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構造把握と文法の説明お願いします
- 忘れがちな子供時代の恐怖や失望、動揺、困惑についての記憶を意識的に抑えることがあります。
- しかし、それらの記憶を無視するほど、私たちの性格により深く刻まれることもあります。
- 文中の'all the more'と' the more'の結びつきについて理解ができず、文法的な説明が必要です。
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はじめまして。 ご質問: <and which以下を文法的説明とあわせてお願いします。> 文法上の分析は以下の通りです。 1.and:等位接続詞。 (1)andは文字通り「等位」の接続詞ですから、A and BのAとBは同じ位・品詞の語・句・節などを結びます。 (2)ここでは、Bにあたるものがwhichという主格の関係代名詞になっていますから、Aにあたるものも同じ働きのものになります。つまり、先の関係代名詞which are~がAになるわけです。 (3)つまり、このandはwhich are~の関係代名詞節と、which may~の関係代名詞節を等位接続しているのです。 (4)この2つの関係詞節はどちらも、同じ先行詞all the real~perplexitiesにかかる形容詞節になるわけです。 2.which:主格の関係代名詞。上記参照。 3.may well:「~するのも当然だ」「~するのも無理はない」という意味の慣用句。 4.impress~our characters:which内の主節の動詞句 (1)impress A on Bで「BにAを刻み込む」「BにAを封印する」の意味で使われています。 (2)このthemselvesは前出のall the real~perplexitiesを指しています。ただ、whichのかかる先行詞と同じものですから、訳出する必要はありません。 (3)ここでは、「私達の性格にthemselves=all the real~perplexitiesを刻み込む(植え付ける)」といった意味になります。 5.all the more~the more…:「…すればするほど~して」という慣用句。 (1)all the more firmlyのthe「それだけ」の「それ」とは、後出のthe more we therust~を指しています。 (2)つまり、the more we therust~はwhich節内の従属節になり、この節「私達が~をthrustすればするほど」という副詞節として、which節内の主節の動詞impressにかかっていきます。 6.thrust them from our consciousness: (1)thrust A from Bで「AをBから押し出す」→「AをBから追い出す」の意味で使われています。 (2)themは前出のall the real~perplexitiesを指しています。 (3)この部分の意味は、「私達の良心から、それらを追い出す」の意味になります。 7.さて訳し方ですが、2つ目のwhich節の中にthemselves、themという代名詞があります。これは先行詞all the real~perplexitiesと同じものを指していますから、which節内をどういう風に訳すかがポイントになります。 このような場合、つまり先行詞が関係詞節内で代名詞として登場している場合は、訳出しないか「受け身」で訳すときれいな訳に仕上がります。 8.以上を踏まえて後半部の訳は (直訳)「(子供時代に偶然起こったことで)、私達が、良心からそれらを押し出せば押し出すほど、深く私達の性格に、それらを刻み込むのも当然であるような(all the real~perplexities)」 → (意訳)「(子供時代に偶然体験し)、良心から追い出そうとすればするほど、私達の性格に一層深く刻み込まれてしまいそうな(all the real~perplexities)」 ぐらいになります。 以上ご参考までに。
お礼
ほんとうに丁寧に説明していただきまして、ありがとうございました。 自分の疑問点を解決してくださって、感謝しております。