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(log 1)^s + (log 2)^s + … + (log n)^s + …の収束・発散
1/1^s + 1/2^s + … + 1/n^s + … においては、 s>1のとき収束 s≦1のとき発散 だと思いますが、 (log 1)^s + (log 2)^s + … + (log n)^s + … においては、どうなるのでしょうか?
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負のsに対しての問題の級数ですが(n>1としておきます)結論から言えばすべてのsに対して発散します。a>0を小さい数として固定しnが十分大きいときlog(n) << n^a が成り立つのでa<1/sとすれば級数はΣn^{-1}よりも大きく発散してしまいます。
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- zk43
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(logn)^s/nの極限を考えると、これは0に収束します。 感覚的には分子のべき関数に対して、分母が指数関数になっているから ですが、見やすくするためにlogn=mとおくと、n=e^mで、 (logn)^s/n=m^s/e^mとなります。 このm→∞の極限は、mを実変数と考えてロピタルの定理を使ったり、 e^mのテイラー展開から評価したりして、0に収束することが分かります。 よって、(logn)^s/n→0です。 従って、nが十分大きければ、(logn)^s<n、すなわち、 1/(logn)^s>1/nとなり、sが何でもΣ1/(logn)^sは発散します。 感覚的には、lognを何乗しても、nに比べて増加するペースが遅すぎる ということでしょうか。
- Aronse
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log 1=0なので 1/(log 1)^sというのが定義できません。
- Aronse
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logの真数部分は1以上なのですべてのlog nは0以上になります。 さらに、nの値が大きくなるにつれてlog nも大きくなりますので (lim n→∞ log n=∞) s≧0において発散します。 sが負の場合、複素数の場合について考えておられるのでしょうか? ζ(s)=1/1^s + 1/2^s + … + 1/n^s + …の和はζ関数と呼ばれて かなり大きな研究対象になっているようです (私はかじったくらいで専門ではないです) ζ(s)=0が成り立つような(複素数も含めた)sの値に関する予想は 現在未解決(150年弱?未解決のまま)でリーマン予想と呼ばれています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E4%BA%88%E6%83%B
お礼
ありがとうございます。ややこしくてすみません。 1/(log 1)^s + 1/(log 2)^s + … + 1/(log n)^s + … の収束・発散を考えていただいてもいいです。 s=0のとき、発散しています。 nが十分大きいとき、 log n < n s>0として、(log n)^s < n^s 1/n^s < 1/(log n)^s よって、s=1のとき、ζ(s)=1/1^s + 1/2^s + … + 1/n^s + …は発散するので、 1/(log 1)^s + 1/(log 2)^s + … + 1/(log n)^s + … も発散します。 sが大きいとき、 1/(log 1)^s + 1/(log 2)^s + … + 1/(log n)^s + … は収束しそうな気がしますが、どれくらい大きいと収束するのでしょうか?