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人口増加

人口増加についての質問です。よろしくお願いします。 農業革命によりヨーロッパの人口が急激に増えたみたいなんですが、農業生産の飛躍的向上とそれに伴う人口増加への影響はどのような関わりがあるのでしょうか?生産量が増えればどうして人が集まってくるのでしょうか?考えがなんとなくしかまとまっていません。 お願いします。

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  • kgu-2
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回答No.2

 日本でも江戸時代の300年間で、人口は2000万人から3000万人と、1000万人増えたに過ぎません。これは、飢餓や伝染病で多数が死亡して、人口が元に戻るを繰り返していたのです。単純な答えは、それまで飢饉、すなわち飢餓そのものによって死ぬ人も多かったが、それが減った。農産物の増産により栄養状態が良くなり、病気に対する抵抗力ができ、伝染病による死亡が減った、がありきたりの答え。  人口の増減は、人口1000人当たりの出生数である出生率と死亡数の死亡率との差によります。  人口の推移は、どこの国でも、多産多死、多産少子、少産少死と移ります。出生利率の多産は、生めよ増やせよ、あるいは子宝の言葉があるように、出産は自然の行為なのです。それが少子に移るのは、避妊をするからです。出生の行為は、どの国でも同じですが、先進国では避妊をするので、出生率は低下します。ちなみに、ニューヨークで大停電があった年には、出生率が増加した、という伝説があります。  死ぬことは、誰もが嫌がりますが、医療、栄養の状態が悪く、教育も社会保障も無いような時代には、避けることは不可能です。それらは、社会の進歩によって改善されます。ですから、死亡率は、歴史の推移によって、下がるのです。   農業革命が起こった時代は、農産物の収穫量が増えた、という意味でしょう。金とかダイヤモンドは、個人が収集・隠匿することができます。が、農産物は貯め込んでも腐るだけです。ですから、増産された農作物は、どんな形にせよ、国民に広くいきわたります。すなわち、栄養状態が改善されます。「ハナタレ小僧」は、私が小さい頃は普通でした。しかし、今では見かけません。これは、栄養改善によって抵抗力がついたからです。そうすると、死亡率は下がります。すなわち、生まれる子供の数は変わらないのに死ぬ人は減るので、その差の人口は増加するという図式になります。これが多産少子の説明で、現在の発展途上国の事情、地球の人口増加の原因です。  以上は、教科書的な説明。  多産多死の時には、乳幼児の死亡が多いのです。江戸時代では、10人子供が生まれても、成人(人口増加に関与する子供を作れる年齢)に達する人は、2人程度でしょう。この乳幼児の死亡には、母親の状態が最も影響します。農業革命で、農産物の量が増え、母親の健康状態が良くなると、直接的には母乳の出方も質も良くなるので、乳幼児は死ににくくなります。  これが母子衛生学的な解答。  経済学的には、世界銀行の合計特殊出生率からの説明が可能。ただし、世界銀行は、図は描いているが、説明は不十分。説明すると、3000字くらい必要なので、止めます。それも、1992年が最初の提示のようだが、私の方が先に発表したものの、誰も相手をしてくれない。学生に話してもその価値を理解してくれない(泣き)。

その他の回答 (1)

noname#62386
noname#62386
回答No.1

人が集まってくるというより、食料の安定的供給が可能になると、飢饉などへの心配が減ることになり、親にとって子どもを産みやすい環境になるために出生数が増え人口が増える、という理屈が一般的かなと思います。