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底が-の数字の指数関数は高校では扱わないのですか?
よろしくお願いいたします。 対数関数での真数条件、底の条件を考えてみました。 真数は指数関数はすべてY軸よりプラスだからだな 底が1だと指数関数にならないから定義しないのだな までフムフムと思っていたのですが 底の条件の底が0以上とところで、、-の底はなかったっけ? と考えてしまいました。 数列などでは-の底の指数関数を目にします。なぜ、この場合-の底を定義しないと なるのでしょうか? ご教授ください
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底がa、真数がxの対数をlog[a](x)と書くと、 y = log[a](x) は a^y = x と同値。 言い換えれば、 y = log[a](x) を計算することは、 a^y = x となるyを探すことと同じ。 ここでa^yという関数を考えると、この関数はa>0ならば-∞<y<∞で実数の値を取る。 もっと言えば-∞<y<∞で連続な1対1関数で、値域は(0,∞)となる。 だからx>0なるxを具体的に一つ指定すれば、a^yの連続性からa^y=xとなるようなyがどこかに存在するだろうと云うことが感覚的にもわかる。 そのようなyが存在することがわかれば、yをlog[a](x)と書くことにして、無事、log[a](x)という関数が定義できる。 底がマイナスの場合を考えるためには、同様の議論をa<0のときについてすることになる。 まずa^yという関数を考えると、この関数はa<0のとき、少なくともyが整数ならば実数の値を取るが、それ以外の場合には実数の値を取るとは限らない。 例えばa=-1,y=1/2のときには a^y = (-1)^(1/2) = √(-1) となってこのような数は実数の範囲では存在しない。 このようにa<0でa^yを考えると、この関数はyの値によって実数だったり実数では存在しなかったりするから、実関数としては連続関数ではない。 もちろんa^yを複素関数と見れば関数を定義することが出来るが、一般にa<0のときa^yは無限に多くの値を取る無限多価関数になる。 さて、結局a<0のときa^yという関数を実数の範囲だけで考えることは難しく、x>0なるxを具体的に与えられても、a^y=xとなるようなyが実数の範囲に存在するとは限らない。 このことはa^yが連続関数ではないことからも感覚的にわかると思う。 言い換えると、a<0のときx>0に対して、a^y=xなるyは普通は複素数だ。 a^y=xなるyをlog[a](x)と書くのだから、a<0のときlog[a](x)は普通は複素数になる。 このような議論から、対数関数log[a](x)を実数の範囲で考えている限り、aもxも正数でなければ話が出来ないと云うことになる。 もちろん実数だけでなくて複素数の範囲まで考えるのなら、z,w,aを複素数として複素対数関数 w = log[a](z) を考えることは出来る。 この関数は複素指数関数 a^w = z の逆関数として定義できて、そのときaは負の実数であっても構わない。 ただし、先ほども書いたように、そのような複素対数関数log[a](z)は、普通、一つのzに対して無限に多くの値を取る無限多価関数になる。
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- info22
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対数の定義が可能か、ということから 対数の底aの条件は a>0 かつ a≠1 ということは高校のどの教科書にも書かれています。 対数の底を[a]で表すと y=log[a]x … (1) これをxについて解くと x=a^y … (2) ですね。 この式でxとyを入れ替えた y=a^x … (3) は(1)の逆関数に当たりますが、 逆関数の条件が成り立っていなければ逆関数といえません。 ●実数xの定義領域の全てのxについて(1)および(3)のyが定義されること。 ●実数xの定義領域で(1)および(2)が一価関数であること。 この観点からa<0の場合を検証して見るといいでしょう。 (3)についてa=-5としてみると y=(-5)^x={(-1)^x}(5^x) (5^x)は実数xに対して定義されますが (-1)^xは実数の範囲では、xが整数のときのみ定義され「+1または-1」 のいずれかの値をとります。 したがって、y=(-5)^xは実数の範囲で考えると xが整数でない場合は定義できません。 このことから-5を負の実数a(<0)の時についても 実数の範囲で考える場合はxが整数以外では(3)が定義されないことが 容易に類推できるでしょう。 このことから (1)を(3)の逆関数と仮定した場合、a<0に対して、xの定義域が実数領域で まともに定義できません。(1)でyが整数の場合以外は定義できませんので x=a^y (yは整数のみ) a<0では(1)がx=a^n(nは整数)の時のみしかyが存在せず、その他の実数xでは(1)のyが定義できません。 こういうことから y=log[a]x はa<0の場合は実数x(>0)に対して a>0(a≠0)の場合のように連続関数として定義できません。 したがって(1)の底の条件として a<0の範囲を除外している のでしょうね。
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ご回答ありがとうございます 実数の範囲を超えることをお蔭様で 今気づきました。 とても助かりました
- KI401
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お礼
ご回答ありがとうございました。 すでにあったんですね
お礼
ご回答ありがとうございます。 実数でない部分がでる事をいま気づきました とても助かりました、質問してよかったです。 ありがとうございました