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「寧ぞ」について 

「寧ぞ」と書いて、「なんぞ」もしくは「いずくんぞ」と読ませる二通りの読み方があると思います。辞書で見ると、どちらも反語となっていますが、厳密にはどのような違いがあるのでしょうか。 「いずくんぞ」と読ませた場合にも、「焉ぞ・安ぞ」と書く場合(通常はこちらの用例の方が多いと思いますが)がありますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか? ご存知の方、いらっしゃいましたら宜しくお願いします。

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  • bakansky
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回答No.2

「いずくんぞ ・・・ や」というパターンは雄壮な感じがする、という程度のもので、文意に違いはないと思います(でも、特に乎で終っていると、そいういう読み方がふさわしいような気がしてしまうのも確かです)。 「いずくんぞ」にせよ「なんぞ」にせよ、現代語では普通には用いられない用語です(「なんぞ」は関西弁で「何か」という意味で用いられることはありますけれども)。 仮名でさえ、古文を読むのにさいして昔の発音を用いて読むことは稀ではないでしょうか(古典芸能の場合は別ですが、そもそも万葉時代の発音で万葉集を読まなければならないとしたら、ずいぶんと窮屈です)。 読んで理解ができるということの便のためのものである以上、この2つに関してに限るにしても、どちらがどうという違いはないと思います。 「子曰・・・」を「し、のたまはく ・・・」と読む人あり、「し、いはく ・・・」と読む人あり、あるいは「しのいふには ・・・」と読む人がいても、文意を損なわなければ、許容範囲であろうかと思われます。 結局、No.1 の回答者の方のご意見と同じです。

その他の回答 (1)

noname#111034
noname#111034
回答No.1

漢文の先生からは叱られるような,無責任な回答です。 >「寧ぞ」と書いて、「なんぞ」もしくは「いずくんぞ」と読ませる二通りの読み方があると思います。 それは,日本人が外国語を勝手に訓読みするという,国際的には想像を絶する奇妙な作法をしてきたことに発しているのではないですか。どっちでもいいでしょう。現代中国音は「ニン」ただ1つです(現代中国人が反語として読むかどうかは,ぼくは知りません)。 第2の質問にも,これで答えていると思います。