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靖国神社問題に対するドイツ見習え論の実態を教えてください
靖国神社問題においてドイツ見習え論を聞きますが、ドイツでの実態が分かりません。まず私の戦犯に対する認識を述べますので、間違いがございましたら回答の際にご指摘ください。ドイツは戦争犯罪をA項:平和に対する罪、B項:通例の戦争犯罪、C項:人道に対する罪に分けて裁かれましたが、日本はホロコーストのようなドイツのC項にあたる犯罪を犯していなかった。しかし、ドイツと日本を同一視してA級、B級、C級戦犯というようにカテゴリー分けをして裁くために、いわゆるBC級といわれるようにB項とC項の区別をあいまいにした。(参考:http://www.kenji.ne.jp/2005/050527.html)よって、ドイツと日本を比較すると犯罪の区別としては、「ドイツのA級戦犯イコール日本のA級戦犯、ドイツのB級戦犯ニアリーイコール日本のB級C級戦犯、ドイツのC級戦犯に該当する日本の戦犯は存在しない。」と考えられます。以上を踏まえると靖国神社問題でドイツを見習えという主張は、ドイツ人のA級戦犯とB級戦犯の中でもホロコースト等のC項に該当する犯罪を犯さなかったドイツ人のA級戦犯とB級戦犯についての実情を知ればいいということになります。現在、靖国問題ではA級戦犯の合祀が問題だと言われたりA級に限らずBC級戦犯の合祀が問題だと言われたりしています。一方ドイツの実情はどうなのでしょうか?フランスやポーランドの感情を考えてホロコーストと無関係だったA級戦犯やB級戦犯の墓に政治家が追悼したり、A項やB項の戦争犯罪の見直しを主張するということはありえないのでしょうか?実態をご存知でしたら教えてください。
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ドイツのビットブルク墓地には、ナチス親衛隊の隊員も追悼されているそうです。(オラドゥール事件を起こした隊の隊員も有った為、アメリカの上、下院の反対議決が有りましたレーガン大統領を伴って追悼に訪れたとの事です。) というかドイツの場合、戦時中なくなった全ての方を追悼するノイエ・ヴァッヘ(戦没者国立中央追悼施設)が有ります。(加害者と被害者を同じ所に追悼する事に議論は有るようですが) ちなみに初代首相アデナウアーは、1952年12月3日、連邦議会で 「私は連邦政府の名において宣言します。気高い軍の伝統の名において、地上や海上あるいは空で戦ったすべてのつわものを、われわれは是認する」 「ドイツ軍人の誉と偉大な功績は、過去数年の間に傷つけられはしたが、まだ生き続けており、さらに生き続けることを確信する」 上記の演説も有って、処刑されたアルフレート・ヨードル上級大将の未亡人が、1953年に夫の名誉回復をかちとっていますね。(国「ヒットラー」の決定に従っただけ = 無罪 C項に当たる罪を犯していないので…。 ) 是非とも日本も、ドイツを見習って頂きたい所です。(ちなみにドイツはアメリカに次いで高官の靖国参拝回数が多いです。)
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- Yelm
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そもそもドイツ連邦政府は戦犯裁判を「法の遡及適用による不当裁判」という立場を取っており、批判し続けています。 加えて戦後長らくの間、いわゆる「国防軍のクリーン神話」すなわち「国防軍は戦争犯罪とは無縁」という建前から、B級に属する犯罪はタブー視されてきた経緯もあります。 このためB級戦犯として有罪になったマンシュタイン元帥が獄中で既に英雄視されて「ドイツ兵士同盟」の名誉会員に推挙され、出所後は国家防衛委員会の顧問を務めていますし、またA級戦犯だったレーダー元帥の葬儀はドイツ連邦海軍が主催して執り行っています。 ただ現時点ではドイツにおいて既に半世紀以上前の戦犯裁判への関心薄いの実情で、日本でも「ドイツ戦争責任論争(未来社)」などが出版されている、ベルリン自由大学のヴィッパーマン教授は 「冷戦のさなか、ドイツ人はニュルンベルグ裁判のことを忘れたんです」 とコメントしています。
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