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文の解釈に納得できない
大学院の入試問題について勉強していたのですが、 納得できない部分がありましたので、 どこが間違っているのか教えていただけるとありがたいです。 ・・・a student told me that he wanted to go into general relativity rather than the area I was working on, elementary particle physics, because the principles of the former were well known, while the latter seemed like a mess to him. It struck me that he had just given a perfectly good reason for doing the opposite. Particle physics was an area where creative work could still be done.・・・ (by Steven Weinberg, Nature, VOL426, 27 November 2003, p389) という文が与えられており、この中のoppositeについて 文脈上どのようなことを意味するか答えよという設問があります。 手持ちの解説では 相対性理論をやりたいという学生にとっての「正反対のもの」であるから the opposite=素粒子物理学のこと、とあるのですが、 私にはどうしても「彼が正反対のことをする完璧な理由・・・」と読め、 the opposite=一般相対性理論にしか思えません。 やはり素粒子物理学の方が正しいのでしょうか?
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#3です。おはようございます。 昨夜(今朝方)の自分の回答を読みまして あることが抜けていることに気がつきましたので 補足させていただけきます。 まず strike ですが ここでは to give sb a particular impression / to come into sb's mind suddenly のことです。つまり 色々な学生が色々なことを言う中で「ある一人」の学生の言った前半部分の言葉がとても印象的だったわけです。 そして次に続く that 以下をご覧ください。過去完了になっています。それは それを聞いた筆者があとになって 「突如気がついた」ことを表しています。その時 そうかと何気なく聞いていたことが そうだその学生は自分=筆者がthe oppositeをする完璧なぴったりの理由を与えてくれたのだ と。 そして 通常 give を使う場合 「誰に」 与えるかを示すのが普通ですね。しかしここにはありません。この学生は 誰に「この完璧な理由」を与えたのでしょうか。もし学生自身に与えたのなら to himself がつくはずですし 表現として考えると 学生が相対性理論を選択する理由なら give 使わず たとえば it was a perfectly good reason for doing the opposite のような表現をするはずです。 これは 表現方法ですが たとえば日記とか覚書のようなものを書く時明らかに「自分」とわかることに対して「わたし」を使わないのと同じ手法です。 つまり give の後に 「誰に」 がない ということが「この完璧な理由」を筆者に与えたことになり #5様がおっしゃておられますように 逆説的に この一学生が言ったことが 自分がその正反対=素粒子物理学を研究するperfectly good reasonであったことに気がついた ということですね。 こんどは上手く説明できたかしら。何かご質問等がおありでしたら 補足受信にしておきますからおっしゃってくださいませ。 蛇足ですが ある理由から私は回答する場合に余程のことがない限り自信があっても「自信あり」にマークをつけない考えですが 今回は「自信あり」とさせていただきます。 院試の合格をお祈りいたしております。
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No.6です。 皆様の説明をみますと私の説明がまちがっているようです。無視してください。reason を his reason としか考えていませんでした。失礼しました。
お礼
いえ、わたしもずっとそうとしか考えていませんでしたので・・・。 ご回答ありがとうございました。 この欄をお借りしてご回答を頂いた皆様にお礼を申し上げます。 狭い視点からもっと大きな物を見なさいと言われたような気がしています。 受験を乗り越えてその先も精一杯やっていきたいと思います。 ありがとうございました。
- transaction
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前後の文脈からすると、the oppositeは素粒子物理学です。the oppositeを一般相対性理論だとすると、文脈がつながらなくなります。下は当該段落の訳と内容のまとめです。 (1) 学ぶべき別の教訓は、ふたたび海洋学的な隠喩を用いると、沈まずに泳いでいるあいだは荒れた流れを目指すべきだということです。(2) 私が1960年代後半にMITで教えているとき、ある学生が私に、「先生のとりくんでいる素粒子物理学よりも一般相対性理論をやりたい。一般相対性理論の原理はよく知られているけれども、私には素粒子物理学が混乱した状況にあるように思えるから」といいました。(3) 私はそれを聞いて、彼はまさに反対のものをやるに十分に足る理由をもっていたのだという印象を受けました。(4) 素粒子物理学は、創造的な仕事が残されている領域でした。(5) たしかにそれは、1960年代に混乱した状況にありましたが、それ以来、多くの理論的および実験的な物理学者の研究がそれを解明することに成功していき、すべてを(いや、ほとんどすべてを)標準模型として知られる美しい理論にまとめあげました。(6) 私からのアドバイスは、混乱を目指せ――そこが盛り場だ、というものです。 (1) 教訓を挙げる。 (2) よくわかっている一般相対性理論をやりたい、わからない素粒子物理学はやりたくないという学生。 (3) 印象「彼はまさに反対のものをやるに足る理由をもっていたのだ」 (4) 素粒子物理学をやるべき理由。 (5) 実際にそのような理由があったことの歴史的な裏づけ。 (6) 教訓をふたたび挙げる。 (2)で学生が一般相対性理論をやりたい理由を述べているにもかかわらず、(4)で著者は素粒子物理学をやるべき理由をいっています。つまり、(3)では文脈の流れに転換があるわけです。ところで、the oppositeを一般相対性理論と解釈すると、 学生「混乱している素粒子物理学はやりたくない」 ⇒著者「混乱しているのはやりたくない理由として十分だね」 となります。しかし、こうなると、そのあとの素粒子物理学をやる理由を述べている箇所にうまくつながりません。 一方、the oppositeを素粒子物理学と解釈すると、 学生「混乱している素粒子物理学はやりたくない」 ⇒著者「混乱してるのが、かえってまさにやるべき理由といえるのに」 となります。これだと、その後の箇所にうまくつながります。つまり、(3)と(4)とで、混乱しているということは((3))、やるべきことが残っているということにほかならない((4))、という説明の文脈をつくっているということです。 (3)で学生の話を逆転させることで自分のいいたい教訓を展開していくということがわかれば、the oppositeが素粒子理論だというのは理解できるだろうと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私の思考はまさに >学生「混乱している素粒子物理学はやりたくない」 ⇒著者「混乱しているのはやりたくない理由として十分だね」 というところでストップしていました。 自分の言いたい事を展開していく流れに乗っているのだから、 そこを整理して考えなければいけないのですね。 段落全体を見通すと話が通じるのがわかりやすいです。
語法、文法的な間違いがあるかも知れませんが、the opposite=一般相対性理論だと私も想像します。 すなわち、 It struck me that he had just given a perfectly good reason for doing the opposite. → It struck me that he had just given a perfectly good reason for doing the opposite (of what I expected him to do). というような感じで、ここは学生が思っていることのopposite でなく(指導)教官(ワインバーグ)が、期待していること(素粒子関係などの未知の分野の多い学問)のopposite(この会話の中では一般相対性理論)ではないかと思っています。 すでに、NO.5様が指摘されたように、まだよくわからないことをするリスクよりもよりもある程度わかったものについて研究する方を選択したいという安全指向の学生について、なげいたということでしょうか。
- googoo1956
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>because the principles of the former were well known, while the latter seemed like a mess to him. ○ この英文を書いた人は、大学院を志す人なら『上記の部分』を読んだ時点で「?」を感じてほしいという希望を持っているのではないでしょうか。すなわち、どの分野に関心を持ち研究をするのかを決定する場合には、「有名だから」とか「人気があるから」などというような理由ではなく「まだ未解明の部分が多い」という理由で判断するような学生であってほしいと思っているのだと思われます。 ○ この部分で「?」を感じていれば「a perfectly good reason for doing the opposite」の意味がうまく理解できると思います。学生が「相対性理論」を選ぶ理由として挙げている事柄が、実は、まっとうな研究者の心を持っている者にとっては「分子理論」を選ぶべき理由となるべき事柄であることを示しているのですね。 ○ おそらく、この英文を出題した問題作成者(教授?)も同じ考えであると思われます。そして、おそらくこの大学の大学院もそのような精神を学生(受験生)に期待しているのでしょう。チャレンジ精神を持って「未知」のものに取り組んで下さい。
お礼
ご回答ありがとうございました。 大変よくわかりました。 受験をするにしても何をするにしても 自分の気概をしっかり持とうと気持ちを新たにしました。
- go_urn
- ベストアンサー率57% (938/1643)
こんにちは! 英語の問題というより解釈の問題ですね。 学生は、素粒子論より、一般相対性理論をやりたい。なぜかというと、素粒子論はぐじゃぐじゃの状態で、一般相対性理論は筋が通っているから。 先生はそれを聞いて、それこそ opposite をやる理由だ、とひらめいたというわけですね。 解釈上、最後の文章が大事じゃないでしょうか。素粒子論はまだ創造的な仕事のできる領域だ... 先生は、ぐじゃぐじゃの状態であるからこそ、創造的な仕事ができるのであって、整然と道が通ってしまっている領域は面白くないと感じているふうです。 となると、the opposite は、学生のやろうとしていることの反対、つまり素粒子論と解釈するのが妥当だと思います。 以上、ご参考になればさいわいです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 文のつながりと内容から きちんとthe oppositeのことを解釈しないといけないのですね。
- petitchat
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student told me that he wanted to go into general relativity rather than the area I was working on, elementary particle physics, because the principles of the former were well known, while the latter seemed like a mess to him. It struck me that he had just given a perfectly good reason for doing the opposite. Particle physics was an area where creative work could still be done.・・・ (by Steven Weinberg, Nature, VOL426, 27 November 2003, p389) 「一人の学生が私が研究している素粒子物理学より一般相対性理論に進みたいと言った。何故なら相対性理論の原理は良く知られているが 素粒子の方は自分には組織だったもののように見えないからだ と言った。私は驚いた。彼が正反対のことをするためのうまい口実を見つけたことに。素粒子の分野は新しいなにかを見つける研究がまだなされるかもしれなかったから・・・」 ちょっとわかりにくいので 全訳をしてみました。意訳ですが。 ふ~む そうですね。 こうやって訳してみると一見相対性理論に思えるのですが これはこの学生が進みたい道とは全く反対のことをする為の立派な理由であることにこの筆者は驚いたのですね。素粒子がまだ確立されていなかった時代のことを回顧して書いていますから。(すみません 素粒子の分野が確立されているのかは判断できません 推測です)だからこそ筆者は研究をしていたのですから。出来上がっているものを研究しても意味ありませんからね。messy だから研究のしがいがあるというものです。 ですから この the opposite は素粒子ですね。 give の後に 誰に がないのがミソですね。筆者に与えたのですね。perfectly good reason を。学生がやりたいことの正反対のことをやる理由を。 おわかりになりますでしょうか。ちょっと説明が下手ですね。 失礼しました。 でも この the opposite が 素粒子物理学 であることは確かです。
- NooGarde
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It struck me that he had just given a perfectly good reason for doing the opposite. 彼は彼がやりたいという相対性理論のまるで正反対の素粒子物理学をするための完璧に正当な理由を述べたという印象を私(作者)は受けた。 つまり作者は未知の領域に突き進むことに正当な理由を持つのを信条としているのだ。 その信条からすると学生の言う理由(素粒子物理学が未知の領域であるからbecause the principles of the former were well known, while the latter seemed like a mess to him.)は、作者からすると、素粒子物理学に進むための、まさに正当な理由なのであった。
お礼
ご回答ありがとうございます。 学生が言った素粒子物理学に進まない理由は まさにそのまま素粒子物理学をやるべき理由であるというのが この文で一番大切な部分なのですね。
- seegrammar
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while the latter seemed like a mess to him. 素粒子物理学は混乱していると彼はいった。 It struck me that he had just given a perfectly good reason for doing the opposite. まさに彼は完璧なほど適切な素粒子物理学をやる理由(混乱しているということ)を述べたのだ。 (「混乱してぐちゃぐちゃ」だからやりたくないと彼はいったが、その「混乱」こそ素粒子物理学をやる理由であって、それを彼がまさに言った事に衝撃をうけた) Particle physics was an area where creative work could still be done. (だからこそ)素粒子物理学はまだまだ創造的な仕事が残されているのだ。 この理由は彼の理由というよりも作者の視点で言っているのでは。
お礼
ご回答ありがとうございました。 カッコ内の補足がわかりやすいです。 作者の視点なのかなあという考えも持ったのですが、 確証が持てなかったので文の流れを感覚的に訳していました。
お礼
ご回答ありがとうございました。 確かにgiveを使っていることに少しひっかかっていたので ご説明を受けてすっきりしました。 過去完了のことも自分には感覚的につかみづらい部分なのですが、 そういった意味があるのですね。 わたしの省略についても納得です! 文の内容とつながりに加えてこういった説明を受けると こまごまとした引っかかりもよくわかりました。