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この世のほかの 思ひ出に(和泉式部)
和泉式部 あらざらむ この世のほかの 思ひ出に この「ほか」の意味がわかりませんでした。「別の」の意味ではなく「特別な」ほどの意味なんでしょうか?
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この歌は、百人一首ですが、もと歌は和泉式部集にあるものです。 その詞書きに「こころあしきころ、人に」とあります。病床にふせっていて、このまま死んでしまうのではないかと心細くなって、男に送った歌でしょう。 ということは、「あらざらむ」=自分がいなくなってしまうであろう「この世」とは別のところ、ということが推測できますね。 こんな壮絶な歌を男に送りながらも、和泉式部は、この後もいろいろな恋をし続けたとか・・・(^^ゞ
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- hphp0715
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回答No.2
こんばんは。 以前その歌を勉強した時は、この世→現世なので、つまり この世のほか→死後の世界、と習いました。 もう少しで命が絶えようとしている今、死後のあの世での私の、 あなたの思い出として、今ひとたび(この世で)あなたに お会いしたいのです・・・みたいな訳を教えて頂いた記憶があります。 平安の人々の生死観が感じられる奥が深い歌なので、 もっときちんとした解釈があると思いますが、 詳しい方から回答があるといいですね。
- miirumatsu
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回答No.1
「この世のほか」で、「あの世」と同義ということです。 つまり、「ほか」は「外」のことですね。 あの世へもっていくための思い出として、もう一度カレに会いたい、という意味の歌です。