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意欲ややる気について
意欲ややる気について質問があります。 どのカテゴリにしようか迷ったのですが、意欲については仕事に限らず質問しようと思ったので精神的な「心理学」で質問させていただきます。 どのようにすれば意欲ややる気を出していくことができるでしょうか?例えば、仕事なら嫌いだけど仕方なくやっているとか、好きなことでも極端に言えば起きている間中ずっとそれをやって一生続けていくのは大変ですよね。 特に、壁にぶつかったときや難しいことに挑戦するときは不安などからやる気がなくなっていってしまいます。 回答よろしくお願いします。
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こんにちは。 「やる気」とは「未来の結果に対して行動を選択するための動機」と定義されます。これがどういうことかと申しますと、つまり「やる気」といいますのは「未来の結果」というものを予測しない限り絶対に発生しないということです。 この未来の結果に対して「利益・報酬」という判定が下されますと接近行動が選択され、不利益の場合は回避行動となります。ですから、我々がやる気を出すためには必ずや何らかの「未来報酬・目標」というものが設定されなければなりません。 仕事といいますのは自分に与えられた責任を放棄できないというのが歯止めになっていますから、日常業務では面だった報酬というのは中々発生しないですよね。 給料日やボーナスというのも報酬ですが、仕事を一生懸命にやっていたら上司に褒められたとか、認められて昇給したとかいったことがありませんと、やる気を維持するのは中々たいへんです。ならば、やる気というのは未来を予測することによって発生させることができるのですから、そのための報酬は自分で小まめに作ってやれば良いわけです。 具体的には自己評価を行ない、それに対して利益という判定が下されることです。 自分で自分を評価するといいましても、それには何らかの基準が必要です。では、このためには以前よりも仕事が早くなった、次はこうゆうところを改善しようなど、過去の自分と現在の自分を比較するための判断材料を用意してやれば良いわけです。これによって目標と報酬が生み出され、やる気を持続させることができます。 ただ、このやる気を発生させるための未来報酬といいますのは飽くまで「代理報酬」でありますから、目標が達成されるまでは実際の報酬を獲得することはできません。ですから、今現在には何の利益も発生していませんので、ここで不幸にも「別な誘惑」や「困難な問題」にぶち当たりますとやる気は途端に失せてしまいます。このため、何か大きな目的を達成しようとするならば、そのためには近い将来に達成可能な目標を計画的に設定し、段階的にクリアしてゆく必要があります。また、折りに触れて報酬となる目標を頭の中で何度も繰り返すというのも士気向上にたいへん効果があります。 このように、 「まず目標を立てる」 「段階的な評価を行なう」 「目的意識を確認する」 これが即ちやる気を維持するためのセオリーであり、根性だけでそれを乗り切るというのは誰にとっても困難なことです。 では、目の前に「別な誘惑」や「解決困難な問題」が発生してしまったならば、我々はどのようにしてそれを回避するのでしょうか。 この場合は、 「その誘惑に従ってしまっては不味い」 「いま放り投げたら目的は達成できない」 このような「未来の不利益」を予測して自分に脅しを掛け、発生した障害に対して回避行動を選択させます。 我々の脳は何らかの状況が与えられますと、それに対しては必ずや利益・不利益の判定を下してしまいます。では、この判定結果を変更することができるのは、それは根性ではなく未来予測だけです。我々は「未来の報酬」や「未来の不利益」を予測することによって判定結果を変更させます。 但し、未来の不利益に対して選択されるのは、これは回避行動であるため、「やる気」とは少々性質が違います。やる気といいますのは飽くまで「接近行動(報酬行動)」の動機であり、脅しや警戒心では基本的にはやる気は発生しません。ですが、このような不利益に対する回避行動では「注意力」や「集中力」「決断力」といったものを一時的に向上させることができますので、双方を上手く使い分けてやる気を掴んで下さい。 壁にぶつかったり達成が困難である場合は誰でも不安になります。 そもそも「不安状態」といいますのは情報が不足し、問題解決の方法が見付からないために何の行動も選択できないことを言います。ですから、この状態でやる気を出すというのは構造的に無理なんです。 これは即ち、未来の結果を確実に予測できないために利益・不利益、どちらの判定も下すことができないということです。では、結果が見えないのですから、この場合は必ずや達成できると信じることによって未来報酬を発生させる以外に手段はありません。 何の解決策もなく信じるだけで目標が達成できるというわけでは決してありませんが、これができなければ自分の夢を適えることはできませんし、ましてや前人未到の地を開拓したなどというひとはこの世にいないはずです。何故ならば、我々は未来報酬がありさえすれば行動の選択は常に可能であるからです。 未来が見えないならば信じるしかありません。そして、それを信じ続けることができるかどうか、果たして「根性」というのはここで使います。
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- ruehas
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こんにちは。 #3です。回答をお読み頂きありがとう御座います。 #4さんがご紹介して下さいました、 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3783979.html すいません、一応これ、私が書いた回答なんです。 言い訳をするわけではないのですが、#4booterさんのご質問は特に根本的な原理をお知りになりたいということでしたのであのような長い内容になってしまいたいへん恐縮でした。 では、今回miya_HNさんのご質問は、どのようにしたら良いのかということでしたので、一般的な解釈からその要点を纏めたつもりです。ですから、今回ご説明を省きました「やる気の生理学的構造」といいますのはあちらの回答に書かれた通りですので、興味がおありでしたら合わせて参考にして頂ければたいへん嬉しいです。
お礼
ありがとうございます。 こちらのURLも参考にさせていただきます。 ありがとうございました。
- booter
- ベストアンサー率34% (269/769)
個人的には、目的地につくまでの自動車の運転だと思っています。 体調・環境・コネ・偶然・運命等により、赤信号もあれば青信号もある。赤信号の時には青に変わった時に走り出せるように準備をすべきですよね。 世の中、自分の行くべき道には青しかついていない人も希にいますし、自分で高速道路を作ったりする人もいたりするのですが、普通はそんな事はできないので、その時時のベストな行動を取るべきだと思います。 心理的メカニズムに関しては、 過去に類似の質問をさせて頂いているので、ご参考まで。 何故明日やろうと思うのか。「面倒」の心理について。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3783979.html Ano.5の方よりかなり秀逸な回答を頂いています。
お礼
目標に向かってどういう風に進められるかは人それぞれ違いますよね。 過去の質問、参考にさせていただきます。 ありがとうございました。
- firesnow
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不安以上に楽しい事があれば意欲ややる気が出るのだと思います。 いかに今やっていることを楽しくしかも目標をもって達成感を味わえるかを考えて行動すればよいと思います。
お礼
確かに楽しいことなら自然にやる気が出て、集中できますね。 ただ、楽しくないものをどう楽しくさせるのかが問題ですけど。 ありがとうございました。
- naccnt0
- ベストアンサー率26% (6/23)
行動の結果としてメリットがあるからこそやる気が出ます。 仕事の結果に自分にとって魅力的な報酬を設ければいいと思います。 達成感を味わうことで行動が強化されるので、達成感を味わえるように 仕事するのが大切ですよね。といっても具体的なことは言えないのですが 目標を細かく明確に設定する、進んでいることを反復して確認する、 徐々に高い目標を組んでいく、成果が出るたびに自分をすごいと思う、 などがモチベーションを上げる秘訣だと言います それから、スポーツで、よく試合開始と同時に気合を入れて声を出したり 点をとったときに叫んだりしますよね、あれは意欲を高めるためのものです。 「よっしゃーやるぞー!」と叫ぶのは 恥ずかしいですが、効果があります
お礼
結果に対して報酬は重要ですね。それも自分にとって喜ぶものでないとダメなんですね。 なるほど。はっきりとした目標で細かくですか。そういえば今まで明確な目標を持ってやってきたことがないように思います。 気合も効果があるんですね。やっぱり自分もちょっと恥ずかしいです。 naccnt0さんのおっしゃられたように試してみます。 ありがとうございました。
お礼
なるほど。 未来の利益・不利益のことを考えて目標に向かうことが重要なんですね。 確かに目標といってもそれが達成されるまで、長い道のりの場合実際に報酬がないわけだからやる気を持続することは難しくなりますね。 達成可能な目標を作ることと、大きな目標の場合、未来の利益を頭の中で何度も思い浮かべることですか。そういえば、何にしてもイメージトレーニングをすれば効果が上がると聞いたことがありますが、やはり利益に対して、具体的に何度も思い浮かべるのがいいんですね。 未来を信じて、それをどれだけ持続させることができるのかは根性しだいということですか。 ありがとうございました。