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仙人
仙人ということばを、和英で引くと、カクタス サボテンと出てきます。 そうすると、道教でいうような、仙人というのに当て嵌まる単語は英語にはないのでしょうか?完全equalでなくても、nearly equalでもいいのですが 英語の単語などで、仙人ということばに翻訳したような英語の元の単語などは何かないでしょうか?
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No.3です。書き忘れがあります。 宗教的な意味合いを帯びた仙人ということであれば、「聖なる」「神聖な」というニュアンスの形容詞sacredを添えると、雰囲気が伝わります。 例: sacred hermit sacred recluse 「神聖なる遁世者」=「仙人」 などがいいかと思います。 ご参考までに。
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- Wendy02
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こんにちは。 Taoism の説明の中に、Hsien (「仙」の読み-ピンインでは xian -シアン)という言葉が見られます。気功の辞書には、"xian" となっていて、英訳では、"immortal" や"deity" と振られています。 hermit というのは、本来は、隠遁者という意味で、インド等の修行者などのことを指すのではなかったかと思います。インドの修行者の価値観というのは、世俗を離れ、同じことをずっと繰り返したりする意思の強さに対して、高い評価を得られるそうです。 中国の仙人、または神仙は、内丹の秘術を極めた人、現代でいうと、気功の秘術をきわめ、不老不死に到達した人という意味です。「内丹」というのは、体の中で、気を練り上げて薬を作るという術で、現代にも、その方法ははっきりと伝えられています。アニメやトンデモ科学の絵空事ではありません。 私の記憶では、世俗(特に政治)に関わらず、隠遁のような生活を送るというのは、そういう思想だったと思いますが、それが主たる目的ではありませんから、hermit という訳では違ってきてしまうと思います。 また、例えば、世事から離れる思想としては、禅仏教などにも同じ傾向が見られます。中国思想は、総じて、唯物論ですから、物理的に不可能なことを行うような話は、民間伝承や御伽噺の中だけだと思いますが、また、道教自体が、思想的に純粋性が保たれているわけではありません。このような世事(worldliness)に関わらないことを、欧米では、東洋的虚無主義(Oriental nihilism)と揶揄するそうですが、こうした思想は、時代的な背景があったのだと思います。 欧米や日本では、あまり正しく語られることはないと思います。 せいぜい、「久米の仙人」の話ぐらいです。 以下の説明は、近からず遠からずという所だと思います。 http://www.crystalinks.com/taoism.html Hsien, in Chinese Taoism, is an immortal who has achieved divinity through devotion to Taoist practices and teachings. hsien, or xian (taoism) Britanica Online Encyclopedia http://www.britannica.com/eb/topic-273854/hsien 上記と同文 The term hsien ("immortal") was used by other philosophers somewhat synonymously.
お礼
有難う御座います。 詳しくお調べいただき、恐縮です。 ヒンドゥの聖典ではRishiというのを仙人とも訳す方もおられ、私は聖者様としか存じませんでしたので、検討しておりました。 語源的には道教分野ではありましょうが、それだけに意味や遣い方を限定する必要もなく、いろんなタイプでも遣い方があるものなのですね。 有難う御座いました。
補足
仙人を"immortal" や"deity" の訳とするなら、やはり、私が今、勉強している、ヒンドゥの聖典のリシは仙人と訳す、仏教書があってもおかしくはないですね。 でもリシはリシで、仙人たる、"immortal" や"deity"とはやはり違うなという思いです。 "immortal" や"deity"を仙人とできるというご回答はとても今後の勉強に役立ちます。確かにそうだと存じます。"deity"は"神格"、"神位"、或は"聖なる方"としか読み取ってきていませんでしたので。 有難う御座いました。
- Parismadam
- ベストアンサー率65% (2756/4211)
はじめまして。 1.「世捨て人」「遁世者」という意味では hermit recluse という語になります。 2.また、宗教的な意味合いを帯びるなら priest the priesthood という語もあります。ニュアンス的には「出家した人」という意味です。 3.また、「現社会から逸脱した」という意味では outsider deviant などもあります。deviantは特に「異端」のニュアンスが強くなり、異常者の意味で使われることもあります。 以上ご参考までに。
お礼
有難う御座いました。 英語圏における、とても正統的なご見識と拝察申しあげます。 たいへん参考になります。異端、アウトサイダーという意味合いが伴うものも範囲にはいりそうなのですね。 勉強になりました。
補足
隠者も中国の隠者、ペスタロッチの著書の訳本の題名も隠者の夕暮れ、そんなふうに隠者の中には仙人と訳してみようと翻訳者が思う場合もあるのですね。 そして宗教的な孤高の方。 更には異端や、変わり者、変人的な人とか。 ご高察で、ご分析と整理が参考になります。 有難う御座います。
- ANASTASIAK
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a mountain hermit
お礼
山野の隠遁者でしょうか。 そういう方を、仙人ということもあるのですね。 確かにそうですね、私達も。 有難う御座いました
補足
仙人はこうでなくてはならない、という観念でだけ、翻訳のものを読んでいくと、なかなか、先に進めないものですが、もっと幅をもった、観念で読んでいくことが可能なのですね。
- kirksville
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辞書にhermitというのがのっています。隠遁者という意味合いがあります。雲に乗って空をかける仙人は道教から来ているイメージが強いので、Taoistとなるみたいです。ただし、with supernatural power とか形容するものをつけた方がわかり易いでしょう。
お礼
早速にありがとう御座います。 翻訳をしているわけではなく、仙人という観念に当て嵌まる存在が英語圏ではあるのか、というおもいからの質問でした。 原著を知らないのですが、訳本でもことば出てきて、どういう人かなとおもったものですから。
補足
Taoistとしての観念が伴う、遣い方もあるのですね。 そして超能力的な方という。 有難う御座いました。
お礼
宗教的な隠遁者、道教に語源でなくても、確かに孤高性と神聖性から、仙人に相応しいですね。 態々有難う御座います。