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打消し形

「ちょっと考え過ぎ!」 この打消し形は「考えな過ぎ」で合ってますか? それとも「考えなさ過ぎ」と言う方が正しいのでしょうか?

みんなの回答

  • Milancom
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回答No.2

国語辞典によると、「~過ぎる」は、動詞の連用形、形容詞・形容動詞の語幹につけて「程度や限度を超える」意味を表すようです(大辞林)。「考える」は動詞なので、連用形の「考え」に「過ぎる」を続けて、「考えすぎる」となると考えるのでしょう。では、「考えない」に「過ぎる」をつけるときはどうすればよいのでしょうか。 国語辞典の説明を素直に読めば、「過ぎる」は動詞と形容詞・形容動詞につくわけですから、「考えない」がそのいづれかであればよいことになるのでしょう。 同じく大辞林によると、「ない」は、動詞の未然形(「考える」は「考え」)につけて、打ち消しを表す助動詞とあります。すなわち、「考えない」は、動詞+助動詞ですから、大辞林では、そのあとに「過ぎる」を続けることを想定していないことになるようです。 もちろん、辞書が想定していないからといって、現実に正しい表現として一般に使用されていないと決めるわけにはまいりません。悩ましいところです。 「考えない」を動詞と同様に扱うならば、連用形「考えなく」に過ぎるをつけて「考えなく過ぎる」となりますが、なんだかぴんとこないですねえ。では、形容詞か形容動詞と同じように語幹「考えな」につけると「考えな過ぎる」となり、少し落ち着きます。もし日本語の文法に、「動詞+助動詞は、形容詞か形容動詞と同様に扱う」というルールがあれば、文法的にも落ち着きそうです。 では、「考えなさ過ぎる」というのはどこからきたのでしょうか。これも耳にする表現のようです。ここからは、全く想像なのですが、「名詞+過ぎる」と勘違いされたというのではないでしょうか。たとえば、「やせ過ぎ」は、辞書に従うと、「やせ(動詞「やせる」の連用形)+過ぎる」からできたと説明できますが、「やせ(名詞)+過ぎ」とみえないわけでもありません。「…さ」は名詞を作ることばですから、「…さ過ぎ」という表現がなんだかしっくりくるのではないでしょうか。 文法というのは、現実に使われている表現を体系的に説明しようとする後付けの理屈ですから、現実の用例になかなかついてこれないのかも、などと文法に無知な私は勝手に納得したりしています。これは、ぜひ他の方々の賢明なるご意見を伺いたいものです。楽しみです。

noname#84760
質問者

お礼

どうもありがとうございました。

  • Milancom
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回答No.1

「~(が)過ぎ(ている)」の反対は、「~(が)足りない/不足」ではないでしょうか。「ちょっと考え不足」または「ちょっと考えが足りない」が自然な日本語のように感じます。えっ、でも文法的に否定形にしたいですか、どうしても。

noname#84760
質問者

お礼

> でも文法的に否定形にしたいですか、どうしても。 したい、したくないという話ではなく、文法的にどうなのかという質問です。学問 > 国語 ですから。

noname#84760
質問者

補足

少し説明の足りが足りなかったようですみません。 「足りな過ぎ」と「足りなさ過ぎ」はどちらが正しいのでしょうか?

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