文脈から先後関係が明らかだからです。 「予想していたより」=「than I ( had ) expected」という慣用句として覚えちゃってもいいかと。

zatousan
質問者

お礼

御回答ありがとうございます。 >「予想」していた時点は、「来た」時点より以前なので、 僕は、予想していた時点が「報告を聞くまで」かと思っていました。 >「来た」時点より後は、もはや「予想」は存在しないので、現在完了形にはなりません。 時々英語の時間の時点の概念がややっこしくて、、惑わされます。 自分基準じゃなくて、事実基準にして時点を考えるんですかね~? うう、、難しい。 もうちょっと、他の御回答を待ってみる事にします。 改めて、御回答ありがとうございます。

回答No.1

ボスは、手下に言われるまでもなく「来るのは知っていた」のです。 ボスに言わせれば「やっと来たか」って感じで「予見そのものは過去に完了している」のです。 過去完了形にする事により「ボスは侵入者が来るのを事前に予見可能な凄い魔術師なのだ」と言うニュアンスを持たせる事が出来ます。

zatousan
質問者

お礼

御回答ありがとうございます。 もうちょっと、詳しく御解説していただかないと、よく分かりませんでした。

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