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ドイツが過去を清算した明確な証拠を知っていれば教えてください

中国、韓国は「日本は過去を清算したドイツを見習うべき」との主張を繰り返していますが、私の知るところでは、 「ユダヤ人へのホロコーストに対しユダヤ人に謝罪」→このような犯罪行為は日本は犯しておらず比較外。 「ソ連とのポーランド分割およびスラブ民族絶滅を目指した残虐行為をポーランドに対し何らかの謝罪?」→このような明らかに一方的な加害行為(盧溝橋事件は東京裁判でも日本の責任にされなかった。韓国併合と違いドイツではポーランド人将校の指揮の下でドイツ兵が戦ったり、ポーランド人がドイツの国会議員をしていない。)は日本はしておらず比較外。 「ワイツゼッカー大統領の謝罪」→ナチスの犯罪に対しドイツ国民は(金を払う等の)政治的責任はあるが道徳責任はなく、あくまで罪はナチスにあると主張。 私の知るドイツによる謝罪とは以上の事しかなく、日本よりも謝罪していないという印象しかありません。中国や韓国が主張する日本も見習うべきドイツの謝罪とはどんな形で行われ、又それを裏付ける証拠(文書等)を知っていれば教えてください。

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  • Q891781
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回答No.3

 ドイツは国家として侵略戦争や植民地政策を一度も謝罪などしていません。これをよく勘違いされている方が大勢います。ドイツ政府ならびにドイツ企業が謝罪し、今なおモニュメントを建設しているのは、ナチスドイツのホロコースト(民族浄化)についてです。  イギリスもフランスもスペインもロシアも帝國主義だったのですから、お互い様のことなので謝罪など求めるはずがありません。そしてこれらの衛生国がドイツに謝罪を求めでもしたら、それこそ波及効果で上記の帝國主義国にも謝罪を求めることになります。現在の秩序を維持してくれている世界の大国に謝罪を求めるなど、こんなバカなことはありえません。  ましてや「歴史」をしっかりと認識している(せざるをえない)国なら、60~100年も前の戦争について謝罪など求めるはずがありません。このことはイギリスの香港最後の提督だったパッテンも述べています。  また、ドイツと日本を対比しても何の意味もありません。なぜなら日本がいつホロコーストをしたでしょうか。そんなことは一度もしていません。それどころか日本は欧米帝國主義国のような植民地政策すらとっていません。あくまでも大東亜共栄圏の発想です。たしかにいきすぎた皇民政策は如何かと思いますが、ナチスドイツとはまったく違います。それなのに日本とドイツを比較するのはおかしいです。  具体例を出します。1970年に西ドイツのブラント首相はポーランドを訪問しています。この際同首相が慰霊に訪れたのはワルシャワの「ゲットー英雄記念碑」です。ゲットーとはローマの教会がキリスト教徒から区別するために作ったユダヤ人居住地という意味です。ようするにポーランドで犠牲になったユダヤ人慰霊碑に対してひざまずいたのです。  このことは現在でもポーランドでは議論されています。「ブラントはポーランド人に謝罪した」という説と「ブラントはユダヤ人に謝罪した」という説です。それよりも何よりもポーランド人が忌み嫌っているのはロシアに対してですから。日本人は点の歴史で考察される方が多いようですが、欧米ではそのような方は少ない。ポーランドでも1939年9月1日の点のみで考える人は皆無です。歴史は線ですから。現にポーランド領は今現在も戦前と戦後では西にずれています。ドイツが縮小したかわりに旧ソ連が拡大したのですから。日本も領土が縮小しましたが、中国やロシアは拡大しています。このへんの歴史感覚は日本人の足りないところだと思います。  ちなみにドイツとポーランドが国交を樹立するきっかけを作ったのは、1965年にポーランドの司祭が西ドイツの司祭に謝罪したからです。なぜ謝罪したかというと、現在のポーランド領の西側はもともと旧ドイツ領ですから、本来はドイツ人の地主がいます。そのためにこの地主の方たちがポーランドの「不法占拠」に対して怒りを顕わにしていらからです。このことは当時のソ連傀儡ポーランド共産党政権は快く思っていなかったようですが。 ブラント首相のポーランド訪問 http://hfukuda.cool.ne.jp/iwamizawa/lecture11.htm

osaka5
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。回答いただいたポーランドの件に関してQ891781のように詳しい説明を今まで見たことがなく大変感謝しております。また、イギリス、フランス、スペイン、ロシアの事情も大変慶弔に値する内容でした。 また、ご指摘の「日本とドイツを比較するのはおかしいです。」ですが、恥ずかしい話ですが、私自身はこの問題に関してよく分からないのですが、中国韓国を中心とした外国がしきりに「ドイツは謝罪したが日本は謝罪していない」と主張するため実際はどうなのかと疑問を持ち今回質問させていただきました。

その他の回答 (5)

回答No.6

 日本とドイツの最大の違いは、国家賠償を経済協力金等の名目(対象が個人ではない)で行ったかどうか、という部分にあると思います。ドイツは下記のような賠償を個人を対象として行っている点が異なります。すくなくとも、日本より賠償したということが明白なかたちになっている点が特徴てきでしょう。  また、これは第二次大戦の期間外ですが、台湾征討などの際に抵抗活動を行った原住民を軍が「理蛮」した問題については、植民地主義による残虐行為の典型例だと思いますが、たしか正式の謝罪はいまだにないのではないでしょうか。  また、日本統治時代の朝鮮・韓国から議員や軍人が出たことをもって(たぶん彼らが日本人と同様に扱われていたことをおっしゃっているのだと思いますが)、ドイツ-ポーランドの関係とは異なると主張されているようですが、日本-朝鮮・韓国の場合には、たとえば朝鮮総督府では、憲兵と普通警察が一体化されたために、日本統治時代の大部分が武断政治的な傾きを帯び、犯罪即決処分や、作付けの強制を行う権限が付与されており、内地とは相当の差がありました。ちなみにいうと、朝鮮で徴兵検査がはじまったのは1944年4月1日、貴族院の朝鮮・台湾勅撰議員の制度ができたのは1945年、いずれも戦争の末期で、日本による統治の期間全体からいえばほんのわずかな期間のみです。 イスラエルとの補償協定(1952) 対象:ナチスにより迫害を受けたユダヤ人 金額:35億マルク 包括協定 対象:ナチス行為により被害を受けた各対象国国民   ルクセンブルク.ノールウエー、デンマーク、ギリシャ、蘭、仏、白、墺、伊、スイス、英、スウェーデンとの包括協定(1959)   ユーゴ、ハンガリー、チェコスロバキア、ポーランドの人体実験による被害者   独米包括協定(1995)、   ポーランド、ベラルーシ、ロシア、ウクライナとの「理解/和解基金」(1991-93)   独・チェッコ未来基金(1997) 金額:28億マルク 連邦補償法(1956) 対象:ナチスによる被害者で独第三帝国領域に居住していた者。国籍を問わない。 金額:796億マルク 連邦返還法(1967) 対象:ナチスにより強制的に収用された動産及び不動産等物的損害についての補償 金額:40億マルク 補償年金法(1992) 対象:旧東独におけるファシズムへの抵抗者及びその犠牲者に対する年金を継続し、さらに旧東独におけるナチス迫害の犠牲者に対する補償を実施 金額:10億マルク 以上に含まれないその他の給付 金額:86億マルク その他 各州が独自に行う補償措置 金額:25億マルク 特に苛酷な事例に対する緩和規定等 金額:23億マルク 合計1043億マルク(1999年まで)

osaka5
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます、当方のやむを得ぬ事情により、納得のいく回答は得られませんでしたが、もう暫くで回答を締め切らせていただきます。kankasouro様のご回答にあるドイツの行った謝罪、賠償行為はとても簡潔かつ丁寧にまとめられておりますので教えていただき感謝を申し上げます。ただ、これだけでは日本が見習うべき謝罪、賠償行為がどれなのか分からないため自分で調べてみるつもりです。また、回答においてkankasouro様は韓国支配は苛烈だった様に指摘されておりますが、私としては3・1独立運動後は武断政治が弱まったこと。内地との差はあるものの内地(日本列島)に移住すれば(英国支配化のアイルランド人がアメリカ大陸に渡ったように日本以外の国外へ逃亡する必要がなく)その差は埋めることができ、この時代に多くの朝鮮人が(日本国民であるため)比較的自由に内地に移住できたこと。軍人に関しては例えば「洪思◎(◎ は立ヘンに翔の右側の羽のような字)」は1914年に陸軍士官学校を卒業して日本軍で勤務しているように徴兵以外の理由での入隊者は存在し、1944年4月1日まで朝鮮人の徴兵がなかったということは逆にそれまで日本人は戦場に駆り出され、朝鮮人は望まなければ危険な戦場へ行かずにすんだ(現在ではどこの国でも徴兵逃れを模索する人が多い)ことを考えると逆に朝鮮人を優遇していた?ともとれます。国会議員については朴春琴が東京の深川地区から、衆議院議員に一九三二年と三七年の二回も当選したことからも朝鮮人でも国政に参加する人はいましたし、行政府の人間でもA級戦犯の東郷茂徳は生まれたときは「朴」という姓を使用していた朝鮮人陶工の末裔でしたので国家としては朝鮮人を非道に扱うよりも同胞として扱っていたと思います(反面台湾人を二等国民として扱っていた点には猛省すべき点があると思います)。

回答No.5

luune21さんへ >じゃ、比較できないのか? >比較できます。対象国が謝罪(その他のすべての方法を含め)に満足しているか?ということのみが問題なのです。 対象国は満足してません。 国際常識から言えば、謝罪=賠償です。 ドイツは講和条約の締結(戦争賠償)をドイツ統一後まで延期していました。(ロンドン債務協定) そしてご存知のようにドイツは再統一されました。 当然、戦勝国は賠償を貰えるものと考えますから要求しました。(英、仏、オランダ、ギリシャ、セルビアなど) しかしドイツの回答は「すでに決着済み」。 これで満足する国があったら教えて頂きたいものです。

osaka5
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。ご指摘のような対応をドイツが行っていたことは知りませんでした。教えていただきどうもありがとうございます。

  • buchi-dog
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回答No.4

リンク先の本 「〈戦争責任〉とは何か 清算されなかったドイツの過去」 で、「ドイツが謝罪補償したのはホロコーストだけ」であることが詳細に論証されています。既読でしたらご容赦下さい。 なお、この本の著者はやや左よりの人で「ドイツはもっと謝るべきでは、反省するべきでは」という立場から書いているようです。 結果として、中国・韓国や日本国内左翼勢力の「ドイツは十分に謝罪して補償している、それに比べて日本は」論を否定する格好の資料となっているのは皮肉です。

参考URL:
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30860593
osaka5
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。ぜひ読んでみたい本です。紹介していただきどうもありがとうございます。

  • luune21
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回答No.2

清算の意味が謝罪に絞られているようなので、謝罪についてのみ書きます。 あなたが何と言おうと、ドイツ歴代元首が、謝罪を続け、各国の慰霊碑などで頭を垂れ続けた結果、各国にまぁまぁ許されているという事実があります。 ドイツと日本とでは、あなたが書いているとおり色々事情が違います。ゆえに単純に比較はできません。 あなたは、単純に比較できないとところは比較外とし、それを除いて比較することで論理を展開しようとする誤りを犯しています。 じゃ、比較できないのか? 比較できます。対象国が謝罪(その他のすべての方法を含め)に満足しているか?ということのみが問題なのです。

osaka5
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。ご回答の「対象国が謝罪(その他のすべての方法を含め)に満足しているか?ということのみが問題なのです。」という部分ですが、その満足していない原因が日本の謝罪がドイツよりも劣っているため中国韓国が「ドイツを見習え」と主張しているのではないでしょうか?そのため日本が手本とすべきドイツの謝罪とは何かを確認する必要があると思い今回質問させていただきました。私が比較外と書いているのはドイツがユダヤ人へのホロコーストをしきりに謝罪しても、戦時下における不当な殺害行為や略奪行為の謝罪にはならないのでホロコーストの謝罪は日本が比較対照とするようなものではありませんので見習うべきものではありません。しかし、ドイツが戦時下における不当な殺人、暴行、略奪行為に何らかの謝罪をしたということであれば日本の場合との比較対照になるものであると考えます。

noname#12257
noname#12257
回答No.1

具体的なこと知りませんが、賠償したようなこと聞いたことあります。 日本も、南京大虐殺とかやってるし、戦争当事者以外が、あれをやったあれはやっていないと、ああだこうだいってもあまり意味がないような気もします。ほんとの事知らないのだから。こないだ朝生で当事者の日本の老兵がたくさん出てました。女子供の手を縛り付けて揚子江にほおりこんだことなど、いろいろ話しておりました。 いろんな賛否両論あるけれど、今、少数の北朝鮮による拉致被害者が、絶叫しているのを見れば、家族の命を取られた者の苦しみが分かるはずで、多くの命を奪われた中国人がいることもまた事実で、そこだけは線引きしておかなければならないと思います。

osaka5
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。私の知り合いにも聞いてみたのですがsub-zero様と同じように「具体的にドイツがどのような謝罪をしたのかはまったく分からないが絶対に日本以上に誠実に謝罪しているはずだ」と主張する人が9割以上ですので、今回どなたかご存知の方がいらっしゃるかと思い今回質問させていただきました。具体的にどのようにしたのかが分からなければ中国や韓国が何を求めているのか分からないのでぜひ知りたいと思いました。 また、ご回答の朝ナマは私も見ましたが、組織的かつ計画的な殺人ではなく、戦時下の不当な殺害行為があった、つまり、南京事件はあったが南京大虐殺はなかったと証言していただけでないでしょうか。もちろん戦時の民間人殺害は朝ナマで話に出てきた中国人の便衣兵と同様に国際法に違反する謝罪すべき事柄ですが、東京裁判においても南京事件はホロコーストと同じ人道に対する罪とされませんでしたし、その東京裁判そのものを中韓両国は正当な裁判だと主張しているので断じてホロコーストと並ぶ犯罪ではないと主張して差し障りないと思います。

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