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「漠然」と「抽象的」と意味は同じでしょうか?
抽象的 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/143386/m0u/%E6%8A%BD%E8%B1%A1%E7%9A%84/ 漠然 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/175257/m0u/%E6%BC%A0%E7%84%B6/ 意味を見比べてみると違うような気がします。 そして、 「漠然としていて抽象的だ」とはどういう意味でしょうか? ようは「あいまいだ」と言う意味でしょうか?
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同じです。辞書によると、「抽象的」は'漠然としている'という意味です。 'あいまいだ' 'はっきりしない' でよいです。 「馬から落ちて落馬した。」「後で後悔した。」と同じく二重表現なので、簡潔さが求められる業務連絡などには使わないことです。 言葉遊びとしては楽しめます。「古の昔、武士の侍が~」という風に。
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- moto_koukousei
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ebangerionqさんの年齢や日本語の知識経験がわかりませんが、、、、 A:あいまい 曖昧 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/1322/m0u/ B:ばくぜん 漠然 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/175257/m0u/%E6%BC%A0%E7%84%B6/ C:抽象的 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/143386/m0u/%E6%8A%BD%E8%B1%A1%E7%9A%84/ 似た使い方はできますが、意味が違うことが多いです。 例1:記憶(思い出せること):AとBには使えます。 Cには使えません 四日前のことか五日前のことがが、曖昧ではっきり思い出せない:OK 意味:内容は思い出せるが、起きたのが四日前のことか五日前のことかがはっきりしない 四日前、五日前のことが、漠然としてはっきり思い出せない:OK 意味:四五日前に遡ってしまうと、大体の内容は思い出せるが、出来事の細部がはっきりしない 例2:言い方、文章:ABCどれも使えます。 君の言うことは曖昧だな:OK 意味:君が言いたいこと(意思)がわからない。賛成反対、好き嫌いどっちなの 君の言うことは漠然としている:OK 意味:霞がかかったようで、はっきりした内容がわからない。昔っていつなの。どこのできごとなの、どんな状況だったの 君の言うことは抽象的に過ぎる:OK 意味:具体性に欠けて、多くの人への説得力がない。もっと即物的、直接的、現実的な言い方、分かり易く、納得しやすい言い方をすべきだ。 君の言うことは漠然としていて抽象的だ:OK 意味:君の発言を高く評価し、賛成する人はだれもいないよ。時間の無駄と思われない発言をしちゃダメだよ。 ☆ [抽象]と[抽象的]についての補足 ☆ 「抽象」は、事実や感覚、思考などを、性質に基づいて表現するだけですが、「抽象的」は、そうした場合の他、わからない、意味不明、役に立たないなどの価値がない・価値が低いなどのイメージで表現されることが多くあります。「漠然としていて抽象的だ」というような表現をする場合は、そうした使用例の一つです。 「あれは抽象論だ」という場合も、「難しい抽象表現を多用しているが、実際には思考の実体を伴わない単に意味不明の言葉が並んでいるだけのもの」という評価を述べていることが多いです。 抽象絵画、抽象表現、抽象芸術、抽象概念、抽象化などと言う場合は、価値がないという意味を持たせていることはあまりないです。「具体例を並べるだけでなくて、概念化して、抽象論にしろ」という言い方は多くないと思いますが、仮にそうした発言があれば、その場合の抽象論は、「あれは抽象論だ」という場合とは違って、「もっと思考を深めて本質を抑えた論理にしろ」という意味合いです。 抽象:(1)事物または表象から本質的あるいは今の場面で重要と感じた要素・側面・性質を抜きだして把握し、特徴的な表現すること /あるいはそうして表現されたもの (2)事物または表象からある要素・側面・性質を抜きだして把握すること /あるいはそうして表現されたもの 抽象的:(1)抽象に似ている行為 /あるいは抽象によって表現されたものに似てみえるもの (2)しっかりした内容がなく、概念化もされてなくて、スタイルや形などが、(既成のすっきりしたメッセージ性のあるものから)、逸脱している状態になっているとみえること (3)何が言いたいのか、何を表現したいのか、わからないもの 例3:証言、供述、説明:ABCどれも使います。 彼の証言は曖昧だ:OK 意味:判断する場合に、その証言を使うことはできない。何とも明確にはわからない。 彼の証言は漠然としている:OK 意味:もっとはっきり証言して欲しい。明確に言い切っていない。 彼の証言は抽象的だ:OK 意味:本件について証言しているのか、一般論を言っているのかわからない。本件に就いての証言とは思えない。本件に関する証言としての価値がない。 彼の証言は、曖昧で漠然としている:OK 彼の証言は、曖昧で抽象的だ:OK 彼の証言は、漠然としていて抽象的だ:OK 彼の証言は、曖昧で漠然としていて抽象的だ:OK 意味:(どの場合も)彼の証言は証拠として採用するような確実な内容がない。
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ありがとうございました。
- Postizos
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「抽象・抽象する」というのは、物事のある面だけを取り出すことで一見関係の無い別々の物事に共通する「概念」があることを導き出すような知的な作業ですよね。言葉というのがこのような抽象という作業の結果のひとつであると思います。数学や物理学もそうだと思います。 ですが「抽象的」というのは「抽象」という用語からは少し違う意味を持って使われています。 辞書を見てみたら次のようになっていました。 ちゅうしょう-てき 【抽象的】 (形動) 〔abstract〕 (1)概念的で一般的なさま。「現象を抽象的にとらえる」 (2)事物を観念によって一面的にとらえ,実際の有り様から遠ざかっているさま。「抽象的な説明に終始する」 ⇔具象的 ⇔具体的 〈大辞林〉 ちゅうしょう-てき【抽象的】チウシヤウ‥ 1.抽象して事物の一般性をとらえるさま。 2.現実から離れて具体性を欠いているさま。「—な議論」具体的。 〈広辞苑〉 つまり「具体的」の反対の意味で使われているということでしょう。 「この機械とこの機械とどっちが良い?」と聞かれている時に「この機械のここが良いよ」という話ではなくて「一般的に良い機械とは」という話で終止してしまうようなことだと思います。 漠然の漠は砂漠の漠で、「砂漠同然で広過ぎてどこがどこだかはっきりしない」という意味でしょう。 抽象的な物言いをするのは、はっきりと具体的な事を言うとあとで責任を追及された時に逃げられないとか、はっきり言ってしまうと自分たちに都合の悪い事が天下に明らかになってしまうのでわざと分かりにくくするとか、自分の正直な意見が言えない場合に注意して聴いている物には真意がわかるようにするとか、いろいろ理由があると思います。 はっきりとした言及を避ける答弁などに、マスコミでは「玉虫色」などという表現もよくみかけます。 答弁といえば「漠然として抽象的で玉虫色」 、こういう表現は一種の紋切り型とも言えるので安易に真似しないように気をつけるべきかなとは思います。 重複的な言葉*の使い方は意味を聴き取りやすくはっきりさせるための必要上という理由でけっこう使われていると思いますが「漠然として抽象的」は重複というほどではないのではないかと思います。 *例えば漢語などで「茫漠」と連ねるとか、「競馬うま」とか。
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ありがとうございました。
- phobos
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> 「漠然」と「抽象的」と意味は同じでしょうか? 意味が同じ(重なる)部分と、違う部分とがあると思います。 ・同じ部分……指し示す物事の具体的な(実際の)姿がよくわからない、と言う意味 「具体的な姿がわからない」という意味では共通ですが、よく考えるとその理由を示す部分では意味が違ってくると思います。 ・違う部分 ・「漠然」……記述が曖昧だったり細部の情報が不足であるため、大まかな全体像しかわからない ・「抽象的」……記述が抜き出した特徴点だけであるため、具体的な事物のイメージがわからない (添付のイメージ図をご覧下さい。なお原画はフリー素材集から借用) > 「漠然としていて抽象的だ」とはどういう意味でしょうか? > ようは「あいまいだ」と言う意味でしょうか? う~ん、抽象的に特徴をかいつまんで記述しているつもりでも、その説明自体があいまいでさっぱりワケが判らない、とでも言う意味でしょうかね。
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ありがとうございました。
- born1960
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抽象的 には、それを表現する人の意志を感じます。すなわち具体的と対を成すものですね。 しかし、漠然には どうしても逆らえない自然の力を感じますね。人の手ではどうしようもない感じを受けます。漠然の対義語は瞭然だと思います。 あなたの意見はあまりにも抽象的過ぎます とは言っても あなたの意見はあまりにも漠然としている とは言いません。 また 「抽象的な表情」とは言いませんが、「漠然とした表情」は言いますね。 「漠然としていて抽象的だ」 この文を読むと、漠然は原因で抽象的は結果だという気もしますね。 ぼんやりしてわかりにくい もしくは はっきりしなくて具体性に欠ける そういう意味ではないでしょうか。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。