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素数が無限に存在することについて
素数が無限に存在することは、西洋では、ユークリッドが“原論”を著したころには既に知られていたとのことですが、日本ではいつ頃から知られるようになったのでしょうか。 情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご回答を宜しくお願いします。
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鎖国以前に渡来したキリシタン等の南蛮人たちが、当時の大名や、有力武士に西洋数学を教えた可能性があります。しかし、中国を中心とする東洋の数学は計算重視の算術であり、論証には全く興味を示さないのが特徴です。ですから、素数(和算では自約と称した)が無限に存在するのかどうか、ということについての問題意識が生ずることは考えられません。江戸時代の和算家はそういうことには関心を示しません。しかし、エラトステネスの方法による素数表や素因数分解(自約術という)については、いろいろな和算家によって研究されたようです。 素数が無限に存在することを日本人が最初に知ったのは、明治5年の学制発布によって洋算が採用されるようになってからではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 最近になって文庫版が発売された、藤原正彦さんの“天才の栄光と挫折”に、関孝和さんや建部賢弘さんが紹介されていて、ふと疑問が湧いてきたので、質問を投稿させていただきました。 貴重なご意見ありがとうございました☆