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【ロシア語】увидеть(など)の目的語に、対格か、前置詞+前置格を取るパターンの違いについて
1.Однажды вечером, я увидел на жене новое платье. (あるとき、晩に、私は妻が新しいドレスを着ているのを見つけた。) 2.Но когда я увидел новую книгу, я все-таки купил её. (しかし、新しい本を見つけると、私はやはりそれを買ってしまった。) --- 上記の文章が参考書にありました。 両方とも動詞にувидетьの使われている文章がありますが、目的語が対格(новую книгу)か、前置詞+前置格(на жене)かの2パターンがあります。 どういった場合に、このパターンは使い分けられるのでしょうか? 似たような単語のсмотретьに、 Смотрите на улице.「通りを見なさい」や、Я смотрела балет.といった使い方が書籍の中で散見されましたので、文章的に、1の文は「私」が「妻」を、2の文では「私」が「新しい本」を見つけておりますが、対象が人物か・物か…という違いではなさそうだと感じています。 また、妻がドレスを…という、「~が」という使いかただから、というのも上の使い方から、違うと判断できます。 考えられることといえば、 「新しい本」は主語から近くあり、「妻」は、離れた位置に居る違い…でしょうか。 でも、文章から察することは難しいです。 明確な使い分けがどうしても解らないため、何かヒントをいただけると幸いです。
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видетьの目的格はкого,чтоですよね。 наを付けたとき「на+対格」で「~の方」を見る。という意味になります。手元にあるものはнаを付けず、方向性を示すような遠くにあるものはнаをつけます。あなたの推測通りです。 しかし前置格ではありません。対格です。対格なんです。 「しかしこの文は前置格だろう」というかもしれませんがこれは「手段・道具」の「на」なんです。 よく「汽車で(汽車によって)」行く。というような表現は поиздом という造格で表現しますが、他に на поизде という前置格を付けることによって「汽車で」という表現を表すことができます。(細かいスペルは気にしない) この「на жене」の場合も「妻によって新しい服を着られている」つまり「妻が新しい服を着ている」ということになるんです。 「на улице」に関しては慣用表現なので覚えておいてください。 これは「通り」という意味より「外」という意味合いが強いです。 「Смотрите на улице」は家の中の窓から「外を見てごらん」というような感じで訳します。(もちろん通りを見ろ、という意味もある) つまり前置格をとるのではないんです。たまたま前置格がきたんです。 さっき言ったように普通は「на+対格」なんです。(普通は何も付けない) ここはとても難しいと思います。あなたが「ベギラマ」を使えるレベルでなければ飛ばしてくれても結構です。
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最初の文で на женеは目的語ではありません。目的語はновое платьеです。на женеは新しいドレスを どこに見たのかを示しています。 наは英語のonに当たる前置詞で 妻がドレスを着ていることを示しています。 英語だと この文は “One day in the evening I saw a new dress on my wife.” となります。 ただ、ロシア語の場合は 英語と違って前置詞+名詞を目的語の前に持ってきて、目的語よりも動詞にかかるようにすることができます。
お礼
ご解答有難うございました! ネット接続の関係で、お礼が遅くなってしまって申し訳ありませんでした。 「новое платье」の方が目的語だったのですね。 人が補語(?)的な使い方になる方法はなじみがなかったので、混乱しておりましたが、すっきり致しました。 英語の前置詞の理解が私は曖昧ですが、イメージできそうです。 ロシア語の目的語の使い方を丁寧に理解してゆきたいと思います。
お礼
ご解答有難うございました! ご丁寧な説明を有難うございます。 何度か読み返させて頂きましたが、本当に難しいですね。 「на+対格」が基本で、前置格が来るのは一定の時のみということでしょうか? 服を着るのと、汽車を交通手段として使うのに共通点を見出すのは難しいですので、テキストの文章をまんま暗記して、前置格の来る文章を丸暗記するほうが使い分けしやすいでしょうかね…。 ロシア語の前置詞と名詞の格の組み合わせは固定の意味が薄いような印象ですので、頑張って覚えたいと思います。 べギラマにはまだ程遠いようです…。