- ベストアンサー
『こころ』の「上八」1
日本語を勉強中の中国人です。夏目漱石の『こころ』を読んでいます。「上八」の中に理解できないところがありますので、お伺いしたいと思います。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/773_14560.html 1.けれども年の若い私の今まで経過して来た境遇からいって、私はほとんど交際らしい交際を女に結んだ事がなかった。それが源因(げんいん)かどうかは疑問だが、私の興味は往来で出合う知りもしない女に向かって多く働くだけであった。 (1)「からいって」の使い方がよくわかりません。どういう意味でしょうか。例文を挙げていただけませんか。 (2)「交際らしい交際を女に結ぶ」とはどういう意味でしょうか。また、「交際を」はおかしくないのでしょうか。「交際で」が正しいような気がします。 (3)「知りもしない」と「知らない」のニュアンスはどのように違うでしょうか。「動詞(連用形)+もしない」は文型でしょうか。 2.奥さんに「お前も一つお上がり」といって、自分の呑(の)み干した盃(さかずき)を差した。奥さんは「私は……」と辞退しかけた後(あと)、迷惑そうにそれを受け取った。 (1)「お前も一つお上がり」は砕けた言い方ですか。それとも尊敬語でしょうか。「お上がり」の後ろに「ください」か「なさい」が省略されたのでしょうか。 (2)「上がる」の『「食べる」「飲む」の尊敬語』としての使い方は現代口語でも使われるのでしょうか。 (3)「辞退しかけた後」の「かける」は、次の辞書の十五番の下の何番の使い方にあたるのでしょうか。 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%AB%A4%B1%A4%EB&kind=jn&mode=1&base=1&row=2 また、質問文に不自然なところがありましたら、ご指摘いただければありがたく思います。よろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (11)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
その他の回答 (10)
- hakobulu
- ベストアンサー率46% (1655/3578)
- hakobulu
- ベストアンサー率46% (1655/3578)
- driverII
- ベストアンサー率27% (248/913)
- Ishiwara
- ベストアンサー率24% (462/1914)
- hakobulu
- ベストアンサー率46% (1655/3578)
- Ishiwara
- ベストアンサー率24% (462/1914)
- hakobulu
- ベストアンサー率46% (1655/3578)
- luune21
- ベストアンサー率45% (747/1633)
- driverII
- ベストアンサー率27% (248/913)
お礼
申し訳ありませんが、もう一つの補足があります。先ほど書き忘れてしまいました。 3. >自分の境遇ですから最初から知っているはずで、それを推測したり判断したりするのは不自然ではないかと思うわけです。 ただ、漱石は、 『けれども年の若い私の今まで経過して来た境遇【を振り返ってみれば】、私はほとんど交際らしい交際を女に結んだ事がなかった。』 という意味として使ったのでしょう。 「~からいって」の使い方は不自然に思った理由はおっしゃるとおりです。でも、「を振り返ってみれば」はなんか夏目漱石のために力を尽くされたような気がします^^。 ここの「からいって」を一つの文型ではなく、「から/言って」のように単純に考えたほうがよろしいでしょうか。 * いつもお世話になります。ご回答ありがとうございます。「交際を結ぶ」は「電話をかける」と同じ、慣用句扱いとは知りませんでした。参考になりました。「知りもしない」はすっきりいたしました。「かける」もよくわかりました。1(1)、2(1)(2)はまだ疑問に思ったところがあります。 今夜は「財神」(お金の神様)を迎える日です。外は耳が聞こえなくなるほどの爆竹の音。そのおかげで更に眠れなくなりました……。すやすやと眠れる人が羨ましいです。
補足
1. >「お上がりください」は敬語になってしまいます。 「おあがりなさい」は「おあがり」の丁寧な命令形で、砕けたニュアンス(親密さ)を維持することができます。 敬語には「尊敬語、謙譲語、丁寧語」があるようです。「お上がりください・なさい」はどれに当てはまるのか、詳しく知るつもりがありません。 「お上がりなさい」は「お上がりください」と同じように相手に敬意を表す敬語ではなかったのでしょうか。「お上がりください」の敬意は「お上がりなさい」よりやや上だと思います。間違っていましたら、ご指摘ください。 敬意の高さを順に(1)(高い)から(5)(低い)まで並べてみました。だいたいの感覚はあっているのでしょうか。また、その中では、どれが砕けた言い方なのかも教えてください。 (1)お上がりください。 (2)お上がりなさい。 (3)上がって。 (4)お上がり。 (5)上がれ。 もう一つ確認していただきたいのは、「おあがり」の後ろに省略されたのは「ください」ではなく、「なさい」なのでしょうか。 2. >「お召し上がりください」という表現もよくありますが、主に食物の場合で、飲料の場合にはあまり使われません。 「お上がりください」は、食物、飲料共に自然に使えると思います。 「召し上がってください」は聞いたことがあります。「お召し上がりください」と「お上がりください」でも問題がないんですね。 「上がってください」は普段使えるでしょうか。 一番多いのはやはり「どうぞ」という言い方でしょうか。