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曲の拍がつかめない生徒
今、生徒さんに管楽器演奏を教えています。 レッスンは月2回、一回1時間で、5年目くらいです。 演奏は中くらいには出来てますし、 音符もまぁまぁ読めます。音符の長さを取るのがちょっとニガテですが。 で、先日レッスンの後に雑談していてわかったのですが、 たとえば楽譜にない(テレビなどで聞こえる)音楽が 何拍子なのか、1拍目はどこなのかがまったくわからないんだそうです。 歌詞の頭が1拍目かな、と本人は思いこんでいたらしく たとえば弱起ではじまる歌や、裏拍から入る歌なども そこが1拍目だと思っていたそうです。 たとえば、24時間テレビの「サライ」のサビですが ♪さくら~ 吹雪の~ だと、「ら~」が1拍目ですよね。 それが「さく」から1拍目カウントしてしまうらしいのです。 音楽ドシロウトの主人や友人に同じ質問をしても みんな普通にちゃんとカウントできるのですが、 小さい頃からピアノレッスンもうけていた彼がなぜわからないのかが解かりません。 楽譜になっていれば目に見えるからわかるそうですが。 今、とりあえずやってもらっているのは、 本人がなじんでいるJ-POPの曲で 感覚をつかむことをやっていますが、 今度は「ドラムがバスドラム入れるところ」と覚えてしまいそうで。 (耳はいいんですよね) それじゃまったく意味ないし。 どうやって導いたらよいでしょうか? 一緒に考えてくださいませ。
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その生徒さんは、サルサとかサンバとか聴くと自然に体が動きますか?おそらく、答えはNOですよね。手を叩くと、どうしてもリズムを聞いてバスドラはどこかと等と分析してしまうので、よくないと思います。まずは、とにかく音楽に合わせて体を揺らすことが自然にできるようになることだと思います。 その生徒さんは、音楽に合わせて体を動かすことに何か抵抗を感じているのではないでしょうか。もちろん、本人はこのことは全く意識していないと思います。小さいころにピアノを習っているときに、体でリズムを取ると怒られたのではないでしょうか。そのピアノの先生は頑固な人で、体を揺らすなどは下品なジャズやポップスですることで、クラシックでは断じて許されないことと考えていたのでしょうか。その結果、リズムに乗るという感覚が全く育たずに、音符の長さを追っていけば、とりあえずそれらしくなるし、先生もそれで良しとしたので、その生徒さんもそんなもんかな、と思って今に至ったのでしょうか。 上記は一例ですが、その生徒さんの音楽史を辿って、原因を探っていけば、適切な対応策が出てくると思います。 いずれにせよ、音楽に合わせて自然に体が動くことは大事だと思います。
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質問を読んで『田宮二郎は8Beatで歩けた』なんていう話を思い出しました。 誰それ?というのは置いておいて。 リズムというのは理屈で理解できるものではなくて、身体に覚えさせるもの、ではないでしょうか。 もともと日本人のリズムは、民謡で やーれんそーらん とやったときに ○_●_○_●_ 黒星のところで手を打ちます。 これが普通ドラムでは ●_○_×_○_ みたいに●でバスドラ、×でスネア、です なんていうか、ビートの位置が違うんです。 このせいで、60年代、70年代の多くの日本のロックバンドの演奏は、聴くとすぐに日本人だ(少なくとも欧米人の演奏ではない)と判るんです。ベンチャーズと寺内タケシを聴き比べると、容易に区別ができると思います。 ところが最近のJ-POPはどうでしょうか。殆ど区別できないと思います。 何故か。 おそらく、当時の日本人はBeatのある音楽を聴き始めたばかりであり、それも一部の若者が中心だった。 ところが今では、そういった音楽は周りに溢れており、子供の頃から聴き慣れて育つ。 だから洋楽のbeat感が身についている。 だから、リズム感を身につけるには、 日常的にそういう音楽に浸かり、かつ、ダンスやドラム演奏などで身体に覚えさせる、 ということになるのではと思います。 泳げるようになるには、水の中で手足をばたつかせないとだめですね。 (と言う自分はカナヅチ) 少なくとも、歩く時に2ビートを意識する、で、次は4ビートで歩いてみる
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ご回答ありがとうございます。 しかも違った視線での考察、なるほどなぁと思いました。
- harepanda
- ベストアンサー率30% (760/2474)
多分、高尚な趣味の人を中心としたクラブだと思うので、ベートーベンの運命の入り方を教えればいいと思います。
お礼
だいじょうぶですか? ちょっと心配な方のようですね。 おだいじに。。。
- trgovec
- ベストアンサー率52% (2538/4879)
直接の回答にはならないかもしれませんが >音楽ドシロウトの主人や友人に同じ質問をしても >みんな普通にちゃんとカウントできるのですが ド素人ではないと思います。何らかの音楽の経験がないと拍子すら分からないのが普通です。3拍子の曲に2拍子で手拍子をするのはよくある光景です。 拍の裏表が分からない曲は以外とあるもので、楽器一台のとき、全パートがそろって弱起のときなど途中まで拍を取り違えることはあります。 リズムがどうなっているのかから知る方法があります。強弱になるとか、ポピュラーで4拍子なら偶数拍にアクセントが来るとか、伴奏やリズム隊の演奏を手掛かりにするのもあながち悪くはないと思います。 メインのパートだけでなく伴奏の方にも耳を傾けることが必要です。メロディだけを聞いて拍子や拍の頭を感じ取るのは困難です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 そうですね CDを出しているようなアイドル歌手でも、 3拍子の曲に4拍子で指揮をするマネをしたりしてますよね。 そんなかんじなのです。 しかし、私の主人や友人たちは本当にピアノなども習ったこともなく、 音楽も小学校・中学校の授業でやっただけ、 ピアノの鍵盤を見てもどれがドの音だかもわからないような人たちです。 「ノリで判るような」「なんで判るのかわからない」と本人たちも言ってますねぇ。 >ポピュラーで4拍子なら偶数拍にアクセントが来るとか、 その、「4拍子」というのがまずわからないそうで。 ワルツのような曲も 頭の中では「これはワルツだから3拍子・ブンチャッチャ」というように考えれば わかるそうですが、感覚的にはまったくわからないらしいのです。 たとえば「G線上のアリア」などは 低音がずっとリズムを一定に刻んでますよね。 伴奏に強弱がないような ああいうのになるとそれこそ拍がわからないそうです。 でも私たちはあの曲を聴いてすぐに4拍子ってわかりますよね。 メロディを聞いて。。。 >伴奏やリズム隊の演奏を手掛かりにするのもあながち悪くはないと思います。 質問にも書きましたが、今現在がその状態なんですね。 「ドラムがバスドラム入れるところ」と覚えてしまいそうな気配があり、 とっかかりとしてはそれでも(現状でも)いいのですが、 それを手がかりに覚えすぎると 次の段階へいくのが逆に難しいかな、と思ってます。 それを繰り返し、直感にすりこむようなイメージをつくることが やはり必要なのでしょうね。
- malfuctio
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素人の意見ですが。 音程をいったん無視して 拍ごとに手拍子なり打楽器なりを鳴らしながら 一拍目を強く&うるさく歌ってみてはいかがでしょう。 (生徒さんも一緒にリズムとりつつ歌う) サライで言えば、 さく ラ! ああふぶううき ノ! おおおおおさら イ! いいいいのそら エ! ええええ(以下つづく) のような感じです。 これを繰り返していくうちに「あ、そういうことね」とわかってくる かもしれません。 私は音楽は素人ですが、リズムのとれない友人にこれをやると わかってもらえることがあります。 もちろん、リズムをとれることと一拍目がわかることは別ですが やってみる価値はあるかなと思いました。
お礼
ご回答、ありがとうございます!! いえいえ、素人などと謙遜なさることはありません。 逆に、音楽のプロじゃないほうが判ることかもしれないしれませんね。 で、アドヴァイスいただいたことなのですが これは今、J-POPなど、本人が音程を気にせずに 頭の中にはいっている曲でやっています。 ええ、その強調系で。 (最初は童謡や演歌など、弱起の少ない曲でやっていました) リトミックみたいなことからかな、と思ってますが、 いかんせん、生徒さんが成人なもので(書いていませんでしたね) 「あ、この曲は4拍子ね、ここが1拍目ね」と覚えてしまうのです。 頭ではすぐに理解できてしまうのが、 逆に難点のようにもおもいます。 目的は、知らない曲やパッと聞いた曲についても 自分から1拍目をわかるようになる&何拍子かわかるようになることです。 どうしたらよいのでしょうかねぇ。。。 まずはゼロからやるつもりで 現在はそのような拍取りレッスンをしています。 ご回答者様と同様のお考えのようでよかったです。 どうもありがとうございました。
補足
ご回答者さまへの補足ではありませんが、 質問内に書き漏れがあったので こちらで補足させていただきます。 生徒さんは成人です。(子ども対象ではない) よろしくお願いします。
お礼
ご回答どうもありがとうございます。 書いてあることがそのままその通り、思い当たるようなかんじです。 演奏がある程度できるのに、本当に不思議でしたが たしかにおっしゃるように、なんらかの呪縛にちかい欠損があるのかもしれません。 音楽は好きだということなので、 まずは体が自然に動くような(ビートを感じることができるような) リラックスするような指導を心がけたいと思います。 どうもありがとうございました!