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打消の打消?
今、古文の沙石集を勉強の一環として読み進めているのですが、 その中でこのような文がありました。 原文:仏法もその心を得ずして詞にしたがふ時は、あやまりあることこれに違はざるをや。 訳:仏法もその真意を理解しないで言葉だけにしたがう時は、失敗すること、これに違わないことはない。 この文で僕が疑問に思うのは、何故、文末の"違わざるをや"で"違わないことはない"という意味になるのかということです。 まず自分で調べてみたところ、文末にある"をや"は疑問で"~だろうか"という意味がありましたが、訳にそぐわず逆に混乱してしまいました。 誰か古文の得意な方がおられましたら、教えてください。宜しくお願い致します。
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- kzsIV
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回答No.2
原文を普通に構文分析すれば、 R=「仏法もその心を得ずして詞にしたがふ時は、あやまりあり」 Q=「Rなること」、「これ」に [違はず」 P=「Qなること」 仏法もその心を得ずして詞にしたがふ時は、あやまりあることこれに違はざる(こと)をや。 =Rなることこれに違はざる(こと)をや。 =Qなる(こと)をや。 =Pをや。 =Pをや(言はむ)。Pを(いかにせむ)や。 となり、「これ」が何を指すか、あるいは何も指さない(虚辞な)のか、これだけでは分りかねます。引かれた原文の直前にはどのような文があるのでしょうか。
- fudemaru
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回答No.1
「~や」で文章を終えることによる反語の表現ではないでしょうか? 反語であれば本来は 「~だろうか、(いや決して~ではない)。」 と疑問の後に否定の意味を含ませる表現であったと思いますが、 それを意訳してはじめから 「~ではない」 と否定の訳文をつけているのではないかと思います。