- ベストアンサー
剰余の定理を使った問題について
こんばんは~。 剰余の定理でわからないところがあったので質問します。 (問題) 多項式f(x)をx-2で割ると余りが3, x+3で割ると余りが-7のとき、 f(x)を(x-2)(x+3)で割った余りを求めよ。 参考書の解説には、 まず(x-2)(x+3)で割った余りは1次式以下だから、 ax+bとおける。 と、書いてあるのですが(x-2)(x+3)、つまり2次式で割った余りは なぜ1次式以下になるのでしょうか? 回答待ってます。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
先日の問題のときにも軽く触れましたが、 そうしないと1つに決まらないからです。 整数の除法で言うと、 aをbで割った商をp、余りをqとすると、 a = b×p + q (0 ≦ q < p) と書けます。この 0 ≦ q < p の部分は見た目以上に大切で、 33 = 7×4 + 5 33 = 7×3 + 12 33 = 7×2 + 19 : 余りとして扱うのは5だけですよね。 式の除法の場合は f(x)をb(x)で割った商をp(x)、余りをq(x)とすると、 f(x) = b(x)p(x) + q(x) (ただしq(x)の次数はp(x)の次数より小さい) となりますが、もし「ただし・・・」以下の条件がなければ 何通りもの書き方ができて余りが決まらないのです。 たとえば f(x) = x^2 + x + 1 として、 これを x+1 で割った余りを考えます。 f(x) = x(x+1) + 1 f(x) = 2x(x+1) - x^2 - x + 1 f(x) = (x-1)(x+1) + x + 2 f(x) = (x+1)^2 - x などなど、いくらでも正しい式が作れますが、 余りを -x^2 - x + 1 とか x + 2 とか -x とか言っていいでしょうか? 余りとして適切なのは割る式x+1より次数が小さいもの つまり定数である 1 だけです。 そうしないと1つに決まらないし、そうすれば1つに決まるのです。
その他の回答 (2)
- pontiac_gp
- ベストアンサー率51% (22/43)
ANO2の者ですが、記述ミスがありました。 お詫びにて訂正します。 >整数の除法で言うと、 >aをbで割った商をp、余りをqとすると、 >a = b×p + q (0 ≦ q < p) は a = b×p + q (0 ≦ q < b) の間違いです。
お礼
大丈夫です。 ホントにありがとうございました。
- taktta
- ベストアンサー率23% (12/52)
2次式 ax^2+bx+cをたとえば二次式dx^2+ex+fでわれば a/d が頭に立つことで ax^2+bx+c=a/d(dx^2+ex+f)+(一次以下の式) となりますよね。 3次以上の式も同様に普通に割っていけば、割る多項式の次数よりも下げられます。単純に割るだけです。
お礼
ただしq(x)の次数はp(x)の次数より小さい これを使えばいいのですね! 回答ありがとうございます。 夜遅くにわざわざこんなに詳しく丁寧に説明していただいて、 ホントに感謝してます!! では。