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因子分析と天井効果
すみませんが、どうか教えていただけないでしょうか。 因子分析をする前に、天井効果や床効果をチェックするよう本に書いてありました。これは必ずしなければいけないのでしょうか。逆にしてはいけない場合があるのでしょうか。 よろしくお願いします。
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No.1の方のご回答とは少し異なる見解です。 因子分析に限らず、データを分析する前には、必ず基礎統計や、データの分布(度数分布表や、ヒストグラム)の検討をすることが望ましいでしょう。 そして、天井効果や床効果は、データの歪みがあることを意味しますので、 因子分析を実施する前に確認した上で、それらが認められた項目は、因子分析の対象から外す方がよいと考えます。 参考文献:田中敏(2006):実践心理データ解析改訂版,新曜社,pp.172~173.
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回答No.1
必ずしなければならないということはないでしょう。ただ、心理学において因子分析を適用するのは、もっぱら質問紙の解析においてでしょう。そうなると、5件法なんかで回答を求めると明らかにどちらか一方に回答が偏ることも考えられます。 要するに天井効果や床効果を確かめなさいというのは、回答の分布に明らかな偏りが無いかを確かめるということで、これはグラフで表現して、それを見て主観で判断すればよいことだと思います(私は)。
質問者
補足
すぐのご回答をどうもありがとうございました。大変ありがたかったです。 因子分析をするにあたっては、回答の分布の偏りがないかを確かめることは必要。その方法として、グラフで表現することでOK。しかし、それをしないのなら、天井・床効果で確認をとることが必要と解釈させていただきました。(もし誤りがあるようでしたらご教示いただけると幸いです)
お礼
どうもありがとうございました。文献までご提示いただき感謝しております。 実は、男性と女性にある調査をしましたところ、天井効果がみられた質問が女性側にいくつかありました。その質問はとても重要な質問だと思っていたので、因子分析の対象に加えることができず、残念に思っていました。いっそ天井効果チェック結果を無視しようかとも思いましたが、今回のことでやはり因子分析の対象から外そうと思います。 質問を作る際は、聞き方に工夫がいるということも痛感しました。 本当にありがとうございました。