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「-さ」にはどういう意味があるか

よく外国人の肩に質問を受ける表現に、文末につける「-さ」があります。 「-さ」にはたぶん、口語においては、 1. 相手に同意を求める口調(英語で言うと、“~You Konw"に近いか) 2. 上記のように同意を求めつつ、後に言い換えやより深い説明などが来る接続詞的な役割(えいごでいうと、”~So、~”みたいな使い方  だと思うのですが他に何かありますでしょうか。  また、しばしば受ける質問には、歌の歌詞で使われる「-さ」です。 <例> 「いつの間に加速度あげてるのさ~」  この辺になると、どう説明したらいいのか分かりません。 良い説明を思いつける方がいらっしゃれば幸いです。

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  • sanori
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回答No.3

こんにちは。 大辞林 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%B5&kind=jn&mode=1&base=1&row=0 大辞泉 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%95&dtype=0&stype=1&dname=0na&pagenum=31&index=07856907008600 私が思うに、実際には、 1.語りかけ口調 (質問者様がおっしゃる“you know”と「いつの間に加速度あげてるのさ~」の両方に対応) 2.強調 3.投げやりな感じ の3つに分類できるかと思います。 ただし、1の用法は、書き言葉としては用いられるものの、 実際の会話ではあまり使われていないように思います。 この点で、No.1様のご回答にある「ちょっとキザな言い方」というご見解は重要だと思います。 わざわざ書き言葉のような言葉を話すから、キザに聞こえるというわけです。 では、1の用法と同じ意味で、「~さ」を使わずに口頭でどう言うかというと、 「いつの間に加速度あげてるんだ」 「いつの間に加速度あげてるんだよ」 「いつの間に加速度あげてるんです」 「いつの間に加速度あげてるんですよ」 などです。 実際、そうですよね? また、2の用法でさえも、「~さ」を使わずに、 「僕だって、できるよ」(できるさ) 「僕だって、できるんだ」(できるさ) 「お前、いったい、いつになったら、一人前になるんだ」(なるのさ) 「お前、いったい、いつになったら、一人前になるんだよ」(なるのさ) とすることができます。 そして、3の用法は、あまり好ましい表現とは言えません。 以上のことを踏まえ、 私が外国人の方々に説明するとしたら、いの一番に 「文の終わりに『~さ』をつける言い方は、話し言葉では使わないほうがよい」 と教えるのさ。(笑) 以上、ご参考になりましたら。

noname#165180
質問者

お礼

sanori様 お休み中、丁寧な回答、ありがとうございます。 レファレンスの提供、ありがとうございます。 そうですね、外国人だからこそ、丁寧さを心がけたほうがいいのでしょうね(笑

その他の回答 (3)

  • kzsIV
  • ベストアンサー率53% (238/446)
回答No.4

「~さ」は「~よ」「~ね」と同類の終助詞です。どういう「意味」かを考えるよりは、たくさんの文例・会話例からニュアンスを感じ取ることのほうが大事だと思います。  19世紀江戸語の用法は    今行くさ。   これは花さ。    今行くよ。   これは花よ。    今行くね。   これは花ね。 と言う風に動詞にも名詞にも付いて、男女とも使いましたが、1900年頃に「女言葉」が成立すると、 女言葉        これは花だわ。    今行くわ    これは花よ。    今行くわね   これは花ね。 男言葉        これは花だ。    今行くさ。   これは花さ。    今行くよ。   これは花だよ。      今行くね。   これは花だね。 という風に振り分けられることになりました。現代の書き言葉は「男言葉」を基準にして設定されていますので、「これは花さ」という文は正式の文とみなされ。「これは花だ」の「だ」が「断定」という真っ当な意味を与えられているのと同じように、「さ」にも真っ当な意味があるに違いないという方向で研究されがちで、一方同じ環境にある「これは花よ」「これは花ね」は「女言葉」ゆえに「未熟な」「略式の」文として扱われるようです。  なお、「~さ」は丁寧体では使えません。   △今行きますさ。  ×これは花ですさ。    今行きますよ。   これは花ですよ。    今行きますね。   これは花ですね。 「~さ」はぞんざいな表現のようですから、日本語を学習される初級・中級の方は、使わないほうが良いでしょう。

noname#165180
質問者

お礼

kzsIV様、丁寧な回答ありがとうございます。 文例・会話例を出すと、わかりやすいですね、確かに。 コピペしてそのまま送れそうです(笑)。 ありがとうございました。

  • makosei
  • ベストアンサー率21% (193/898)
回答No.2

さ~、どうでしょう。 「さ」は、たぶん、口語においては~と書かれていますが、ほとんど口語で使われる終助詞だと思います。 1)強意  例:「あたりまえである」「あたりまえだ」に対し意味は同じでも「あたりまえさ」は、話言葉のみ。 2)文末も語感を軽く整える(強調の意味も含む)  例「自分でやる」  「自分でやるだ」「自分でやるである」は変でも、「自分でやるさ」 なら言えます。言葉のすわりをよくするために、便利なことがあるのです。  お示しの「あげているさ」は「あげているのだ」でも意味は変わらないでしょう。  「さ」は「だ」に比べて’「さ」くっと’している印象をうけます。 「だ」は断定(だんてい)の「だ」です。  そんな、ちょっとした違いです。

noname#165180
質問者

お礼

makosei様、早速の助言、ありがとうございます。 「言葉のすわり」というのを外国人に説明するのもまた、難しいですね(^^;。

  • xKURO-69x
  • ベストアンサー率27% (112/406)
回答No.1

あんま意味は無くて、ちょっとキザな言い方、というだけなのでは。