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中世哲学
哲学初心者です。 中世の唯名論、実在論がその後どの様な流れをたどることになったのか、ざっくりとでも教えていただけるとうれしいですが。
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- selfless
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参考程度ですが、山内志朗『普遍論争』(平凡社ライブラリー)という本があります。 詳しい注釈がついていますが、それでも専門的な内容なので、必要な部分だけ拾い読みしたほうがいいと思います。
- mrsakikaor
- ベストアンサー率21% (5/23)
唯名論の立場から、理性の働きが神学から独立することができます。 理性の働きは哲学というわけです。「哲学は神学の婢」ではなくなります。 ロジャー=ベーコンが既に「理性」を働かせ始めます。 つまり、自然や人間を物質的に観察し、その構造を理性的に取り出し始めます。 その過程は、イギリス経験論を産み、理神論へとつながります。 フランシス=ベーコンの「知(識)は力なり」はその過程を表現します。認識論が関心を集めることも必然です。 そもそも普遍論争は、「三位一体説」の不合理から始まります。 アンセルムスの「理解せんがためにわれ信ず」は、それをよく表現しています。だから、理神論は、理性が認識できないことは退けます。 そこでは、「奇跡」とともに三位一体説も退けられます。 講談社学術文庫に『キリスト教の歴史』があります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 大雑把に分類するとこんな感じでよろしいのでしょうか・ 唯名論→イギリス経験論 ロック ヒューム バークリー… カント(超越論的構想論・経験的実在論)~ヘーゲル 実在論→合理論(近代形而上学) デカルト ライプニッツ… ニュートン→科学実在論 >「三位一体説」 これがどうもよくわかりません。ご紹介してくださった本、早速読んでみることにします。
お礼
ご回答くださってありがとうございます。 実は『普遍論争』読んで興味持ったものです、私にとって一読ではなかなか理解できない内容だったのですが、この本を読んでから中世哲学に対して凄く興味を持ちました。