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manyとmuch?
NHKラジオ英会話講座より A:It's an annual seasonal forecast. B:I wouldn't put much stock in such a long-term forecast. (質問)muchについてお尋ねします。 ジーニアス英和辞典の「多くの、たくさんの」を見ながらmanyと比較しています。 「manyは可算名詞の複数形の前で、muchは不可算名詞の前で使用し、通例、否定・疑問文で使用する。肯定文で用いる場合は(1)主語を修飾する時(2)漫然と多数をいう場合(3)so/too/asとの連語の場合」と記載されています。 (質問1)肯定文で「漫然と多数をいう場合」とは、具体的にどういう場合でしょうか? 易しい例文を添えてご説明いただければ助かります。 (質問2)通常、肯定文にはa lot of/lots ofを使えばいいのでしょうか? (質問3)a lot of/lots ofは否定・疑問文にも使えますよね?そうであれば、many/muchは使わないで済ましたいのですが、如何でしょうか? 何か参考になるお話でも伺えればと希望します。よろしくお願いいたします。以上
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こんにちは。 ご質問1: <(質問)muchについてお尋ねします。> とありますが、ここでいうmuchとはテキストの例文にあるような、「形容詞」としてのmuchということでよろしいですね? muchには名詞、副詞の用法もあり、それにより、各質問の答えも異なってくるからです。 形容詞much、という前提で以下のように回答致します。 ご質問2: <肯定文で「漫然と多数をいう場合」とは、具体的にどういう場合でしょうか?> 1.「絶対的」というより「相対的」な意味で「多い」という場合に使われます。 2.つまり、何かと比較した場合、何かを基準にした場合、それが漠然と多く感じられることを指します。 例: They have much snow in Hokkaido 「北海道は雪が多い」 We have much rain in June. 「6月は雨が多い」 上の文は、北海道以外の他の地域(特に南)と比べて、下の文は、6月以外の他の月と比べて、と相対的な比較対象を連想させます。 ご質問3: <通常、肯定文にはa lot of/lots ofを使えばいいのでしょうか?> はい。 1.a lot of/lots ofは可算・不可算名詞、どちらにも使えます。 例: There are a lot of people in the city.(可算名詞) There is a lot of water in the bottle.(不可算名詞) 2.他にもmuch「たくさんの」の代わりになる形容詞は、a good deal of、plenty of、a good guantity ofなどがあり、plenty of以外は不可算名詞のみの使用になります。 例: There are plenty of people in the city.(O:可算) There is plenty of water in the bottle.(O:不可算) There are a great deal of people in the city.(X:可算) There is a great deal of food in the bottle.(O:不可算) ご質問4: <a lot of/lots ofは否定・疑問文にも使えますよね?> 通常は使いません。 1.否定・疑問文ではmany・muchが代わりに使われます。 2.a lot of/lots ofは「絶対的な」多さに使われます。そのため、soやveryなどの相対的な程度を表す副詞と共に用いられることはなく、否定で「それほど多くない」という相対的な訳出にもなりません。 3.つまり、allなどと同じく、否定文になると「部分否定」的な意味になります。 例: I didn’t buy lots of things. (直訳)「沢山買った、ということはなかった」 →(意訳)「沢山買ったわけではない」(絶対的なものを否定する部分否定) I didn’t buy many things. (直訳「(それほど)沢山買わなかった」 →(意訳)「あまり買わなかった」(相対的な訳) ご質問5: <そうであれば、many/muchは使わないで済ましたいのですが、如何でしょうか?> 難しいと思います。 1.上記の理由により、疑問文・否定文ではmany/muchを使うのが一般です。 2.また、so、veryなどの相対的な程度を表す副詞は、many/muchと共に使われます。a lot of/lots ofは既に絶対的な「沢山」なので、soやveryによってこれ以上程度を増すことができません。 例: so much kindness(O) very a lot of kindness(X) 「非常に沢山のご親切」 3.「many/muchは使わないで済ましたい」ですか?どちらもかなり便利な形容詞ですので、使いこなせるように頑張って下さい。 以上ご参考までに。 14日はバレンタインデーでしたね。チョコはどなたかに贈られたのでしょうか。フランスでは男性が女性に贈り物を贈るんですよ。勿論私も夫からバッチシいただきました!(笑)
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- 06miyachan
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なるほど。日本語と英語との比較研究をしている立場から説明したいと思います。 >肯定文で「漫然と多数をいう場合」とは、具体的にどういう場合でしょうか? これは、「話し手」の立場から考えた方がいいです。つまり、教師が生徒の作文を見て、あまりにも多すぎる、平均的な生徒のレベルと比べて多すぎると思えば、「あまりにも多すぎてペンを入れることが出来ない」と。 ●make many grammatical mistakes (文法的な誤りをたくさんする。) ですから、数字的に「多い」というわけでなく、話し手の期待する数字(せめて、2~4個くらいのミスにとどめたい)から見て、多すぎると思えば、「漫然と多い、多数」というイメージがわいてくるのではないでしょうか。ミスを調べてみれば、スペリングのミス、文法的ミス、意味のとらえ方のミスなどがいろいろあるはずですが、同じ「ミス」としての「均等性という量」を捉えているのです。 これに対して、それぞれ異なるミスを捉えば、「質的差異」として捉えると、「度合い」というか、普通の英語(知識)レベルと比べて、「かなり悪い方だ」と考えれば、 ●You're too much! (君はひどすぎる。) 同じ「悪い」でも、「いろいろな差がある、多くの差(程度)がある、ほどもある」などの「多さ」を考えてみたらどうでしょうか。 ですから、「質的多さ」に対して、「much」を使い、「量的な多さ」に対して「many」を使うように、英文を読みながらに慣れてみたらどうでしょうか? 口語的な表現だけ覚えれば楽でしょうが、知識的な英語を目指すのなら、安易な方法を採らないと感張ることも必要では? 他の質問に関しては他の回答者に任せるとします。
お礼
いつも的確なご回答をいただき感謝いたしています。 >「漫然と多数をいう場合」とは数字的に「多い」というわけでなく、話し手の期待する数字から見て、多すぎると思えば、「漫然と多い、多数」というイメージがわいてくるのではないでしょうか。 とてもよく理解できました。また「安易な方法を取らないとがんばることも必要」との励ましのお言葉、身に沁みました。有難うございます。今後ともよろしくお願いいたします。
>肯定文で「漫然と多数をいう場合」とは、具体的にどういう場合でしょうか? 易しい例文を添えてご説明いただければ助かります。 漫然と言うのは、具体的に大よその数値化もできないということです。 つまり、どれくらいだと多いのかも基準が曖昧なわけです。 例文:He has many frieds. >通常、肯定文にはa lot of/lots ofを使えばいいのでしょうか? はい、その通りです。 >a lot of/lots ofは否定・疑問文にも使えますよね?そうであれば、many/muchは使わないで済ましたいのですが、如何でしょうか? 若干のニュアンスの差があります。 I don't have a lot of friends. 私には沢山の友人がいるわけではない。 I don't have many friend. 私には友人は多くない。
お礼
いつもご回答有難うございます。とても参考になりました。微妙な表現の違いも感じ取れました。今後も注目して理解を深めたいと思います。まづは御礼まで。敬具
- JF1Msf
- ベストアンサー率20% (18/88)
(1) Many people believe that ... というように、peopleによく付いていますね。これが「漠然とした多数」ではないでしょうか。 (2) a lot of, lots ofはもちろん使えるでしょう。a good deal ofもいいかもしれません。ちなみに、a lot of, lots ofは書き言葉やフォーマルな場ではつかってはいけません。彼らは話し言葉でa lot ofをよく使いますが、ほとんど書くことはないので、綴りがalot ofだと思っているネイティブの友人が僕の周りにはけっこういてびっくりさせられます。書き言葉ではa number ofが「漠然とした多数」を表すのに使えます。 (3) 繰り返しになりますが、書き言葉では避けた方がいいです。友人に送るメール程度ならばいいですが。加算、不加算を意識しなくていいので、a lot ofを使いたいということでしょうか?!
お礼
いつもご回答有難うございます。色々勉強になりました。 >加算、不加算を意識しなくていいので、a lot ofを使いたいということでしょうか? そうなんですが、どうもまづいようです。良く考えて見ます。今後ともよろしくお願いいたします。敬具
お礼
今回のご回答にも、沢山教えていただきました。 >肯定文で「漫然と多数をいう場合」とは「絶対的」というより「相対的」な意味で「多い」という場合に使われます。 >a lot of/lots ofは否定・疑問文には通常は使いません。 >否定・疑問文ではmany・muchが代わりに使われます。 >a lot of/lots ofは「絶対的な」多さに使われます・・・ >so、veryなどの相対的な程度を表す副詞は、many/muchと共に使われます・・ 抜粋しましたが、回答の全てに大切な文言が書かれています。何度も読み直します。形容詞としてのmany/muchお陰で分ってきました。これも偏にParismadam様のお陰です。巡り合いにいつも感謝いたしています。敬具 フランスではチョコレートは男性からですか?(笑)、西洋の風習でしょうからそれが本当かも・・。でも女性からの愛の告白はできませんね(笑)。いつも楽しいお話有難うございます。 尊敬と感謝を込めて!!