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中世の騎士
中世の騎士はどの程度の家臣団を持っていたのでしょうか?
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騎士というのは、爵位ではなく、資格のようなものと思ってください。 そのため、ほとんど領土を持たない者で、普段は農民と同様に働いている者から、国王に匹敵する貴族までいました。 「金羊毛騎士団」で、騎士として認められるのは、かなりの貴族でないと認めてもらえませんでした。 金羊毛騎士団の筆頭は、ブルゴーニュ公爵で、現在のオランダ、ベルギー、ルクセンブルク、ロレーヌなどを領土としており、イギリスやスベインの国王以上の権勢と軍事力を持っていました。(兵力2万程度といわれています) 一方最低クラスになりますと、騎乗者一人に予備の馬が1頭で従者2人程度の騎士もいました。 このように、騎士と言いましても大小さまざまです。
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- Scull
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貧乏騎士自慢のようですが、十字軍当時の図像に「二人乗りする騎士の図」が残っています。おそらくはテンプル騎士団かヨハネ騎士団員の物と聞いたような気がしますが、これなどはそれこそ「馬も従者も飼えない貧乏騎士」そのものです。 FREELANCER、自由騎士の中にはこれほど困窮した人もいたようですね。相当数の「食いっぱぐれ騎士」がこういった騎士団へ参加したようです。金持ちの騎士には「バラと貴婦人の騎士団(確かそんなような名前)」のようなふざけた騎士団を結成していた物もいたとか・・・。 要は「ピンキリ」って事です。
お礼
騎士が二人乗りですか。馬も従者も賄えない貧乏騎士もいたのですね。 食いっぱぐれた騎士が騎士団に参加していたのですね。 ありがとうございました!
- Willyt
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ヨーロッパ中性の騎士は日本の武士とはかなり違い、世襲ではありません。小さい頃から領主のところで騎士の見習いとして修行を積み、成人したときに騎士としての叙任を受けて一人前の戦士になるのです。彼等は従者を持ってはいましたが家臣団を持つほどの上流階級ではなかったのです。 しかし時代が下ると装備などが自前なので騎士になれる階級はかなり裕福な家柄の子弟ということになりますから、段々世襲化しましたが、それは男爵以下の一番下位の貴族に列せられたにすぎません。 これはドンキホーテはサンチョ・パンサという、戦闘能力のない従者を一人だけ連れて旅に出た姿が騎士の本質をよく表わしていますね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ドンキホーテは騎士の本質を表しているのですね。ドルシネアとか出てくるやつですよね。
お礼
一口に騎士といっても千差万別だったのですね。 日本でいえば、加賀百万石から二百石の旗本までといった感じだったのですね。 ありがとうございました!