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絶対音感
「絶対音感があること」は、「聴音の能力にたけていること」で証明できるのでしょうか? できないならば、どういうことで証明するものでしょうか?
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>>「絶対音感があること」は、「聴音の能力にたけていること」で証明できるのでしょうか? いいえ。できません。残念ながら学閥によって「聴音」の定義が違うのです。ですから、ある音楽大学の入試では絶対音感が無いと聴音の点が取れませんし、またある音楽大学は絶対音感が無くても聴音の点が100%取れる場合があります。 絶対音感があるという証明: 簡単な方法は、目をつぶって、ピアノの鍵盤をどこでもポンと弾いてみて、それが何の音かわかれば絶対音感があると言うことです。また、例えば「ミ♭の音を歌ってごらん」と言われたときに、正しいピッチで声に出せることです。 つまり絶対音感とはあくまで物理的な能力であり、音楽的な力とは何ら関係ありません。ま、あれば便利かなという程度です。バッハもシューマンも絶対音感がありませんでした。 一方、あらかじめ、ある一音を与えられ、その音を元に全ての音を聞き分けられる力を相対音感と言います。音の機能を聞くという意味で、こちらの方が遥かに音楽的と言えます。これによりメロディーの中でどのような「機能を持つ」とか、コードの中でどのような「意味を持つ」というように、音の役割を直感的に感じられるのが相対音感と言ってもよろしいかと思います。
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- Hi_Ge
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私は、音の専門家ではないので、わかる範囲で >素材音と同じ高さの音を弾きなさい・・・・・・・ たぶん無いと思います。「優れた絶対音感」とか「鋭い耳の持ち主」とか言ったりするしかないと思います。 絶対音感を持っている人でも、(純正率や平均率の)12音は正確に聞き取れても生活の中の音(微分音)は正確に答えられない人、微分音まで正確に答えられる人がいます。12音で訓練されていると、微分音を12音のどれかに近似してしまって、微分音を正確に答えられない場合があるからです。 音楽をやるだけなのであれば、別に微分音まで分からなくても良いのではないでしょうか? >midi音源を聴くこと自体がラベリングのヒントといいますか・・・・・ そんなことにはなりません。相対音感は、あくまで「他の音との関係」の中からでしか音を判別することができないので、たとえ、midi音源であっても、基準の音を示してもらわなければ、音を正確に言い当てることは不可能です。 (相対音感と絶対音感の区別があいまいになっていませんか?) 相対音感と絶対音感の違いは、 たとえば、ピアノの鍵盤で 「D・E♯・F・G・A・B・C♯・D(ニ長調)」 「G・A・B・C・D・E・F♯・G(ト長調)」 と弾いたとき、 絶対音感を持っていると 「DE♯FGABC♯D」「GABCDEF♯G」 と聴こえます。ある意味当然です。 相対音感では、どう聴こえるかというと、 どちらも「ドレミファソラシド」と聴こえます。 つまり、相対音感だけでは、ある調性の中でのその音の機能(たとえば、「GABCDEF♯G」と弾いたとき、二番目に弾いた音がドレミファソラシドというメロディーの中でレの機能を持っているということ)は分かっても、音そのものが何であるか(二番目に弾いた音がAである)ということは当てることができません。 逆に、絶対音感だけ持っていても、相対音感を持っていないと調性の中での音の機能がわからないので、移調とかそういう音楽的なことの理解が出来ないそうです。
お礼
ありがとうございます。 >別に微分音まで分からなくても良いのではないでしょうか? それがですねぇ・・個人的な感覚なのですが・・・「12音音階で作られた素材音を12音のどれかにあてはめる」作業と「12音音階が前提ではない素材音を12音を用いて説明する」作業を比べると、前者の方が楽な気がするんですよね。そういう意味でヒントと言ったのですが、絶対音感と相対音感を持ち出すものではないと理解できましたので、この質問は締め切ろうと思います。 >相対音感では、どう聴こえるかというと、 >どちらも「ドレミファソラシド」と聴こえます。 こういう人を私は見たことがなかったので、実感がなかったようです。「今から弾くメロディを歌え」と言われてほぼ同じ高さで歌える人とまったくもって音痴さんの2パターンしか見た事がなかったので・・・
お礼
ありがとうございます。 「聴音」の定義がいろいろあるというのは知りませんでした。>目をつぶって・・・のやり方だけが聴音のテスト方法だと思っていました。相対の聴音のテストというのもあるんですね。相対のテスト方法というのは、やはりあらかじめ1音だけ呈示してから行うのでしょうか?
補足
流れで追加質問してみます、お願いします。 素材音と同じ高さの音を弾きなさい、もしくはラベリングしなさい、という問題があるとします。この素材音が平均律12音で構成された、もしくはそれに準ずる場合(例えばmidiで作られた曲)と、そういう前提がない場合(例えばモーターの回る音)について、両者の課題をクリアできる能力を呼び分ける言い方はあるでしょうか? なぜこのような疑問を持ったかと言いますと、midi音源を聴くこと自体がラベリングのヒントといいますか、相対音感を促しているような気がしてならないからです。