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曲の調の変更すると起こる変化を教えてください。

知りたい質問内容を分かりやすくするために実例でお尋ねします。私は、還暦からはじめて10年目のフルート愛好者です。ただいま、大人のレッスンに通って、「いい日旅立ち」を練習中です。谷村新司さんの原曲は何調なのかは知らないのですが、今練習中の譜面ではフラット2つですから、ト短調(ですね?)となりますね。この場合、苦手のミ♭が何度も出てきて、そこで失敗することが多いです。 これをイ短調に転調して試しに吹いてみますと、ミ♭は全くなくなり、ソ#が数カ所あるだけで、非常に楽に吹けるようになります。 勿論、指使いの練習のために先生はこの曲を練習曲にしてくれているのだと思いますが、グループの発表会以外のプライベートな所で演奏を頼まれたときに、イ短調で演奏した方が、緊張で失敗する可能性が少ないと思います。ト短調とイ短調では、イ短調の方が2度高いだけですら、歌ってみるとイ短調の方がやや明るくて元気な感じとなり、「希望にあふれた旅立ち」と言う感じになりますが、本来のト短調の方が、「期待と不安の入り交じった、あるいは別れを含んだ旅立ち」という、ややもの悲しく趣の深い印象になります。フルートで吹きやすいからといって勝手に転調してしまうことの善し悪し、聞き手の受ける印象などについてお教え下さい。

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noname#119775
noname#119775
回答No.3

フルートの運指については全くしらないのですが、管楽器はどうしても、得意な調と苦手な調があります。 クラリネットを吹いたことがありますが、B管だったので、フラット系の曲は吹きやすかったです。 (もともとフラット2つの変ロ長調で吹いて、それがその楽器のどれみふぁそらしどとなる楽器だった) フルートって、一般には確かC管ですよね。なので、イ短調の方が調号でフラットがつくことがなく(短調の導音に当たるソのシャープくらいでしょう)、吹きやすいのは楽器の構造上、当然のことだと思います。 絶対音感のある人が聞くと、ト短調、イ短調、どちらの調で吹いているのか、聞いてわかってしまいますが、絶対音感のない人には、たぶんわからないでしょう。 絶対音感のある人は、上のような管楽器の運指について知っていると思いますので、運指の楽なイ短調に移調して吹いても、事情は察してくれると思います。 運指がやりやすくて、表現しやすいなら、イ短調でも構わないのではないでしょうか。 もちろんト短調の響きが好きだ、吹いていてこだわりを持っているなら、そちらの調で挑戦するのも、大変結構なことだと思います。

torotecca
質問者

お礼

>絶対音感のある人は、上のような管楽器の運指について知っていると思いますので、運指の楽なイ短調に移調して吹いても、事情は察してくれると思います。 確かにそうですね。聴衆の顔ぶれをみてどちらにするかを決めることにします。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

noname#192232
noname#192232
回答No.2

12等分平均律での移調による変化は,調の性格によるものではなく 音の高さによるものではないかと思います。 その曲の聴きなれた高さ(調)よりも高くなれば明るく活発な感じに聞こえ, 低くなれば落ち着いた感じ,または,沈んだ感じに聞こえます。 フルートの頭部管を緩めてピッチを低くすれば,楽譜どおりに吹いていても 曲の感じがかなり違って聞こえるはずです。 ピッチを少し変えるだけでも感じが違ってきます。 歌では音が高くて歌いにくいのでキーを下げる(移調する)ことがあります。 聞き比べると音の高さの違いによる曲の感じの違いがありますが, 「いい日旅立ち」なら,間違わずに演奏することを優先で調を変えても いいのではないかと思います。(人前で演奏するのが目的なら) フラット2つの曲を練習することが目的であれば,そのまま練習です。 「いい日旅立ち」は,谷村新司さんの歌と,山口百恵さんの歌と 同じ調でしょうか? たぶん違うと思いますが。

torotecca
質問者

お礼

おっしゃって頂いたことは非常によくわかりました。頭部管の抜き差しだけでも、そんなに印象が変わるものなのですね。勉強になりました。 谷村新司さんの歌と山口百恵さんの歌の調が違うかどうか知りたいですが、確かカラオケには2つとも出ているようですから、機会が有れば聞き比べてみたいと思います。でも、残念ながら私が聞いただけでは何調かを判断するほどの力量はなさそうです。

回答No.1

それは転調ではなくて「移調」といいます。 転調は曲の途中で調が変わること、移調は曲そのものの調を変えることです。 >歌ってみるとイ短調の方がやや明るくて元気な感じとなり、「希望にあふれた旅立ち」と言う感じになりますが、本来のト短調の方が、「期待と不安の入り交じった、あるいは別れを含んだ旅立ち」という、ややもの悲しく趣の深い印象になります。 そうですね。音の高さが変わると、受ける印象が変わります。 しかしこれは相対的なもので、初めにト短調の場合を知っているからイ短調を聞いて明るいと感じるのであって、ト短調のほうを知らずにイ短調だけ聞いたら普通に「悲しい曲だ」と思うでしょう。 それぞれの楽器には演奏しやすい調があります。フルートで演奏しやすい、よく響く調を選んだほうがいいでしょう。

torotecca
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございました。「移調」の間違いでした。ご指摘ありがとうございます。 おっしゃって頂いたことはよく分かります。フルートの練習曲としてはフラット2個の方を行い、いざ人前で演奏と言うときに備えて、吹きやすい方の練習もしておくことに致します。ありがとうございました。

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