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以下の(1)、(2)を用いて、背理法により素数が無限個存在

以下の(1)、(2)を用いて、背理法により素数が無限個存在することを示せ。 (1)正の実数rについて、無限級数Σ_[k=1]^[∞] 1/(k^r)はr>1のとき収束する。 (2)mを正の整数、p_1, p_2, ..., p_mを相異なる素数とし、Λ={(k_1, k_2, ..., k_m)|k_i∈Z, k_i≧0, 1≦i≦m}とする。このとき、無限級数Σ_[(k_1, k_2, ..., k_m)∈Λ] 1/[(p_1^(k_1)) (p_2^(k_2))... (p_m^(k_m))]は収束する。 この問題の解き方がわかりません。教えて下さいませんか。

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回答No.1

これは「(1)を使って、背理法により素数が無限個存在することを示せ」「(2)を使って、背理法により素数が無限個存在することを示せ」という2つの独立した(でも実際は良く似ている)問題ですね。 で、方針としては、 ◯ Σ[nは全ての正整数]1/n はよく知られているように正の無限大に発散するが、 ◯ 一方で、素数が有限個しか存在しないと、(1), (2)何れを使っても Σ[nは全ての正整数]1/n が収束してしまって矛盾する という方針となる。で、(1), (2)何れを使う場合も、いわゆる「素因数分解の一意性」を使う。 (1) は Eulerによる証明法。 仮に素数が有限個 p[1], p[2], ..., p[n] しかないと仮定すると、全ての正整数は n個の非負整数 k[1], k[2], ..., k[n] を使ってΠ[1≦m≦n] p[m]^k[m] とかけるから、 Σ[aは全ての正整数]1/a = Π [1≦m≦n] Σ [1≦k<∞] (1/ (p[m]^k) ) と書ける(右辺で任意の正整数 a に対し、 1/a が現れていることを確認せよ)。(1)を使うと右辺は収束するが、一方で左辺は発散する。 (2)も(1)と証明方針はほぼ同じで、素数がp[1], p[2], ... , p[m] しかないと仮定すると、(2)の無限級数はやはり Σ[aは全ての正整数]1/a に等しくなる、ということを確認すれば、矛盾が導かれる。

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質問者

お礼

分かりやすかったです。ありがとうございました。