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行列の証明について(A~Aなど)
2つのn次正方行列A,Bに対し、P^-1AP=Bとなるような正則行列Pが存在するとき、A~Bで表すとして、 (1)A~A (2)A~BならB~A (3)『A~BかつB~C』ならA~C (1)~(3)が成り立つ事を証明しなければいけないのですが、 そもそもA~Aの『~』の意味が理解できません。 例えば(1)の問題であれば P^-1AP=Aということなのかどうか。 もしP^-1AP=Aということだとした場合に 左辺が対角化されているので右辺はAの固有値を含む行列になっていると思うのです。 Aの行列を (a b) (c d) として(本当は1つの()の中にabcdを書きたいのですができないため()が2つになっています。) Aの固有値がx、yとなれば右辺は (x 0) (0 y)のようになると思うので P^-1AP=Aという式は成り立たないと思いました。 しかし問題は成り立つ事を証明しろ、なので 僕の考え方が間違っていると思います。 この証明の正しい解き方を『~』の意味を含めご教授して頂けないでしょうか。 よろしくお願いします。
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(1)A~Bの定義が、「P^(-1)AP=Bとなるような正則行列Pが存在する」ということは、 「A~A」を証明するには、「P^(-1)AP=A」を満たす適切なPを見つければ良い。この場合、単位行列でOKでしょうか。つまり、P=Iにすると、 I^(-1)AI = A であるから、A~A。 (2)定義に従い、 A~B ⇒ P^(-1)AP=B となるPが存在。 ⇒ A = PBP^(-1) ⇒ B~A。※ P(^-1)をPだと思う。 (3)A~B、B~Cより、 P^(-1)AP=B となるPが存在、 Q^(-1)BQ=C となるQが存在。 1つの目の式にQ^(-1)を前から、Qを後ろからかけると Q(^-1)P^(-1)APQ=Q(^-1)BQ =C Q(^-1)P^(-1) は正則なので、A~Cも言える。
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- mazoo
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>>左辺が対角化されているので右辺はAの固有値を含む行列になっていると思うのです。 確かにAを対角化する時はP^-1APが対角行列になるようなPを 求めますが、今の場合はPは正則行列なら何でもいいので、 左辺は必ずしも対角化されてません。 Pとして単位行列Iを選べばA~Aが言えます。 (1),(2),(3)が成り立つような関係~を同値関係といいます。 同値関係について調べてみれば理解が深まるでしょう。
お礼
早々のご助言有難うございます。 最初から勘違いしていました。 同値関係について調べてみます。 有難うございました。
- kumipapa
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> P^-1AP=Aということなのかどうか。 そういうこと。 > もしP^-1AP=Aということだとした場合に左辺が対角化されているので・・・ 違うでしょう。「対角化されている」とは誰も言っていません。ちょっと、おっちょこちょいな方?私と同じだ・・・。 どのような A に対しても、P = E (単位行列)とすると P^-1AP = A が成立しますから、A~A は任意の A で成立します。 (2) P^-1 A P = B ⇒ A = P B P^-1 , Q=P^-1とおけば、Q^-1 = P なので、A = Q^-1 B Q (3) P^-1 A P = B, Q^-1 B Q = C ⇒ Q^-1(P^-1 A P) Q = C ⇒ (Q^-1 P^-1) A (P Q) = C PQ = R とおくと、R^-1 = (PQ)^-1 = Q^-1 P^-1 より、 R-1 A R = C
お礼
早々のご解説ありがとうございます。 勘違い(対角化)一つがすごくでかかったみたいです。 わかりやすい解説ありがとうございました。
お礼
早々のご解説ありがとうございます。 『~』の意味がわかってすっきりしました。 わかりやすいご解説ありがとうございました。