前置詞の後に形容詞がくるかどうかについては
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3548794.html
で回答しています。
1 regard A as B「A を B とみなす」のような as は前置詞とされますが,
B は補語のようなものであり,名詞の他,形容詞がきます。
これとよく似たケースが
take O for granted「O を当然のことと思う」も
for の後に形容詞(過去分詞)がきています。
同様に,give up ~ for lost「~をなくなったものとあきらめる」
2 in general, of late, in short, in vain のような慣用句は日本の辞書では
general, late などを例外的にこの句の場合のみ名詞と扱っていますが,
英英辞典ではそのまま形容詞とみなしています。
3 from bad to worse のように相関的に用いる場合
これらはいずれも形容詞が名詞化したと考えることもできれば,
前置詞の後に形容詞がくると柔軟にみることもできます。
前置詞の後に副詞がくる例としては
from there
from abroad
など主に from の後にくるものです。
このような there を名詞と見ることも可能ですが,
実は大昔は「そこへ」を表す副詞と,「そこから」を表す別の副詞があったのですが,「そこから」がなくなったため,
「そこから」の意味を出すためには前置詞 from の力を借りざるを得ないのです。
したがって,there で「そこ」という名詞のようなものと考えるのでなく,あくまでも there は副詞と考えて,「そこへ」という there の前に from を置くことにより,「そこから」という意味に変えていると理解すべきものだと思います。
基本的には前置詞の後は「名詞」「代名詞」「名詞に相当する語句(まれに節)」ということでいいと思います。
その上で,上で述べたような場合もあるのだと知っておけばいいです。
お礼
どうも有難う御座います。なんとなく感じていた物が、確認出来た感じです。自分は受験英語でやみくもにイディオムとか覚えさせられた口なので・・・暗記から入る語学学習法もアリだとは思います。でも自分には、基本からどの様に派生して来たのかが分かった方が応用もきく気がするのです。お手数をおかけします。日本語の書物でこの様な事を解説してある物を大書店の立読み程度では発見出来ませんでした。インターネットの凄い部分ですね。いい方向に利用出来ると思わぬ発見があります。良心的な回答にはひたすら感謝いたします。