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正岡子規「くれないの二尺のびたるばらの芽の~」の情景はいつ頃を指していますか。
正岡子規「くれないの二尺のびたるばらの芽の針やわらかに春雨の降る」の情景はいつ頃を指していますか。 季語で見ると春雨で春、しかしバラの季語は夏でまだ芽であるため、春雨は梅雨を表し6月中頃ではと思いますがどうでしょうか。
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これは、まさに「芽」でしょう。 木々の芽吹くときです。病床にある子規がバラの新芽の生命力の強さに憧れた歌だと思います。 まさに「春雨」早ければ2月、あるいは3月の歌だと思うのが妥当です。 「くれないの」というのは、バラの花ではなく、芽吹くときの先が赤くなることを指しています。或いは、子規自身が吐血したのかもしれません。 いろいろと想像力をたくましくすることが、詩歌の鑑賞には必要でしょう。