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なぜ役に立たない学問を学ぶのか?

ある哲学科の学生が就職の面接で人事の人に言われたことです。 「君は哲学を学んでいるようだけどなぜ哲学なんかを学ぶの? そんな世の中の役に立たない学問を勉強するより、経済学や商学を勉 強するほうがよっぽど有益じゃないの?」 「哲学を勉強した人はライブドアの堀江みたいな人間になりそうな印象が強いから不安なんだよね。」 「社会にでたら哲学的な考えはまったく必要ないわけで、カントやデカルトにくわしい人より、簿記ができる人間がほしいわけなんだよ」 などなど延々と哲学批判されたらしいです。 圧迫面接できつめに言ったのかもしれませんが哲学を学んでいる人間を全否定しているわけですよね。どう言い返すのが賢いのでしょうか?  

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  • noname002
  • ベストアンサー率36% (97/264)
回答No.13

「けだし、驚異することによって人間は哲学をはじめた」 (アリストテレス『形而上学』) 「驚異が哲学のはじめをなす。不思議のないところに学問の発展は期待できません」 (田中美知太郎著『古代哲学史』筑摩叢書) 私でしたら、たとえば、このようにこたえるでしょうか。。。 「君は哲学を学んでいるようだけどなぜ哲学なんかを学ぶの? そんな世の中の役に立たない学問を勉強するより、経済学や商学を勉 強するほうがよっぽど有益じゃないの?」 私にとっては哲学を学ぶことが有益だからです。 全ての学問の基礎として哲学は最も学問らしい学問ですし、経済学であれ商学であれ、およそナントカ学と名づけられるものは哲学から派生し発展してきたといいます。その意味でも、世のなかの役に立たないどころか、役に立ってきているはずですし、限定された領域でなく幅広い視野を培えると考えたからです。 「社会にでたら哲学的な考えはまったく必要ないわけで、カントやデカルトにくわしい人より、簿記ができる人間がほしいわけなんだよ」 哲学とは辞書にもありますとおり世界・人生などの根本原理を追求する学問です。経験に基づく人生観や世界観を指すともあります。認識論にせよ論理学にせよ特に倫理学などは人間社会と密接に繋がるものではないでしょうか。また、物事を統一的に把握する理念ともあります。これらは企業や組織体にとって、たいへん重要なことではありませんか。 仕事に対しての哲学をもつ、人生哲学、といった例文も示されております。これらの例文をみましても世のなかや社会の役に立たない、全く必要ないとは逆であろうと思います。 カントやデカルトにくわしいことと簿記ができるかどうかは別問題で、簿記の知識や資格が必要であれば対処しますが、哲学史の知識を得たことが、そのための邪魔になるとは思いません。 「哲学を勉強した人はライブドアの堀江みたいな人間になりそうな印象が強いから不安なんだよね。」 堀江さんは堀江さん、私は私です。ステレオタイプなものの考えかたを哲学は最も排除するものです。そのような一面的で硬直した判断は、企業や組織体にとって致命的な結果をもたらすのではないでしょうか。 まぁ、ここまで言ってしまったら確かにマズイかも。面接担当者の心証を損ねてしまいそうですね。ですけど面接官は哲学徒を全否定していると決めつけることもないと思います。たとえ、そうであったとしても、自ら選択し、学んだ学問について説明するのは学徒としての誠実を問われることですし、恐らく面接官も、そのへんを試しているかもしれません。賢い言い返しかたなどと、小手先の方法にとらわれるのは、それこそ賢明と言えるでしょうか? 私が面接官でしたら、こういう質問に対してヘラヘラ煮え切らない態度をとる学生は、あまり好印象を持てないでしょう。ヘラヘラと柔軟性は違いますから。 「デモシカで哲学やってんのか?やっぱヤスイ学問なんだな」と思うでしょう。 あとは実際的な問題として入社してからの会社側の要望に対し、どれだけ前向きな姿勢をとる用意があるかのアピールが大事ということですね。 学問でも会社でも、そこに身を置いていることに対する誠実という態度は、変わりのないことだと思います。その態度が即ち生きた哲学、哲学を生きること、ヒマ人のための机上の空論としないことになると思います。

その他の回答 (12)

  • tomy41
  • ベストアンサー率22% (322/1401)
回答No.2

それはその人がなにを持って哲学を学んでいるかによると思います。 なんとなく哲学を学んでいるのではなくて、それなりに理由があって哲学をやってる人なら簡単に言い返せると思いますが、、 自分は哲学は全ての学問の基礎だと思ってます。 その面接は圧迫面接か本当に面接官がそう思っての面接かわかりませんが、、もし後者だったら行かなくて正解です。

  • hirokazu5
  • ベストアンサー率16% (308/1836)
回答No.1

むきになって反論するのは論外。 冷静に反論するのも論外。 相手の発言中に遮るのも論外。 自分の意見と違うことを言われたら、 まずは相手の言った内容をそのまま復唱します。 このとき、自分の考えを差し挟みたくなるでしょうがグッと抑え、 単純にオウム返しにするのが重要です。 次に、自分と違う意見を述べてくれたことに感謝の意を表します。 違う意見に接することで自らの勉強にもなるわけですから。 「勉強になって有り難い」くらいのことは言っていいです。 そして、自分と相手の意見の共通点を見つけます。 「意見が違うようですが、○○が××という部分は共通していますね」 のような感じです。

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