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improveについて
ある辞書に用例として載っているものですが、 improved picture sharpness. を、「写真がグンと鮮明になること」と和訳してあります。 この用例は、improveを動詞として用いる場合の用例です。 質問は、(1)なぜ過去形になっているのか、(2)sharpnessではなくsharplyとするのが適切ではないか、(3)和訳「・・・なること」という説明はそもそも正しい。 以上、よろしくお願いします。
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「S+V+O」という文法事項は分かる、という前提で記します。 improved picture sharpness は、2通りの使い方があります。 (1)Our new circuit improved picture sharpnes. S=Our new circuit V=improved (improve の過去形) O=sharpness (抽象名詞だから、 a は不要) 訳:我々の新回路は鮮明さを改善した。 (2)We gained improved picture sharpness by our new circuit. (improved picture sharpness 全体が名詞句で、 ここでは目的語) あるいは、 Improved picture sharpness is gained by our new circuit. (improved picture sharpness 全体が名詞句で、 ここでは主語) この場合は、 improved は、 improveの過去分子形で、 意味的には受身であり(=「改善された」)、 sharpness にかかる形容詞として働く。 原則として、すべての他動詞(S+V+Oの形をとる動詞)は、過去分詞を用いて、受身になり、受身になる場合は、形容詞として働く。この場合、辞書に「形容詞」とのっているとは限らず、受身の例文の中にごく当たり前に出てくることがある。
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- d-y
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#1です。 自分ではうまく説明できないので、リンクを張ります。 http://www.eibunpou.net/08/chapter19/19_1.html
- jayoosan
- ベストアンサー率28% (929/3259)
picture sharpnessは、画像や写真の鮮明度をあらわす一連の名詞としてここで用いられています。 improved picture sharpness で、そのまま英文として聞き手に飛び込んでくる感覚としては、「写真の鮮明性を改善(した)」ということです。 そして「改善された写真の鮮明性」という、形容表現(形容詞+名詞)でもあります。 A(1) 工業品、規格品、製品などの品質・規格・改善に関する記述を表すとき、このように文章というよりも、日本語でいう体言止め、名詞止め(~です。ます。で終わらず、名詞もしくは名詞句でおわる文)であらわします。工業品レポートなどに、この表現をよくみかけます。日本語でいうと、 「写真の鮮明性を改善」(意味としては「改善した」) 「改善された写真の鮮明性」 その辞書の日本語訳が、そういった工業界的ないいまわしを知らず・もしくはとらわれずに、「写真がグンと鮮明になること」と訳したのだと思います。 これは A.(3) 正しいかどうかというよりも、辞書を購入する不特定多数の消費者・購入者を考えると、平易な日本語に置き換えたと感じられます。 和訳の正当性を問うている質問でしたら、その道の人にゆずりますが、これがその辞書の品質であり解釈であるだけで、意味および状況としては、improved →改善がおこわなれた→結果として、鮮明になった ことを述べているので、あまり問題視しなくていいと思います。 A(2) sharplyを使いたい場合、なにをsharplyにimproveしたかを述べていないと、sharplyをもってこれません。 We improved picture sharply. とは、この業界(画像を扱う)にいる私としてはちょっとおかしく聞こえます。 もちろん画像をシャープにしたという意味で、日本語でも英語でも推測ではわかります。 ただ、改善した点があるとして、画像の何をsharply改善したかが明示されていません。 We improved picture blur phenomenon. (画像のぼやけ現象を改善した) We made the picture sharp. (画像をシャープにした) とはいえます。 sharplyをimproveと使う場合は、何をシャープに改善したか記述がほしくなる文です。たとえば We improved service efficiency sharply. (作業効率をはっきりと改善した)
補足
A(1)の「体言止め」という表現で、仰ることの意味がわかります。私のように「S+V+O」とかなんとか頭の中でこねくり回していると、質問のような疑問にぶち当たるのです。 仰る趣旨はよくわかりました。だからといって同様の表現を的確に和訳できたり英作文ができたりするかというと全く自信がありませんが・・・。 これをWORD(Microsoftのソフトウェア)で書けば、緑色のギザギザのアンダーライン(文法の誤りetc)となり、本家のアメリカ人からお墨付きを得られません。 よって、私自身がこういう英文を考えたとしてもWORD上でダメとなるのでたぶん使わないでしょう。 A(2)の趣旨もわかります。日本語でも同じですね。「シャープに改善しました」という広告を出しているようなものですからね。「50cmの物体を識別できるシャープさに改善しました」とこなければならないということですね。 有難うございました。
- d-y
- ベストアンサー率46% (1528/3312)
(1)improvedは、過去分詞を形容詞として使っている (2)sharpnessは「鮮明さ」という意味です。これで正しいと思います。 (3)「改善された写真の鮮明さ=写真がグンと鮮明になること」で、問題ないと思います。
補足
私は中学英語程度の知識しかありませんのでそれを念頭においてご回答ください。 かねてから「動詞の過去形」と「動詞の過去形が形容詞」のものがあることは知っていましたが、「edを付ければすべて形容詞になるものではない」ことに判然としないで来ました。 たまたま今回の質問のご回答に、「過去分詞を形容詞として使っている」という表現があり、正直ギョッとしたところです。本題の質問とは違いますが、もしご説明いただけるのでしたらご教授ください。 例えば「protect」という動詞は、過去・過去分詞はprotectedですが、別に形容詞として「protected」(保護された)があります。でもこれはきちんと動詞と形容詞の違いのけじめが付いている(辞書に載っている)のです。 一方、improveの過去・過去形はimprovedですが、別に形容詞としての単語が辞書に載っているわけではありません。 辞書に載っていないのは、重要な順番で掲載していくということを考えれば、載っていなくても実際には使われているかもしれません。そういう意味で、「edを付けると形容詞として使える」ものかもしれません。表現を変えれば「動詞の原形+ed=形容詞」とみなせるものなのでしょうか? 私が仮にアメリカ人として生まれたとして、edを付ければ形容詞になることを知れば簡単ですが、そうでなければケースバイケースによるので覚えていかなければなりません。そんなことは誰しも面倒と考えます。すると必然的にedを付けて形容詞的に使ってしまっても、聞く人は理解してくれるかもしれないと考えます。ことばはそうして進化する側面があるので、意外と「動詞の原形+ed=形容詞」は日常的に使われているのではないでしょうか?
お礼
風邪を引いていたのが悪化して御礼が遅れてしまい、申し訳ございません。よく、本題とは逸れた質問を見逃さずご回答くださり、感謝申し上げます。 『原則として、すべての他動詞(S+V+Oの形をとる動詞)は、過去分詞を用いて、受身になり、受身になる場合は、形容詞として働く。この場合、辞書に「形容詞」とのっているとは限らず、受身の例文の中にごく当たり前に出てくることがある。』 これを読んで、いままでの疑問が氷解するような気がしました。 最初の質問を発した根源的動機はこのことに対する知識がなかったことで、知識がないが故に質問の形を変えていたと言うのは、最初にご回答くださった方には言い訳がましく映るかもしれません。No1、No2の方に誤解を生じさせたとしたらお許しください。この欄を借りてお詫びを申し上げると共に、厚くお礼を申し上げます。