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正規分布の偏微分について
正規分布の確率密度の式p(x)=1/2πσ^2e^-(x-μ)^2/2σ^2があり このときのσ^2とμを偏微分した計算式はどうなりますか? できれば、式の過程も教えていただけると助かります。
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- jamf0421
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これはもしかして最尤法の勉強のためですか? まず正規分布の式は f={1/√(2π)σ}exp[-(x-μ)^2/2σ^2]...(1) です。係数を2乗しているように見えます。これをμの関数としてみて微分する場合、係数はμを含まないからexpの微分だけです。exp(x)の微分は同じexp(x)ですから、あとは合成関数の微分で-(x-μ)^2/2σ^2をμで微分して、expにかけてやればいいだけです。-(x-μ)^2/2σ^2の微分は簡単で(x-μ)/σ^2です。よってまとめてかけば df/dμ={1/√(2π)σ}exp[-(x-μ)^2/2σ^2]((x-μ)/σ^2)...(2) になります。df/dμ=0になるところは、正規母集団N(μ,σ^2)からある標本測定値xを得たときにそのxからμを最も尤もらしく推定する値を与えます。x=μですからたった1点の測定ではそこが平均値μの最尤推定値になります。もしn個の測定値(X1, X2, ...Xi...Xn)があるならば、 F=(1/√(2π)σ)^n・exp[-(1/2σ^2)Σ(Xi-μ)^2]...(3) の極大を与えるμを出す問題になります。これはFを直接微分するよりもlnFをとって微分し、これをゼロとおくのがやり易く、結果だけかけば dlnF/dμ=(1/σ^2)Σ(Xi-μ)=(1/σ^2){ΣXi-nμ}=0...(4) となります。これから μ=(1/n)ΣXi...(5) がμの最尤推定値ということになります。 σ^2で微分するにはσ^2=τとでもおいて f={1/√(2πτ)}exp[-(x-μ)^2/2τ]...(6) として上と同様に計算します。今度は係数にもτが入りますので、係数の微分にexpをかけたものプラス、係数そのままでexp側を微分したものです。expの微分は合成関数の微分です。多分 df/d(σ~2)=df/dτ={τ^(-5/2)/2√(2π)}exp[-(x-μ)^2/2τ][-τ+(x-μ)^2]...(7) となると思います。df/dτ=df/d(σ^2)=0の場所はσ^2の最尤推定値を与えます。 τ=σ^2=(x-μ)^2...(8) ということになります。たった一個ですとμ=xと考えることになるので、あまり意味がありません。 これもn個の測定値を考えlnFをσ^2で微分してゼロとおけば dlnF/dτ=-(n/2τ)+(1/2τ^2)Σ(Xi-μ)^2=0...(9) となります。これより τ=σ^2=(1/n)Σ(Xi-μ)^2...(9) という最尤推定値を得ます。 なお、計算は急いでやってますのでケアレスミスがあるかも知れません。
偏微分は参考URLにもあるように、微分したい変数以外のものを定数とみなして微分するだけですが、ただの微分はできますよね?
お礼
そうですね、久しぶりに勉強するので忘れていましたが 他は定数とみなせばいいんですね! あとは自分で勉強してみます! ありがとうございました!
お礼
偏微分は習ったのですが、忘れていました。 おかげで少し思い出せました。 分かりやすい説明ありがとうございました!