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疎水性材料で毛細管現象は起こりますか?
タイトル通りの基本的な質問です。親水性物質で細管を作らないと ダメなような気がするのですが毛細管現象の理解度が低く困っています。よろしくお願いします。
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毛管現象は、壁面と液の接触角が決まるとき、管が細いので液面が曲率を持った面になることにより発生します。曲がった面の内側の圧力をP0外側をPとし、曲率半径をrとすれば、 P0-P=2σ/r...(1) となります。σは液面の表面張力です。もし水が壁面を完全に濡らすなら接触角はゼロですから、界面は半球を管にはめ込んだ形になります。よって曲率半径は管の半径に丁度一致します。界面を挟んで水の側の圧Pは、空気の側の圧P0より(1)の値だけ圧力が小さいのですから、その分水面が上がって補償します。これがいわゆる毛細管現象です。 さてより一般的に接触角がθならば、界面の曲率半径はr/cosθになり、(1)は P0-P=2σcosθ/r...(2) となります。θがπ/2(90度)で界面が平面になりますからP0-P=0になります。 テフロンなどは撥水性で接触角はπ/2より大きいです。よって(2)の符号が逆転します。即ち水の側が界面の曲面(球面)の内側になり、空気の側よりも圧が高くなります。ですから水に差し込めば、界面は水面よりも下がります。これも毛細管現象です。
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- c80s3xxx
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回答No.1
逆方向の毛管現象がおこりますね. 接触角の問題です. http://ja.wikipedia.org/wiki/毛細管現象
質問者
お礼
ありがとうございました。逆のことは考えませんでした。反省しました。
お礼
ありがとうございました。よく理解できました。逆も毛細管現象というのですね。誤解していました。