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芥川龍之介とヴァージニア・ウルフの文体が似てるかも?
- 芥川龍之介とヴァージニア・ウルフの文体が似ているのか、比較してみた結果、驚くほどの共通点が見つかった。
- 芥川龍之介の作品で感動した一文に匹敵するエピソードを、ヴァージニア・ウルフの原書で見つけた。
- 短編が多い芥川龍之介と同様に、ヴァージニア・ウルフも精巧な一文によって場面を明確に描写している。
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逆ではないでしょうか? 私は英語が得意でも、ヴァージニア・ウルフとかの原書を読んだことも、芥川の英訳本を読んだことも・・・いずれも無いですが、たまたま過去に読んだA・ビアスの「月明かりの道」(The Moonlit Road)という短編が芥川の「藪の中」とそっくりなのです。後で分かったのですがどうも芥川が参考にして(パクッて?)類似の物語に仕立てたとか。 (これは後に映画「羅生門」のストーリーとして使われました) つまり、芥川という人は英米文学を読み漁り(その多くを日本にはじめて紹介した功績もありますが)、文体やニュアンスを巧みに自身の作品に取り入れていると思われます。
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No2です。 別に怒ってないですよ。 でも、芥川の小説の長さとウルフの小説の長さを比べて、同じ短編と認識するのって、変だと思いませんか? 一応の目安として、短編は50ページくらいまで、中篇が100ページくらいまで、長編が100ページ以上でしょう。 たとえば、日本の文学賞で短編というと、400字原稿用紙50枚くらいまでで、これは洋書の20ページくらいです。 今の洋書が長いのは、アメリカのブック市場でそういうのが好まれているからです。20世紀アメリカ文学の「ライ麦畑でつかまえて」、「ティファニーで朝食を」、「グレート・ギャツビー」を短編と言ったら、笑われるでしょう。
お礼
こんにちは、 >別に怒ってないですよ。 そういう喋り方する方なんですね? 今回も、怒ってる? としか思えません。 >笑われるでしょう。 とか。 色々と参考になりました、ありがとうございます。
ヴァージニア・ウルフの作品は長編が多いです。少なくとも代表作はすべて長編。 また、ウルフは描出話法と呼ばれる、表向きは三人称だけど心は一人称という文体を用いて書いていますが、これは英語だからできることで、日本語ではできません。 場面が映像として明確に浮かび上がる作家はほかにいくらでもいます。
お礼
こんにちは、 >ヴァージニア・ウルフの作品は長編が多いです。少なくとも代表作はすべて長編。 ウィキペティアに載っている代表作、『ダロウェイ夫人』、『灯台へ』、『波』は、どれも短いですよね? 普通のペーパーバックは、450~500ページなのに対して、『ダロウェイ夫人』213ページ、『灯台へ』285ページです。 現代の洋書に比べたら、半分以下のページ数です。 それでも、あんまり明確な短編と長編の区別はどうなるのか知りませんが。 >これは英語だからできることで、日本語ではできません。 そうだったんですか? >場面が映像として明確に浮かび上がる作家はほかにいくらでもいます。 う~ん、かなり御怒りのご様子。 気分を沈めてください。 ありがとうございました。
お礼
御回答ありがとうございます。 寡聞にして、A・ビアス氏の作品には一度もお目にかかった事がありませんでした。 かなり、興味があるので、一度読んでみようと思います。 それにしても、芥川並みの文章を書く作家が英語圏にいるなら、こりゃ英語の勉強がますます楽しくなります。 改めて、御回答に御礼申し上げます。