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哲学書をよもうか迷っています。
ニーチェやデカルトといった哲学書をよもうか迷っています。 アランとかショウペンハウエルは少し目を通したことがありますが、 楽しいとかなんとかっていうものでもなさそう。 こういった哲学書は読む価値があるのでしょうか? 有名だし書籍もいっぱい出てるし、やっぱためになるのかなあ。」 一般論として、また個人的な経験からの両面で教えていただけるとありがたいです。
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いま哲学をやるなら、サルトルとレヴィ=ストロースの論争は知っておくべきだと思います。『はじめての構造主義』(橋爪大三郎・著 講談社現代新書)の最初の方に論争の概要が書いてありますので、とりあえずそれで大まかな流れを掴んでから、実際の本にあたるといいでしょう。 哲学はそもそも、他の学問分野では解決しがたい事案に無理矢理にでも結論を出そうとする学問なので、論理展開のときにいろいろ無理をしています。 彼らの扱う事案は、実験や物証などで客観的かつ明解に示せるようなものはほとんどないから仕方ないのですが、読む側としては、そういった舌先のごまかしに騙されないように気を付ける必要があります。 哲学者のレトリックを見破ることは、昔は困難だったのですが、今は記号論の基礎的な考え方を応用することで、誰でも簡単にできるようになりました。記号論を理解するのが大変だ、という問題はありますが。 記号論の入門書としては『記号論への招待』(池上嘉彦・著 岩波新書)があります。 記号論を修得した後にマルクスやニーチェなどを読めば、搾取搾取と連呼したくなったり超人思想にハマったりすることもなく、必要な知恵だけ拾って読むことができるようになります。 あと、哲学者がごちゃごちゃと難しいことを書いているところは、こじつけの部分だから真剣に読解する必要がないこともわかって、かなり哲学書を読むのが楽になる、という副作用もあります(笑) 哲学書は読む価値があるのかと言われれば、記号論を修得することを前提にすれば、大いにあると思います。 人を説得する技術、騙されないようにする技術を磨くのにも役立ちますし、いろいろ格言を知っておけば、映画などで引用されているときにより楽しめたり、ときおり引用して知的に見せかけることもできます。 また、困難な問いに哲学者がどうやって答えようとしてきたかの軌跡は、物語としても面白いですし、そこから学ぶこともあるでしょう。
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- kigurumi
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貴方、頭いいですね。 ビデオをみて、「哲学をすることでことで発生するリスクを恐れず哲学をする。哲学はやる価値がある」みたいに思ったわけですね。 彼の講義は、政治家とか経営者になる人向けかも。 彼は何人かの哲学者を引き合いに出してその理論が<心>が無いことを指摘していますよね。 善ってのは、人が快く思わない限り善になりえない。 ゆとりってのが必要で、多少のズルは見逃さないと、ガチガチした恐怖社会になっちゃう。 こっそり紹介したビデオの探し方、、、かわいいズルってことで。 しーーっ 笑 だって、マッド動画で注目を浴びて、今まで売れなかった本や映画やビデオが爆発的に売れるようになるという現象が現実起こって、結局 マッドされた側が損どころか大もうけしているわけだし。 ねっ 私だって削除された動画見て、本買ってしまった口だし。笑 聖書だってマッドされまくったので、世界一売れている本ってなっているわけだしぃ。 で、日本の憲法は世界でも珍しく、今だに変わっていない。 憲法は憲法前文の支配下にある。 憲法の前文が、人の善を表したものだと思う。 従って、判断できなくて行き詰ったら、憲法の前文と照らし合わせればいいわけです。 靖国神社は善を希求をした殉職者が祭られているところ。 戦後処理でA級戦犯とされた人が祭られている靖国神社。 善の希求の殉教者たちを、一方的にA級戦犯だとした。 弁論させなかったわけです。 だから フィリピンのグランドマスターだったマッカーサーは、東京裁判は人間の精神をもっとも貶めた下劣な一方的なリンチ裁判だ と言ったわけです。 東大の講義を聞いて、みんな西洋かぶれしているなぁ と感じた。 熟成した日本の精神で育っていない外国人みたいな日本人が、講義に参加しているなぁ と思った。 ここに参加していた人を、日本人とは呼んで欲しくない。 外見は日本人だが魂は外国人。 まっ、西洋かぶれしない程度に、ビデオは見ていいと思う。 他の人の意見に耳を貸さず、最初からシャットアウトってのは、悟りを開いたというより 井の中の蛙にすぎないと思うし。
お礼
何故私が頭いいのか分かりませんが・・・皮肉? こっそり紹介したビデオってのは?NHKの番組のこと? ズルって? 番組の感想? すみません。ちょっと良く分からなくなってきましたね・・・
- yosiki1966
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「哲学とは何か」という問いにフリードリッヒ・エンゲルスは『フォイエルバッハに関するテーゼ』 (『フォイエルバッハ論』フリードリッヒ・エンゲルス著 新日本新書他多数出版)のなかで、 「哲学者たちは、世界を様々に解釈してきただけである。肝心なのは、それを変革することである」 と記しています。 カント、ヘーゲルという天才的な客観的観念論の立場と、唯物論の立場を批判的に吸収し、 弁証法的唯物論、史的唯物論の立場に転化したエンゲルスのこの著作は、哲学書のなか でも金字塔をなしているといえます。 哲学をただの知識として学ぶのか?人間の生きる力、変革する力として吸収するのとでは だいぶちがうと思うのですが? それから、エンスルト・マッハの原子論に端を発した観念論、不可知論、唯物論入り乱れての 「物質とは何か」「精神・感覚とは何か」など論争に完膚なきまでの論戦を挑んだヴェイ・レーニン 著の『唯物論と経験批判論』は傑作です。これは19・20世紀初頭の古典ということにとどまらず 今日の素粒子論や宇宙論までに及ぶ生命力をもつ著作です。 特にこの二冊は、「哲学とは何か?」という問いを超越する世界を変革する生命力があると私は 思います。ご一読あれ!
お礼
初めて聞きました。 ハマるかどうかわかりませんが、読んでみたいです。
- kigurumi
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哲学ってのは、ソクラテスがその前からある人間たちの思想を体系づけたんですね。 で、結局は<善>の希求なわけです。 幸福や安らぎや満足の希求なわけです。 で、古代では美というものを考えた。 その美とは優秀性のことなわけです。 例えば馬の美(優秀性)は<早く走ること>、競馬とかドッグレースとかで、早いものが優秀とされますよね。 では、人間の美とは何かと考えたとき、肉体的美というものでいけば、男でいけば力が強いもの。女でいけば肉体が美しいもの。 精神的なものでいけば、<ただ生きる>のではなく、<善く生きる>ことが、幸福や満足につながると考えられたわけです。 では、善く生きるとは、どういういうことか、となって うんたら かんたら と各哲学者が考察してきたわけですが、現代もまだ発見できておりません。 しかし、諦めずに、今まで出てないが、これからも発見できないとは限らない、諦めずに善く生きるとはどういうことか考えよう として、うんたら かんたら ってやっているわけです。 で、最近見たyoutubeの動画、「これからの正義の話をしよう」だったかな? 東大で経済哲学者が聴講生と討論形式で講義をしたもの。 (削除されたので、今は見れませんよ) 講義の内容が面白かったので彼の本を買ってみた。 例えば、ブレーキが壊れた電車が走っていて、その先に5人の人が線路を工事している。 このままでは5人を電車が轢いてしまう。 ふとみると、線路を切り替えるレバーがある。 別の線路には工事している人が一人だけ。 「あなたならどうしますか」というもの。 多くの人の命を救うためなら、一人の人の命を奪ってもいいか って問題です。 実際、漂流している船で一人の人を殺して、その人の肉を食べて生き延びた人たちが救助されるという事件があった。 イチローの年収と大統領の年収には雲泥の差がある。 大統領は睡眠時間を惜しんで国のために尽くしているが、イチローのやっていることは娯楽の提供。 じゃあ、イチローにもっと税金を課すべきか? 日本はアジア諸国に対してひどいことをたくさんしてきたが、いまだに賠償をしていない。 現代の日本人が過去に日本人がやったことの償いをするべきか? いつまでするべきか? 病院受診するのに、朝早くから並んで整理券をもらわなければならない。 お金を払えば変わりに朝早くから並んで整理券を受け取ってくれる業者がいる。 貧乏な人はその手数料が払えず、早朝からぐったりしながら並ばなければならない。 医療は誰でも受ける権利があるのだから、代行サービスを利用する人は卑怯だから見つけ次第罰金を課すべきか? 徴兵制度があったとき、身代わりの人と立てたり、お金を払えば徴兵を免れることができた。 それを利用して戦場に行かなかった人は、その後大統領になったり、財閥になったりして世界を動かすリーダーとなった。 お金が無い人だけが、戦場に行った。 お金が無い人が、実質国の利益を確保し、その守った利益はその人たちに与えられることは無く、行かなかった人たちに与えられた。 イラク戦争で、民間軍事企業が兵士となりアメリカ軍に協力した。 愛国心は無い人たちがお金で雇われ戦争をしたわけです。 国を守るのに愛国心は必要では無い? とか、現実の事件を題材に討論されています。(日本の例題は現実とは違いますが) 生徒たちは活発に 何故そう思うのかを 理論的に説明し、自分の意見を主張している。 それに対して反対意見を持つものは、どうしてその考えは駄目なのか を言う。 この講義に答えは無い。 どれが正義なのか、決められないわけです。 しかし、決められないからといって 何もしないわけにはいかない。 ベターだと思える方を選んで実行していくしかないわけです。 教授はブッシュ政権の時の顧問だったらしい。 コミュニタリアンらしいが、集団の幸福の最大化のために犠牲はつきもの って考えがあるようで、なんか騙されているような気分になるが、まあ 参考として意見を聞いておくのも悪くないと思える。 私はどっちかというとリバタリアンだから、しっくりこないのかなぁ・・・ また テレビで年末か年初めの放送するらしいので(NHK)観ておいていいかも。
お礼
サンデル教授のハーバードの講義、見ました。おもしろいです。 彼は哲学を学ぶことのリスクと意義についてもしっかりと説明されており、 哲学を考えるということ自体がどういうことなのか整理することができました。 リスクを隠さない誠実な態度です。 その意義とは「我々は日々哲学的な問いに答えを出しながら生活している」ため、 これらの問いを考えることは避けられなず、熟考することが必要なのです。 講義の内容は哲学というより特に倫理学といった趣です。 哲学といってもいろいろな考えがありますからね。だって「哲学」だから。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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おやめなさい。 哲学って好きになるのをよみなさい。
お礼
?? 読んだ方が良い?それともやめるべき?どちらでしょう?
- sumimimi
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読む価値はありません。 それは物を考えることからどうやって逃避するかという テクニックですよ。
お礼
テクニック? むしろ私は哲学は会計学や物理学などのように実用的側面は薄いものだと思います。 普段のものの見方をもう一度考え直すことこそが哲学だと思います。 哲学は技術ではなく鍛錬だと思います。
お礼
記号論。 初めて聞きました。読んでみたいです。