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なぜspaceは無冠詞でuniverseはtheが付くのか?
spaceとthe universeの違い(両方、「宇宙」という意味の)を教えていただけますか?他の質問を見たところ、意味の違いに言及されたものはあったのですが、「spaceは無冠詞」、「universeは定冠詞」が付く理由がないのでお願いします。 (ネイティブにも聞いたのですが、意味の違いしか示されてませんでした) 自分が思うに、the universeはthe sun, the earthのようにそれぞれ「唯一のもの」をさすので、それと同じ働きだと考えられると思うのですが、spaceとの違いを考えるとよく分かりません。 (2004 ジーニアス) p.1793 2. U 宇宙、宇宙空間(outer~);(形容詞的に)宇宙の The rocket hurtled through space. ロケットが宇宙を突き進んだ。 →The rocket hurtled through the universe.と同じ意味か? p.2055 1. (the~/ the U~) (存在する全てのものとしての)宇宙、森羅万象 the secrets of the universe 宇宙の秘密 →なぜこのとき、「the secrets of universe」と言わないのか? 「the secrets of the universe」=「the secrets of space」か?
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- tjhiroko
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universeが哲学的な意味での宇宙を指すというのは違うと思います。 こちらをご覧下さい。 http://en.wikipedia.org/wiki/Universe universe の広さや年齢についても書かれていますので、これは間違いなく「宇宙」ですね。 space についてのウィキはこちら。 http://en.wikipedia.org/wiki/Outer_space >Outer space, often simply called space, refers to the relatively empty regions of the universe outside the atmospheres of celestial bodies. おっと、この記述からすると、#2で書いた内容は違っているようですね。#2の >space(正しくはouter space)は「宇宙空間」で、universe は「あらゆる天体」、この両方を合わせて「宇宙」 は手元の辞書の記述を書き写したものだったのですが。 spaceにtheをつけると、「その空間」となってしまって、宇宙空間のあの仕切りも区切りもない永遠に続く空間には不適当なため、theがつかないのだと思います。 一方universeは、先ほどのウィキによれば宇宙空間も天体も含めていわゆる「宇宙」という唯一無二のものですので、theがつくということでしょう。 お書きのようにthe sun, the world, the sky などと同じように。
- Parismadam
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はじめまして。 ご質問1: <spaceとthe universeの違い(両方、「宇宙」という意味の)を教えていただけますか?> 物理学的・天文学的な視点と、哲学的な視点の違いです。 1.space: (1)物質名詞で、可算・不可算両方の用法があります。 (2)「宇宙」という意味では、物理学的、天文学的視点からの意味があります。 (3)物理学的には、物質・輻射が存在し得る限りの全空間を言います。 (4)天文学的には、全ての天体を含む全空間を言います。 (5)つまり、「宇宙」という意味のSpaceは、「全空間」という、つかみどころのない「普遍的な現象」を持った物質名詞であるため、特定することができないのです。 ちょうど、「水」や「空気」といった物質名詞を総称化して「水というもの」「空気というもの」という文を作る場合、Water is~「水は~」、Air is~「空気は~」と定冠詞がつかないのと同じです。 (6)勿論、spaceが特定の「空間」を指す場合は、定冠詞・不定冠詞がつく場合もありますし、複数の空間をさす場合は複数形にもなります。 例: open spaces「空き地」 for a space of four years「4年の空白の間」(文語的) しかし、これらのspaceは、「宇宙」の意味ではありません。「宇宙」は特定できないからです。 2.the universe: (1)抽象名詞で、不可算用法になります。 (2)「宇宙」という意味では、哲学的視点からの意味になります。 (3)哲学的に、 「秩序ある統一体としての世界」 「秩序と調和の現れとしての宇宙」 という世界観を表す言葉です。 (5)つまり、「宇宙」という意味のthe universeは、「秩序ある天体の配置や法則、それらに統一され、それらが具現化した世界」という、哲学的な抽象概念なのです。 その概念は、そういう普遍・不変の「秩序体系」として既に定まったものなので、定冠詞theをつけて使われています。 (6)同じ「宇宙」の意味で使われる、「森羅万象」「天地万有」という意味のuniverseも定冠詞theを付けて使います。 (7)例えば、独裁者フセインがイラクで行っていた独裁政治は、”his” universeであって、the universeではありません。彼の「世界観」は彼独自のものであって、世界が共通概念として持つ、世界に一つの秩序体系ではないからです。 ご質問2: <自分が思うに、the universeはthe sun, the earthのようにそれぞれ「唯一のもの」をさすので、それと同じ働きだと考えられると思うのですが> 1.太陽、地球、月などの全ての天体を含む空間としての「宇宙」は、spaceになります。 2.太陽、地球、月などの全ての天体によって、秩序ある統一体として形作られた、世界観はthe universeとなります。 ご質問3: <The rocket hurtled through space. ロケットが宇宙を突き進んだ。 →The rocket hurtled through the universe.と同じ意味か?> 同じ意味ではありません。 1.spaceが正しい用法になります。 2.理由は、ロケットが飛ぶ「宇宙」は天体的な空間だからです。 3.ここでは、哲学的「宇宙」は文意に合いません。 ご質問4: <the secrets of the universe 宇宙の秘密 →なぜこのとき、「the secrets of universe」と言わないのか?> この「宇宙」は上記1-(5)でご説明したように、「秩序ある天体の配置や法則、それらに統一され、それらが具現化した世界」という、哲学的な抽象概念であり、そういう「秩序体系」として既に普遍的・不変的に定まったものなので、定冠詞theが必要になります。 ご質問5: <「the secrets of the universe」=「the secrets of space」か?> 文脈や話し手の主観によっては、どちらでもいいと思います。 1.ただ、ここではsecrets「秘密」は哲学的概念で使われているようです。ここでは哲学的ニュアンスの「秘密」になるので、the universeが適切でしょう。 2.もしsecretsが天文学的・物理学的観点から探りたい「秘密」であれば、the secrets /the mystery of space「宇宙空間の秘密(謎)」でも文意は通じます。 以上ご参考までに。
- execrable
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the universeは、我々が今住んでいる「この宇宙」のことです。 spaceというのは、単にそこにある空間のことです。 The rocket hurtled through space.というのは、とにかくそこに空間があって、ロケットが飛んでいるという感じで、この場合の「宇宙」は「中空」と言い換えが可能だと思います。そのロケットが飛ぶスペースが、惑星の密集する中にポッカリ開いた隙間かもしれません。見渡す限り何もないだだっ広い空間かもしれません。何の名前もなく、特定されるでもない、単なる空間です。 the universeは「中空」と訳してはまずいです。「どこを飛んでいるか?」と聞かれれば、「この、我々が住む宇宙を飛んでいる」ということになります。spaceを飛んでいる場合は、「どこを飛んでいるか知らないが、とにかくどこかの空間を飛んでいるのだ」という感じです。
- bonobonox
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今まで考えたこと無かったですが、私もちょっと考えてみました。 あくまでも全部推測です。 まず冠詞ですが、spaceにtheがついていないということは、限定されない、囲えない、漠然と空間としての宇宙、を表現しているのでしょうか。(water等、物質名詞のような感じかな?) 一方、universeにtheをつけるということは、syoshioka99さんの言葉を借りれば「(存在する全てのものとしての)宇宙、森羅万象」を唯一としてとらえていると言うことなのでしょう。もしくは、逆にtheをつけることで森羅万象を一くくりにしているようにも感じます。 そして、spaceは「空間」ですから、この場合の宇宙とは地球から見た空間としての宇宙、地球外の空間、対地球としての空間、そんなニュアンスがあるような気がします。他方、universeは「(存在する全てのものとしての)宇宙、森羅万象」ですから、地球や人類を含めた宇宙、といったところでしょうか。 全くの独断ですが、以上をもとに考えると、 「ロケットが宇宙を突き進んだ。」の宇宙は、ロケットが進む宇宙は地球外の宇宙と考えるのが自然に思われますので、spaceがいいように思えます。 「宇宙の秘密」は人類を含んだ全存在の秘密と考えれば、the universeで(私ははこちらをイメージしますが)、地球外としての宇宙の秘密と考えるのであれば、spaceもありなんでしょうか。
- tjhiroko
- ベストアンサー率52% (2281/4352)
私たちが「宇宙」というときは、真っ暗闇のなかに無数の星や星雲などが浮かぶものを思いますが、この我々の思う「宇宙」は英語の場合は厳密に言うとspaceとthe universe からなるようです。 つまり、space(正しくはouter space)は「宇宙空間」で、universe は「あらゆる天体」、この両方を合わせて「宇宙」というわけです。 ですから、The rocket hurtled through space. はいいですが、The rocket hurtled through the universe. は正しくないような気がします。travel through the universe はもちろんいいですが、「ロケットが突き進む」となると空間に限りますからね。
- ANASTASIAK
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>spaceとの違いを考えるとよく分かりません。 spaceというのは普通名詞で「何もない空いた場所」つまり 「空間」という意味です。これは座席にも土地にも空っぽの 箱にも使えます。しかし、「宇宙」はここに空間が一つ、 ここにも一つとはっきりいえないので「宇宙」の意味のとき には不可算名詞になっています。 では、複数形はないのかというと、そんなことはありません。 「それらの空欄を埋めなさい」というようなテストなどでは、 blank spaces とします。 universeと定冠詞の関係は、あなたがおっしゃるとおりです。 一つしかないものだから。uniというのは「一つ」という意味です。
補足
ありがとうございました。 space=宇宙空間 universe=あらゆる天体 ですね。 では、なぜ、spaceは「宇宙」の意味で、the spaceと言わないのでしょうか? (The rocket hurtled through the space.のように)