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ドイツによるホロコーストに対する個人補償は世界的にはどのように評価されているのでしょうか?

ドイツは講和条約を結んでいないという理由もあり、国家から国家への補償ではなく国家から個人へ補償することになりましたが、個人補償は世界からはどのように評価されているのでしょうか?非常に気になるのはかなり前のテレビ番組の「ここがヘンだよ日本人」で中国が主張する南京大虐殺の被害者数が多すぎることを日本人が主張すると、ドイツ人がドイツ国内でホロコーストの犠牲者が300万人と主張する人が多いが、実際には200万人ぐらいかもしれないと主張した学者が非難を浴びたことを例に挙げて日本人を非難し、スタジオの多くの外国人が拍手喝さいしておりましたが。しかし、件のドイツ人の発言をよく考えると、ドイツはホロコーストにおいて何人殺害したかを問題視していないようですが、個人補償をするには被害を受けた個人を特定する必要があり、個人を特定すれば正確な犠牲者数も数えられ、犠牲者全員に補償が行き渡っているかの確認もできるはずです。ところが犠牲者数を問題にしていないということはドイツは個人補償をしたという割には実際には被害に合った人たちに補償をしていないということも考えられるのですよね。このようなずさんな補償しかしていないとすれば世界中から非難されると思うのですがどうなのでしょうか?

みんなの回答

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.3

う~んと, 少なくとも第二次大戦で「やったこと」に対するドイツのスタンスは「不法行為の結果に補償する」じゃなかったかなぁ. #2 にいわれた「他国の戦争被害に対する補償」というのは, ・戦争をしたことに関しては (ドイツ国内法に照らして)「不法行為」は存在しない ・被害が出るのは戦争だからあたりまえ ということから「手つかず」になってるんじゃないかと思います.

  • Yelm
  • ベストアンサー率19% (63/324)
回答No.2

>個人補償は世界からはどのように評価されているのでしょうか ドイツの「個人補償」に対する誤解がおありのようですが、ドイツ政府・司法は一貫して「戦争被害の補償請求は自国政府に対してのみ行える」という立場をとっており、21世紀に入ってからの旧ユーゴにおける誤爆訴訟などでもこの立場は再確認されています。 つまり第二次大戦の戦争被害に関する補償は原則的にドイツ人、ないし当時はドイツ人だった人々の為に行われたものです。 またイスラエルに対してもルクセンブルク協定で「故郷や資産を失ったユダヤ人難民・犠牲者をイスラエル、ないしは新たな祖国に受け入れさせていくための編入費用」を援助するとなっており補償や賠償ではありません。 「戦後のタブーを清算するドイツ」(亜紀書房)によるとドイツの戦後処理は ・ドイツ国民の戦争被害に対する補償(約28兆円) ・ホロコーストなどナチスの迫害に対する補償(約7兆円) (大部分はドイツ人) ・他国の戦争被害に対する補償(手つかず) (ソ連に対しては東ドイツが占領地からの略奪を「賠償」という形で追認しています) と言うもので、要するに侵略して焼け野原にした相手国の戦争被害については手つかずに近いままなのです。 このため2004年にはポーランド議会がドイツに対し「戦争被害賠償請求決議」を行いましたし、チェコ政府も未だ補償を請求しています。 また講和条約が結ばれていないため、日本ではとっくに解決済みの請求権問題が法的にちゅうぶらりんの状態で、このためドイツ側からポーランドやチェコに対し接収された財産返還・補償請求を行う動きがあり、2006年にドイツ人が欧州人権裁判所に提訴したことをきっかけにドイツ・ポーランド関係は一時期「戦後最悪」と言われるほど険悪になりました。 現実問題としてドイツにしろ、ポーランドにしろこれらの補償請求に応える可能性は限りなくゼロに近く、60年以上を経ながらにしてただ不毛な対立を招いているだけに過ぎません。 講和条約を結ばず国家単位で解決しなかったツケが未だに残っていると言えるでしょう。

  • Mumin-mama
  • ベストアンサー率45% (1140/2503)
回答No.1

専門家ではないのですが、 ドイツのホロコーストに対しての賠償金(Holokaust Entschaedigung BRD-Israel)はイスラエル国家に払われたはずです。 また、強制労働者の生存者とその遺族に対しても個人賠償金(Entscaedingung Zwangsarbeiter)が10年くらい前から払われていると聞いています。 http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~e930032/detect-data/2001/20011112/06.htm ホロコーストの犠牲者を追悼するための広大な記念碑と博物館がベルリン市の町の中にありそこでは、ヨーロッパ犠牲者300万人以上の名前、生年月日、行方不明になった日または死亡日と職業などがドイツ語と英語で読み上げられ、四方の壁に名前が写しだされる「名前の部屋」と言う部屋があります。全部読み終えるのにおよそ6年と7ヶ月27日かかるそうです。 ホロコーストの犠牲者数が把握できないのは、収容所ができた頃は名前や職業生年月日などの記録をとっていたのが、収容人数が増えるにつれ記録されなくなったことにあると思います。 http://www.holocaust-denkmal-berlin.de/ ベルリンには他にもホロコースト追悼関連の施設がいくつかあり、ドイツ国内にも強制収容所跡地が博物館や記念碑など建てられ残っていたり、強制収用されたユダヤ人の家の前に、金色の10X10の塊に名前、生年月日、出生地、死亡日、職業など書かれて道に埋められています。 http://de.wikipedia.org/wiki/Liste_der_Gedenkst%C3%A4tten_f%C3%BCr_die_Opfer_des_Nationalsozialismus http://de.wikipedia.org/w/index.php?title=Bild:Stolperstein_Berlin_Budapester_Str.jpg&filetimestamp=20080309100332 また、ドイツでは中学校の授業でホロコーストについてかなりの時間を割いて授業が行われ、強制収容所への見学も行われます。 ですから、補償問題やホロコーストに対する反省などは、ちゃんとしていて、世界から非難されるようなことは無いと思います。

参考URL:
http://ab.ab-road.net/GUIDE/REPORT/00459.html、http://en.wikipedia.org/wiki/Jewish_Museum_Berlin

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