特許事務所から知財部への転職
こんにちは。
この度、特許事務所から企業の知財部への転職が決まりました。近々、転職にあたり、これまでお世話になった企業の知財スタッフの方に退職の挨拶をする予定です。
ここで企業の知財部の方に質問があります。
特許事務所の弁理士から退職の挨拶をされた場合に、その行き先が企業の知財部であると知った場合、どのように感じますか?
例えば、電気を専門にする弁理士が電気メーカーに転職する場合、知財スタッフの方にとっては、この弁理士は同業他社になります。
もちろん、弁理士には転職後も守秘義務が課せられていますが、実際問題として、どこまで守秘義務があるのかはあいまいです。これまで扱った特許出願から得た知識や経験はその弁理士固有のものです。したがって、製品レベルの明らかな重複がない限り(例えば、事務所でA社の半導体デバイスを扱っていた弁理士が、B社に転職後に半導体デバイスを扱う場合など)、転職後の企業で制約を受けないのが実情です。
とすれば、退職の挨拶を聞いた知財スタッフとしてはおもしろくないでしょう。
「一身上の都合で退職」といっても、やはり今後の行き先を聞かれる可能性は高いと思います。かといって、異種業への転職とは言いにくいし、他の特許事務所へ転職すると言っても、後でばったり会う可能性も高く、あまり好ましくはありません。
「今度は企業サイドからチャレンジしようと思っています」などと言おうと思っているのですが、専門性の高い職種ですから、企業名は言わなくても、同業他社であることは容易に想像できるところで、結局のところ、あまり良い回答が思いつきません。アドバイスのほどよろしくお願いします。