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山月記を読んだことのあるかたにお聞きします
李徴はなぜ虎に変身したのでしょうか なぜ他のものではなく虎だったのでしょうか どなたかお答えください おねがいします
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- soma_h
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そうですね…。中国(というかユーラシア大陸)に、ライオンは いなかったでしょうしね…野生でね。 そりゃ「獅子」という概念はあったでしょうし、 数頭ならば皇帝に献上されたこともあったかもしれませんが…。 野生で、中国の山野に生息する獰猛な肉食獣、といえば、熊か虎… ぐらいだったのでは? 「竜虎」というくらいですから、虎=凶暴・強いというイメージが あったでしょうし。 それに虎って、あまり群れで行動しませんよね。 その様が、「孤高」をイメージさせる、というのもあるのでは?
友人と話をした時に、 「理性がだんだん無くなって来て、お前(友人)を食べてしまうかも知れない」という趣旨のことを言っています。 人間性の対極として、「友人を喰う」という行為があるからだと思います。要するに、人間性の薄れて行く事を強調する上で、最もインパクトのある動物だったのでは? 中国で、他に人を食べる動物はなかったように思います。 毒蛇のように人を殺すだけでなく、友人を食べるという行為が非人間的な行為なのでは? ちなみに、中国では人が人を食べることもあったようですが、あくまで「友人を喰う」というのが非人間的では。
- ojiq
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中島敦は、中国の「人虎伝」という作品を元に「山月記」を書いています。 なぜ虎に変身したのかという根幹に関わる点については、昔の中国の人に聞かないと分からないでしょうが、「山月記」を読む範囲では、李徴の性格〔「性、狷介(けんかい)、自(みずか)ら恃(たの)むところ頗(すこぶ)る厚く、賤吏(せんり)に甘んずるを潔(いさぎよ)しとしなかった。」〕は虎向きだと思いますが。 毒虫や狐、名刺、繭、ロボット、棒じゃ、雰囲気が出ません。