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哲学を学ぶにあたって

通信教育を受けており、哲学を履修しようと思っています。 指定テキストが、「哲学案内」という本なのですが、哲学を学ぶ足がかりさえつかめない状況です。 「思う」とは? 「有る」とは? 雲をつかむような感じで困ってしまいます。 哲学を学ぶにあたって、「思う」とは、「有る」とは、についてわかりやすく学べる本などがありましたら是非、教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • tyr134
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回答No.6

質問者さまが使われているテキストって以下のヤツですかね? 『哲学案内』谷川 徹三 (著) 講談社 http://www.amazon.co.jp/%E5%93%B2%E5%AD%A6%E6%A1%88%E5%86%85-%E8%B0%B7%E5%B7%9D-%E5%BE%B9%E4%B8%89/dp/4061581570 ・・・と、確認してみたところで、読んだことが無いので著者が言いたいことは分かりませんが、、、。 ただ、内容紹介とレビューを読む限り、かなり「簡略」に「哲学史」を説明した本みたいですね。 しかもページ数も86Pとかなり少ないですね。 「著者はまず、「哲学とは」「哲学することとは」を問い直す」とありますから、その部分を集中的に咀嚼しながらゆっくり読んでみてはいかがでしょう?(「思う」とか「有る」というキーワードを一端忘れて) 多分、一章とか二章あたりじゃないでしょうか? 「思う」「有る」について、一番示唆に富んでいるのはデカルトの「コギト命題」というモノですね。 「我思う、ゆえに我ありcogito, ergo sum(コーギトー・エルゴー・スム)」で有名な命題です。 簡単に言うと、あそこに有る「机」が本当に存在しているのかどうか明言する事は出来ないが、「今、あの「机」が有る・無いを考えている「わたし」は確かに存在している」と言うことが出来る、、、って感じです。 つまり、「思う」というのは「考える」あるいは「認識する」と言い換えても良いと思います。 人が「○○と考える」のはどういう事なのか、という事から「○○が見える」や「味を感じる」というのはどういう事なのか、、、を追求すること。 同じように「有る・無い」というのは、ある存在が「確かに有る」と言うことが出来るようにするにはどうしたら良いか、、、という感じですね。 哲学というのは「疑い」から始まる学問です。 あらゆる事を「疑い」つつ、存在の有る・無しを究明しようと言うことだとも言えます。 そして、「有る・無い」というのは「物質」から「精神」にまで及びます。 例えば、「人間に魂はあるのか?」という「問い」です。 「人間には魂は有る」という人から「人間に魂なんてなく、体内の物質作用で心が生まれているだけで、死とはその作用が止まることだ」と考える人までいます。両方の立場の人があらゆる議論をして、それぞれの考えを立証しようとして、未だに答えが出ていない問いの一つです。 そうした問いは、沢山ありますね。 取り合えず、「哲学史」としてお薦めの本を紹介します。 『西洋哲学史―古代より現代に至る政治的・社会的諸条件との関連における哲学史 全3巻』バートランド・ラッセル (著), 市井 三郎 (訳) みすず書房 http://www.amazon.co.jp/%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E5%93%B2%E5%AD%A6%E5%8F%B2%E2%80%95%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%88%E3%82%8A%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E3%81%AB%E8%87%B3%E3%82%8B%E6%94%BF%E6%B2%BB%E7%9A%84%E3%83%BB%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%9A%84%E8%AB%B8%E6%9D%A1%E4%BB%B6%E3%81%A8%E3%81%AE%E9%96%A2%E9%80%A3%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%93%B2%E5%AD%A6%E5%8F%B2-1-%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%AB/dp/4622019019/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1203178904&sr=1-1 かの有名なB・ラッセルが書いた西洋哲学史の本です。 その当時の社会情勢を分析しながら、著名な哲学者の哲学について批判しています。 訳文が意外と平易なので、読みやすいと思います。 ただ、気を付ける点は「第二次世界大戦中」に書かれた本であることです。 なので、日本について「敵国」としての認識らしき点が出てきます。 まぁ、訳者が指摘しておいてくれますが。 もう一つは、それぞれの哲学者の思想について「ラッセルの色眼鏡」がかかっていると言うこと。 つまり、「彼は○○と考えた」と書かれてあっても、有る程度ラッセル風に「脚色」されているという事です。 まぁ、これ(著者の主観が入る)はどんな「哲学の概説書」にも言えることですが。 日本では「(学問としての)哲学」と言えば、「哲学史」を指すことが多いです。 まぁ、「哲学」自体が前の哲学者の命題を批判することから始まるので、仕方ないと言えますが。 まぁ、基本は「疑う」という「クリティカル・シンキング」です。 これが出来ないと、「哲学史」をやってもただの「雑学」に終わってしまいます。 頭の片隅に「疑う」という事を念頭に置きながら、通信教育の講義を受けてみて下さい。 「教授の言っていること」が分からなくても、人間としては一歩も二歩も大きく成長出来ると思います。 では、頑張って下さい。

onnaninari
質問者

お礼

テキストは「哲学案内」竹内昭 梓出版ってのです。 哲学って奥が深いですね~。。。 みなさんの回答をゆっくり読み返して見ます。

その他の回答 (5)

  • cyototu
  • ベストアンサー率28% (393/1368)
回答No.5

哲学と言えども、自分の埋め込まれた文化の思考法から抜け出して「思う」あるいは「考える」ことは、大変難しいことです。貴方が教わろうとしている「ある」と言う概念は確かに西洋文化の中心概念ですが、その西洋の世界観の中には「なる」と言う概念が異質物として排除されています。多分それは、ユダヤ・キリスト教の一神教的世界観に閉じ込められた物の見方からの帰結でしょう。そして日本の先生方が哲学を語るときは、しばしば、その西洋の物も見方の受け売りをしている場合が殆どです。 どの本を読んだら良いかは、いろいろな方が紹介してくれるでしょうからそれを参考として頂くこととして、この世界を認識する、あるいは「思う」ためには、「ある」ばかりではなく「なる」と言葉も重要なキーワードであることを認識しておいて下さい。

onnaninari
質問者

お礼

ううう・・・あはは~ 難しくて笑うしかないですね。。。

  • harepanda
  • ベストアンサー率30% (760/2474)
回答No.4

別の質問者様との対話の際に申し上げたことなのですが、哲学史をいっぺんに理解するのは不可能、むしろ自分と同じ問題意識をもった哲学者を探し出し、そこからスタートするのが望ましいと応えたことがあります。 さて、「思う」とは何か、「有る」とは何かというのは、どうもonnaninariさま自身の問題意識ではなく、通信テキストが提起している問題であるように見えます。この状況では、「思う」とは何か、「有る」とは何かという問いへの答えを探すのは建設的な勉強になるとは思えません。別のアプローチが必要です。 green_sheepさまがおっしゃるとおり、ソクラテスの「汝自身を知れ」から始まり、たった200年前まで、「人間の本性とは何か?現実に存在する間違った法律に対して、人間本性に基づく理想の法律とは何か?」という自然法思想を展開していたのが、西洋哲学史です。 ルソーがいみじくも述べたとおり、自然法思想には大きな弱点があります。人間の本質をどのようなものとしてとらえるかによって、全く違った結論が出てきてしまうのです。多くの人がかつて、この問題に取り組み、様々な議論がなされたが、本当に人間本性の理解に到達した人は誰もいないという彼の指摘は、自然法思想の弱点を的確に突いたうえで、人間とはなにか?という問いが、容易に回答の見つかるものではないことを鮮明に示しています。 通信テキストを読み始める前に、onnaninariさま自身で、「人間の本質とは何だろう?」と考え抜いて、ある程度の答えを自分なりに用意しておき、通信テキストを読みながら、批判的に読んだり、想定していなかった解説で目から鱗状態になったり、同意できる見解を見つけたりしながら、自分なりの考え方を深めていけば良いと思います。

onnaninari
質問者

お礼

なるほど、テキストにいきなり行くのではなくて、自分で考えてからですね!やってみます!

回答No.3

おもう、ある、というのは哲学が生まれたときからある問いで、しかも いまだに答えが出ていない問いです。  こうすることが理想、とわかっていてそのための方法を研究するという 面がある他の学問との大きな違いは、答えがひとつに定まらないところです。 なにしろ、ソクラテス以来考えて、いまだに結論が出ない問いであ る、ということです。  ただ、どういう「問い」が今、流行なのか、というつかみ方はあると 思いますが、そういうやり方は「『哲学』学」みたいなことで、哲学とは また別のものかも知れません。  私の先生は「哲学とは『考え方』を学ぶ学問だ」とおっしゃっていました。 ですから何の本を読んでもいいんです。でも、よくある哲学入門みた いな本もとても役に立ちますよ。落語を聞くのもいいと思います。  時間とは何か?も大きなテーマです。過去、現在、未来を考えつつSFを 読むのもありでしょう。  こういうふうに考えるのが妥当だ、こういうのが普通、ということこそ が哲学の一番の障害物ではないでしょうか。  

onnaninari
質問者

お礼

なるほど・・・ まずは、自分の常識を打ち破った上で考えないとダメcですね。

  • reviewer
  • ベストアンサー率34% (165/484)
回答No.2

下記の本がおすすめです。 池田晶子 14歳からの哲学―考えるための教科書 トランスビュー 定評のある哲学入門書 竹田青嗣 哲学ってなんだ―自分と社会を知る 岩波ジュニア新書 中高校向きに平易に書かれた哲学入門書 永井均 翔太と猫のインサイトの夏休み―哲学的諸問題へのいざない ちくま学芸文庫 少年である「翔太」と猫である「インサイト」の2人の対話を通じて哲学的諸問題を考える本

onnaninari
質問者

お礼

ありがとうございます!

  • shift-2007
  • ベストアンサー率14% (143/1013)
回答No.1

「思う」とは、「有る」とはについての解説書を読む気ですか。 自分自身に聞けばいいじゃないですか。 どういう風に思うのか、どういう時に有るという言葉を使うのか。 哲学においては自分自身が教師であり生徒なんだから。 それが学ぶって事じゃないですかね。

onnaninari
質問者

お礼

そりゃ、わかっていますけど、とっかかりが掴めないので・・・

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