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manyとは?
Tom has as many friends as you<トムには君と同じくらいの多くの友人がいる> という文が参考書にあるんですが、ここの多くのというのはmanyですよね? なんか先生に聞いたら 「as many 名詞 as ~」 「と同じくらいの数の~」となると先生に言われたのですが・・・、「多く」という言葉を含んでいないのでは?と思いました。 もし訳す時に多くのという言葉があるのとないのでは違うと思うのですが・・・この疑問がとけなくてよるも眠れません・・・教えてください。
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(1) 先生のお使いになった日本語(「と同じくらいの数の~」)はきわめて適切だと考えます。 また、atsuo1さんの疑問(「多く」という言葉を含んでいないのでは?と思いました。もし訳す時に多くのという言葉があるのとないのでは違うと思うのです)というのも当然の疑問だと思います。 (2) 結論を先に述べます。 ・Tom has as many friends as you. (「英文1」とします) ・「トムには君と同じくらいの多くの友人がいる。」(「解釈1」とします) ・「トムには君と同じくらいの数の友人がいる。」(「解釈2」とします) 「英文1」が「解釈1」の意味になるのは、「君(you)」に多くの友達がいるという前提があるときにのみで、「君(you)」に何人の友達がいるか不明の場合も含めて、この前提がない場合は、「解釈2」の意味になるのが原則です。 ですから、「英文1」が単独に示され、その前後に何の情報も示されていないとすれば「解釈2」が正しいということになります。 (3) 補足説明をします。 ”as…as ~” の構文の場合、…に入る形容詞が次のような場合は注意が必要です。 many(much)、old、tall、 long、 high、thick、 wide、broad、deepなど 共通する特徴は、”How …?”の疑問文を作ることができることです。つまり、例えば一寸法師や親指姫など、身長がいくらであろうとも身長を問う疑問文は”How tall…?”と尋ねるわけです。(もちろん、低いということを前提として ”How small(あるいはshort)…?” を使うことも可能ですが、この前提がない中立的な疑問文は” ”How small(あるいはshort)…?” です。) この点は、例えば『ジーニアス英和辞典』第4版のmanyの「語法」(2)に ”How many…?”のmanyには『多数』という含みはない、と明記されています。 この”How many…?”のmanyと同様、”How tall…?”のtallは「(背が」高い」という意味ではなく、「(身長が)~ある」というあくまで身長を測るスケール(目盛り)の役割しか果たしていないわけです。”How …?”の疑問文の場合と同様に、今回の ”as…as ~” 構文でもこの主の形容詞が…の部分に用いられると、「~と同じスケール(目盛りの)」という意味で用いられるのがポイントです。 ですから、例えば上に挙げた一寸法師と親指姫について次の英文が言え、次の訳文がつきます。 ・Issun-boushi is as tall as Oyayubi-hime. ○(一寸法師は親指姫と身長はほぼ同じだ) ×(一寸法師は親指姫と同じぐらい身長が高い) 件の形容詞manyがこの「スケール(目盛り)の役割」を果たす形容詞の一つであり、かつ今回の ”as…as ~” 構文で用いられているわけです。 (4) 以上のことは、例えば次の参考書や辞書にありますので、どれかをちょっとのぞいて見てください。 (参考書) ・ 『ロイヤル英文法』(改定新版、旺文社、p.356) ・ 『英文法がわからない!?』(研究社、p.98、ただしmanyではなくmuchで説明されています) ・ 『総合英語フォレスト』(第5版、桐原書店、p.238、ただし説明はほんの少しだけです) また、以下の辞書では「英文1」のような類の訳語に「解釈2」のみを挙げており、「解釈1」の訳語は挙げていません。 ・『ウィズダム英和辞典』(第2版、三省堂、manyの項のas many (A) as…の成句) ・『旺文社レクシス英和辞典』(manyの項のas many as…の成句(1)) ・ 『リーダーズ英和辞典』(第2版、研究社、manyの項のas manyの成句) ・ 『エクスプレスEゲイト英和辞典』(ベネッセ、manyの項のas many A as…の成句) (5) 上の判断は「大変に微妙で、人により意見が違ったり、同じ人でも時と共に判断が変わる」といわれています(八木孝夫著『程度表現と比較構造』大修館書店、p.55)が、少なくとも以上が原則のようです。
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- trgovec
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He makes four mistakes in just as many lines. 「彼は4行に4つの間違いをした」 これをご存知ですか?4つという数は決して多いとは言えませんが、「こんな短い文で4つも間違うなんて間違いすぎだ」という書き手の気持ちが感じられます。4が一般的に多いと感じられるかどうかよりも、とにかく書き手は多いと感じているのです。 Tom has as many friends as you. Tom has as few friends as you. これら2つの文で、友人の数が実は同じということも考えられます。many と few の境目がはっきりあるわけではありません。 many と言ってもみんなが「多いなあ」と認めるくらい多くないこともあります。書き手の気持ちが入るので「~と同じくらい多くの」と決め付けてしまうと絶対的に多いときしか使えないように思われてしまうのです。
- Parismadam
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はじめまして。 既に回答は出ていますが、ポイントを少し補足します。 ご質問1: <ここの多くのというのはmanyですよね?> そうです。この文のポイントはまさにmany「多く」にあるのです。 ご質問2: <「as many 名詞 as ~」 「と同じくらいの数の~」となると先生に言われたのですが・・・、「多く」という言葉を含んでいないのでは?と思いました。> このイディオムでは、「多く」の意味は隠れているだけです。 ご質問3: <もし訳す時に多くのという言葉があるのとないのでは違うと思うのですが> あった方が、伝えたいことがわかり易いのです。 解説: 1.ここでは、as+形容詞+名詞+as+比較対象となっています。 2.この比較対象youは主語で、動詞hasと目的語many friendsが重複するので、省略されています。 3.ここでポイントとなるのはmanyで、トムとあなたの両方とも「沢山の友達がいる」ことを前提としての比較となっているのです。「多く」を訳さないで「同じ数の友達」だと、両方ともあまり友断ちがいないという前提も想定できるのです。 例: Tom has as few friends as you 「トムはあなたと同じくらい(少ない)友達がいる」 ここでは、fewを使うことによって、両方ともあまり友達がいないことを示唆しているのです。 4.ご質問文では、manyを用いて可算名詞の比較でしたが、不可算名詞でも同様な用法があります。 例: Tom has as much money as you. 「トムはあなたと同じくらい(多くの)お金を持っている」 Tom has as little money as you. 「トムはあなたと同じくらい(なけなしの)お金しかを持っていない」 どちらも、「同じくらい」とだけ訳していいのですが、名詞を修飾する形容詞がmuchがlittleかで伝えたいニュアンス、2人の前提条件が異なってくるのです。 5.ご質問文は「多くの」と訳出することで、両者の背景=「2人とも多くの友人がいる」というニュアンスを、わかりやすく出しているのです。 以上ご参考までに。
- petitchat
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こんばんは。 これははるかかなた私が学校で先生から受けた説明です。 何故か妙に納得してしまったのです。 まずこれは 文法用語で私の習った時代には 同等比較 とか言っていました。 まず これを考えるとき二つの文を考えます。 Tom has many friends. You have many friends. これは数はまったくいっしょとはいえませんが 多くの友達を持っている という意味でいっしょです。 それで これを as ... as 構文を使ってくっつけます。 Tom has as many friends as you have many friends. となります。ところが英語はわかりきったことは省略可能なので 後のhave many friends をとります。 have 以下をとる前の英語の訳は 「トムはあなたに沢山友達がいるのと同じくらいの数の友達がいます」 です。 で 英語をとったところの日本語訳をはずすと 「トムはあなたと同じくらいの数の友達がいます」 になります。 まあ日本語の訳し方の問題なので これはこじつけた説明になるかもしれませんが 私は妙に納得しました。 で 物忘れの激しい私でも今でもコレだけは覚えています。 御参考になさってくださいね。
- enkumic
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同じくらい多い→数は同じ→同じくらいの数 です。 日本語の問題ですね。 和訳の一字一句にとらわれない事が大切です。