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他動詞の目的語と前置詞の目的語の違い
I bought a book yesterday.という文があった場合、 私はS 買ったV 1冊の本をO 昨日M のように、買ったという他動詞の目的語として、何を?という目的語が来るという意味はわかるんですが、 I went to the office.自動詞等の場合、英語の参考書等では to前置詞の目的語のthe office等という説明がされていますが toの目的語という表現がいまいち理解できません。 目的語を取るのは、他動詞などの 動詞 が目的語をとるものではないんでしょうか? せめて、went toの目的語等という表現をなぜしないのでしょうか?
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ご質問に気づきませんでした。遅れ馳せながら、以下のとおりお答えします。 >toの目的語という表現がいまいち理解できません。 ⇒遠い昔、古い英語(ゲルマン語)の名詞は「格変化」*していました。 例えば、主語になるときと目的語になるときでは、名詞そのものの語形が変化したのです。その後の言語変化の過程でこの格変化が消えていき、代りに前置詞が名詞の前につく**ようになりました。なお、格とは、その語が他の語に対して持つ「資格」(立場・関係)を意味します。 このように前置詞は、名詞の前についてこれを支配する(つまり、その「格を決める」)役を果すようになったので、その対象の名詞から見れば、確かに「前置詞の目的語」の立場にあるわけです。 >目的語を取るのは、他動詞などの 動詞 が目的語をとるものではないんでしょうか? >せめて、went toの目的語等という表現をなぜしないのでしょうか? ⇒「~を目的語に取る」とは「それを構文上支配する・位置づける」という意味です。 「(名詞などの)前につける」のが前置詞というものですが、(言語は常に変化しますので)これを「動詞の後につける後置詞」と考えるという新しい解釈が可能かも知れません。仮にそういうジャンルが設定できれば、「went toの目的語」という言い方もできるかも知れません。つまり、go to+目的語で「~へ行く」、go for+目的語で「~を取りに行く」…といったような仕儀です。… しかし、こういう「後置詞」という枠を設けても前置詞としての用法が消えるわけではありませんので、煩雑なことになるでしょうね。とはいえ、文法説明は常に言語変化の後付に他なりませんので、もっとよい解釈方法があり得るかも知れません。今のところは、例えば、I went to the office.の「the officeは前置詞toの目的語」とする解釈の整理用引き出しに入れるのが最良の説明ということになっていますが、「論理的に、首尾一貫し、包括的かつ経済的に」体系づける説明があり得るかもしれませんね。 注 * 呼格(Vocative)「○○よ」、主格(Nominative)「○○は・が」、属格(Genitive)「○○の」、対格(Accusative)「○○を」、与格(Dative)「○○に」、奪格(Ablative)「○○によって・から」、具格(Instructive)「○○でもって」、所格(Locative)「○○へ・に・で」などです。なお、動詞の変化を活用と言いますが、名詞の変化は曲用と言われます。この両方を含めて「屈折」と言います。 ** 属格→○○'s、与格(の一部)→to/for○○、奪格→by/of/from○○、具格→with/without○○、所格→to/at/in/on/toward○○などの前置詞がつくようになりました。なお、○○は名詞の語根(非屈折部=共通部分)を表します。 ☆ CK2021Pさんは英文法の原理的な部分に関心がおありのようですので、「論理的に、首尾一貫し、包括的かつ経済的な体系づけ」に挑戦なさいませんか? そういう意味では、上の説明は不足だらけで、不満が残るかもしれません。(もちろん、ご理解できた場合はそのように表明してくだされば嬉しいですが)不明・疑問点が残りましたら、どうぞコメントなさってください。できる限りお答えします。
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- SPS700
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1。目的語を取るのは、他動詞などの 動詞 が目的語をとるものではないんでしょうか? そういう使い方をするのが普通です。 2。せめて、went toの目的語等という表現をなぜしないのでしょうか? なお下記のように「前置詞の次に来る名詞を目的語ということがある」という使い方もあります。その伝統に従ったものです。 https://kotobank.jp/word/%E7%9B%AE%E7%9A%84%E8%AA%9E-142243
お礼
ありがとうございます 伝統に従ったものというのがしっくりきました
お礼
ありがとうございます 英語源がゲルマンからという点に注目できたので新たな視点が増えました 後置詞という呼び方 言葉は生きているので今後変化する可能性のあるという考え方も 再認識できてよかったです 詳細な説明に不満等一切ありません 現時点で私自身の知識が不足しているので早く追いつきたいと思っております 自分が同じ間違いを何度もする原因の1つが 中高時代に結構誤った知識を入れている事に最近気づいてきました。 他動詞の後ろには前置詞は来ない という教わり方等ひどいものだと思います。