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古文読解

思し立てかし 訳:(思い立ちなさいませ) で尊敬の命令形らしいのですが、よくわかりません。 「かし」はどういった働きなんでしょうか?

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  • Parismadam
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回答No.2

はじめまして。 ご質問1: <「かし」はどういった働きなんでしょうか?> 1.「かし」は終助詞「か」+係助詞「し」の連語からなる終助詞です。 2.文末の語について、本来は「念を押し、意味を強めるのに言う語」です。 ご質問2: <尊敬の命令形らしいのですが> 1.これは「思し立つ」の命令形「思し立て」に終助詞「かし」がついたものです。 2.尊敬になるのは、「思し立つ」(おぼしたつ)の「思し」が尊敬の動詞だからです。 3.「思す」は「思ほす」が転じたもので、「思う」の尊敬語になります。意味は「お思いになる」です。 4.これに「立つ」がつくと「思い立つ」という意味で、「思し立つ」=「思い立ちなさる」という尊敬語になります。 5.「思し立て」は命令形の活用で命令を表しますが、これに終助詞「かし」がつくことで、命令を念押ししさらに強調する語法になっているのです。 6.「かし」は、このように命令形とともに使われることの多い語です。 例: 「いま一度起こせかし」(宇治拾遺物語) 以上ご参考までに。

その他の回答 (1)

  • banzaiA
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回答No.1

「思ひ立つ」タ行四段活用 意味は、『(あることを)してみようという気を起こす。』です。 「思ふ」の尊敬語は「思す』なので、 「思し立つ」は「思ひ立つ」の尊敬語です。 意味は、「(あることをしてみようと)思い立ちなさる」です。 「かし」は、念を押す意味の終助詞です。

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